投稿者: naochan

  • 「これ、どうしたらいい?」の一言から、五時間が消えた日 ― 69歳とブログの赤い警告

    「これ、どうしたらいい?」の一言から、五時間が消えた日 ― 69歳とブログの赤い警告

    69歳の直ちゃんです。

    朝、ブログにコメントの返信をしようとしたら、画面の上に赤い枠が出ていました。

    「Akismet エラーコード: 10010」

    正直に言います。この数字を見て、私が最初に思ったのは「10010円、請求されるのか?」でした。

    そんなわけはないのですが、69歳の頭というのは、数字を見るとすぐお金に変換する仕組みになっているようです。

    とりあえずジーニー(私が相棒にしているAIです)に、画面のスクショを送って、こう聞きました。

    「これ、どうしたらいい?」

    たった八文字です。まさかこの八文字が、五時間コースの入口だとは思いませんでした。

    ■ 犯人は「無料なのに広告を出していたこと」

    ジーニーの答えは、こうでした。

    「これは故障ではなくて、お金の話です」

    なんでも、Akismet(アキスメット)という、スパムコメントを自動で捨ててくれるプラグインがあるのですが、その無料プランは「広告のないサイト専用」なのだそうです。

    私のブログには、アフィリエイトの広告が入っています。つまりAkismetから見ると、私は「商用サイトのくせに無料プランを使っている人」。

    三年近く、そんなこととは露知らず、ありがたく使わせてもらっていました。

    ■ 三つの道から、まん中を選ぶ

    ジーニーは、道を三つ出してくれました。

    A案、お金を払う。月に千円ちょっと。
    B案、無料の日本製プラグインに乗り換える。
    C案、いったん止めて様子を見る。

    私が選んだのはB案です。

    「Throws SPAM Away」という、名前だけ聞くと妙に強そうなプラグインがありまして、これは日本語が一文字も入っていないコメントを自動で捨ててくれるのだそうです。

    スパムのほとんどは英語か中国語。だからこれだけで、九割方は止まる。しかも無料。

    インストールして有効化。三分で終わりました。

    さて、片付いた。コーヒーでも飲もう。

    ……そう思ったのが甘かったのです。

    ■ 蓋を開けたら、もう一つ入っていた

    Akismetの赤い枠が消えたら、その下から別の警告が顔を出しました。

    「Easy WP SMTP: 最近、メールの送信に失敗しました」

    ここで、私の中の二人が言い争いを始めます。

    見なかったことにするじいさん「今日はもう十分やった。明日でいいだろう」
    気になって眠れないじいさん「いや、お問い合わせフォームからの連絡が届いてなかったらどうする」

    ……後者が勝ちました。だいたいいつも後者が勝つので、私は今日まで生きてきて、ずいぶん遠回りをしています。

    ■ テストメールは届いた。でも黄色い三角が

    ジーニーに言われるまま、テストメールを一通送ってみました。

    届きました。よかった。

    ところが、メールの上に黄色い三角のマークがあって、こう書いてあります。

    「このメールは認証情報のドメインとFromアドレスのドメインが一致していません」

    何を言われているのか、さっぱりでした。

    ジーニーの説明が、ようやく腑に落ちる例えでした。

    「ブログのサーバーから送ったメールなのに、差出人の名前がヤフーのアドレスになっている。ヤフー側から見ると、うちの表札を勝手に使ってるぞ、という状態です」

    なるほど。自分の家から出した手紙に、よその家の表札を貼っていた、と。

    これだと、迷惑メールに振り分けられやすいのだそうです。

    ■ 表札を作りに、レンタルサーバーへ

    ここからが本番でした。

    ブログのドメインのアドレスを一つ作る。ConoHa WINGの管理画面へ行って、info@ではじまるアドレスを新しく作りました。

    ここでちょっと笑ったのが、ジーニーの案内ミスです。

    「設定ファイルをダウンロードしてください」と言われて押したら、出てきたのはiPhone専用のファイルでした。画面の下に、小さい字でこう書いてあります。

    「WindowsやAndroid端末のメールソフトは非対応です」

    ジーニーは即座に「これは私の見立て違いでした」と謝ってきました。潔い。人間だとこうはいきません。私も含めて。

    結局、目当ての情報は、アドレスの名前を左クリックした先にありました。メールサーバーの名前。これを紙に書き写します。

    大事なことは紙に書く。これは何歳になっても変わりません。というより、年を取るほど紙が増えます。

    ■ 入力欄を六つ埋める

    WordPressに戻って、Easy WP SMTPという設定画面を開き、入力欄を上から埋めていきます。

    サーバーの名前。暗号化はSSL。ポートは465。ユーザー名。パスワード。そして、差出人のアドレスをヤフーから、新しく作ったinfo@のほうへ書き換える。

    六か所。手が震えるほどではないですが、一文字でも間違えると動かない世界です。

    保存して、もう一度テストメール。

    届きました。黄色い三角も、消えていました。表札が、自分の家のものになったのです。

    ■ 最後の伏兵、迷惑メールフォルダ

    ところが、そのメールは受信箱ではなく、迷惑メールフォルダに入っていました。

    理由は単純で、info@のアドレスは今日作ったばかりの新品。ヤフーから見れば「初めて見る差出人」です。しかも中身は画像入りの英語のメール。怪しまれて当然でした。

    対処は簡単でした。メールを開いて、画面の上にある「迷惑メールではないと報告」を一回押すだけ。

    これでヤフーに「この人は大丈夫」と教えられます。

    もう一度テストを送ったら、今度はちゃんと受信箱に入っていました。緑のチェックマークと一緒に「おめでとうございます、テストメールが無事送信されました」。

    パソコンの画面に「おめでとうございます」と言われたのは、久しぶりです。

    ■ ついでにDMARCまで

    ここで終わってもよかったのですが、テスト画面に「DMARCが設定されていません」という警告がもう一つ出ていました。

    DMARC。読み方はディーマーク。

    これは「うちのドメインを名乗る偽メールがあったら、こう扱ってください」と、世界中のメールサーバーに向けて出しておく指示書のようなものだそうです。

    設定しておくと、なりすましを防げるうえに、こちらのメールが迷惑メール扱いされにくくなる。

    ConoHaのDNSという画面に、文字列を一行足すだけ。ただしこのDNSという場所、間違えるとブログそのものが表示されなくなることがあるらしく、ジーニーからも念を押されました。

    「既存の十行には一切さわりません。もし途中で変わってしまったら、保存せずに閉じてください」

    一行足して、入力した状態でスクショを送って、ジーニーに一文字ずつ照合してもらってから保存。

    入力した文字の下に赤い波線が出てエラーかと焦りましたが、あれはブラウザが「知らない単語だな」と引いているだけの線でした。まぎらわしい。

    ■ 時計を見たら、十五時半

    朝、コメント欄を開いたのが十時半でした。

    一段落して時計を見たら、十五時半。五時間です。

    やったことを並べると、こうなります。

    スパム対策プラグインの乗り換え。メールアドレスの新規作成。メール送信の設定。ヤフー側の学習。なりすまし対策の宣言。

    「これ、どうしたらいい?」の八文字から、よくもまあ、ここまで伸びたものです。

    ■ 今日いちばんの収穫

    でも、この五時間で一つ、はっきり分かったことがあります。

    管理画面に出てくる横長の帯には、三つの種類がある。

    一つ目は、本物の警告。今日のAkismetやメールの失敗がこれです。放っておくと、本当に困ることになります。

    二つ目は、広告。「使ってくれてありがとう、よかったらレビューを書いてね」というやつ。これは右端の小さな×で消して構いません。

    三つ目は、勧誘。「ベータ版に参加しませんか」といった類い。これも押さなくていい。

    私はこの三つを、全部同じ「なんか出てるな」として、何年も見て見ぬふりをしてきました。

    見分けがつくようになると、ずいぶん気が楽になります。放っておいていいものと、いけないものが分かれるからです。

    ■ おわりに

    正直に白状すると、こういう作業は、私一人ではまず無理でした。

    用語が分からない。どのボタンを押せばいいのか分からない。押した先が正しいのかも分からない。

    でも今日は、迷ったところでスクショを撮って送れば、その画面に合わせて「次の一手」だけを教えてもらえました。だから五時間かかっても、一度も詰まりませんでした。

    分からないことを、分からないまま聞ける。

    69歳がパソコンと付き合っていくうえで、これ以上ありがたい仕組みはないと思っています。

    さて、コーヒーでも飲みます。今度こそ。

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    69歳の直ちゃんです。

    AIの使い方の話、5回目です。

    これまでは、聞いてもらう、作ってもらう、一緒に考えてもらう、清書してもらう、と書いてきました。
    今日は、いちばん地味で、いちばん効くやつです。

    「なんかモヤモヤする」を、そのままAIに聞く。

    ■ 質問できないから、聞けない

    AIを使わない人の理由で、いちばん多いのがこれだと思います。

    「何を聞いたらいいか分からない」
    「うまく質問できない」

    分かります。私もそうでした。
    検索と同じで、キーワードをうまく入れないとダメなんだろう、と思っていたんです。

    でも、違いました。AIには、下手な日本語のまま聞いていいんです。

    ■ 私が3年放置していたモヤモヤ

    具体例を書きます。恥ずかしい話ですが。

    私は家計簿を3年つけています。
    その3年間、ずっと分からないことがありました。

    クレジットカードの明細を開くと、上に「8月ご請求金額」と大きく書いてある。
    なるほど8月か、と家計簿の8月と見比べる。

    ……合わない。

    「あれ?」「なんか違うぞ」「……あ、これ7月分だ」

    これを毎月やっていました。3年間です。

    分かっていないわけじゃないんです。頭では分かっている。
    でも毎回つまずく。この「言葉にしづらいモヤモヤ」が、いちばん厄介なんですよね。

    ■ そのまま聞いてみた

    で、AIのジーニー(私の相棒です)に、こう聞きました。

    「クレジットの1ヶ月遅れが、いまだに分からない」

    これだけです。文章としては、かなり雑です。

    返ってきたのは、こうでした。

    「呼び名がズレているんです。カード会社は払う月で名前を付ける。家計簿は使った日で書く。だから見比べると必ず1か月ズレます」

    ……あ、そういうことか。

    3年モヤモヤしていたものが、2行で片づきました。

    ■ そして、解決策がアナログだった

    もっと驚いたのは、次の一言です。

    「明細を印刷したら、右上に赤ペンで大きく『7月分』と書いてしまいましょう」

    AIに聞いたのに、答えが赤ペン。

    でも、やってみたら効きました。
    紙を見た瞬間に「ああ、7月分ね」で終わる。考える手間がゼロになったんです。
    所要時間3秒。3年間のモヤモヤが、3秒で消えました。

    AIは、ハイテクな答えばかり出すわけじゃないんですね。
    その人に合うのが紙と赤ペンなら、そう答えてくれる。ここは意外と知られていない気がします。

    ■ コピペで使える聞き方

    ―――(ここからコピペ)―――

    うまく説明できないのですが、〇〇のことが、いまだによく分かりません。

    ・こういう場面で、いつもつまずきます:〇〇
    ・自分では、たぶん〇〇ということだと思っているのですが、自信がありません

    質問①:私は何を勘違いしていますか。
    質問②:毎回つまずかずに済む、簡単な方法はありますか。道具を増やさない方法だと助かります。

    ―――(ここまでコピペ)―――

    「うまく説明できないのですが」から始めていいんです。
    むしろ、この一言があるほうが、AIは丁寧に整理してくれます。

    ■ 3つのコツ

    1. 分からないことを、分からないまま書く
    きれいな質問文を作ろうとすると、いつまでも聞けません。
    「なんか変」「いまだに分からない」で送って大丈夫です。

    2. 「毎回つまずく場面」を1つ書く
    これが一番効きます。抽象的な質問より、「明細を開いたとき」のような具体的な場面があると、答えがぐっと的確になります。

    3. 「道具を増やさない方法で」と付け足す
    新しいアプリを入れましょう、と言われても、シニアには荷が重いですからね。
    こう書いておくと、赤ペンのような現実的な答えが返ってきやすいです。

    ■ 覚えられないなら、紙のほうを直せばいい

    年を取ると、「覚えられない自分」を責めがちです。

    でも今回のことで思いました。
    自分の頭を紙に合わせるんじゃなくて、紙を自分に合わせて書き換えればいい。

    そして、その書き換え方を教えてくれる相手が、AIです。
    何度聞いても、嫌な顔ひとつしません。3年放置した質問でも、笑ったりしません。

    同じところで毎回つまずいているもの、ありませんか。
    それ、覚え方の問題じゃないかもしれませんよ。

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    69歳の直ちゃんです。

    昨日、iPhoneの写真を2枚、うっかり消してしまいました。

    パソコンで操作してて、雑記ブログ用にコピーしたデータだとばかり思ってて、写真データを消してたら、アイクラウドの写真を消してました。

    「たしか、30日は戻す方法があったよなぁ・・・」とは思いましたが、すぐに操作方法が思い浮かびませんでしたので、そのままほかっておきました。

    ■ 電車の中でAIに聞いてみた

    翌朝、写真を誤って消したことを思い出したので、電車の中で、ジーニー(AI)に聞いてみました。

    「昨日、誤って消しちゃったiCloudの写真データ2枚を、携帯で復活させる方向を教えて」

    そうしたら、あっさりこう返ってきました。

    「消してから30日以内なら、ほぼ確実に戻せますよ」

    写真アプリには「最近削除した項目」という場所があって、消した写真はそこに30日間だけ置いてある。ゴミ箱に入っているけれど、まだ収集車は来ていない、という状態なんだそうです。

    「そうそう・・・」なんて思いながら、

    ■ ところが、その場所が見つからない

    以前にもやった事はあったので、ジーニーの答えをさらさらさらっと読んで、こんなふうかな・・・

    なんて、触ってましたが、その画面に行きつきません。

    おかしいなぁ・・・なんて思いながら、携帯の画面を、ジーニーの回答の画面に戻して、読んで、

    再度、写真アプリを開いて・・・

    やっぱり、行きつきません。

    パソコンで操作してたなら、パソコンを2画面に分割したり、携帯の画面と、パソコンの画面を見ながら、出来ますので簡単ですが、

    携帯でやってると、ジーニーの回答と写真アプリを、交互に表示して、読んだり、探したりしないといけないので、だんだん、出来ない自分にいらだってくるんです。

    それでも、ジーニーの回答を一つずつつぶして、確認していこうと思ったら、

    画面に表示されている言葉と、ジーニーの回答の言葉が少し違って、少し言葉足らずだったのが理解できました。

    具体的には、回答に、

    「画面の一番下にあるメニューから『アルバム』をタップ」

    私は素直に画面の下を見ました。そこには「ライブラリ」と「コレクション」という2つの言葉しかありません。「アルバム」なんて、どこにもないのです。

    とりあえず適当に押して進んだら「アルバム」という画面には着いたのですが、そこには「最近削除した項目」がない。

    「ないよ?」

    そう返して、画面のスクショを送りました。

    ■ 言い方を変えてもらったら、一発だった

    スクショを見たジーニーは、すぐに正しい道を教えてくれました。

    たしかに私は、一つ手前の画面を通り過ぎていたのです。

    そして無事、2枚の写真は戻ってきました。時間にして5分もかかっていません。電車が駅に着く前に片づきました。

    ただ、私はここで一言だけ言いました。

    「この説明、分かりにくいよ。『下のメニュー』じゃなくて『コレクションをタップ』って教えて。これから聞くときは、つとめて画面に表示されている言葉で教えて。素人なんだから」

    そうしたら、それ以降の説明はぜんぶ「画面に出ている文字」で書いてくれるようになりました。

    「画面の下にある『コレクション』をタップ」

    これなら迷いません。押す文字が、そのまま書いてあるからです。

    ■ 「メニュー」「タブ」が分からない世代です

    考えてみると、パソコンやスマホの説明でつまずくのは、たいてい操作そのものではありません。

    言葉です。

    「メニュー」「タブ」「ツールバー」「アイコン」。

    説明する側は当たり前に使いますが、こちらは「それ、画面のどれ?」というところで止まってしまう。止まったまま10分くらい探して、疲れて、やめる。

    私はこれを何十回もやってきました。

    でもAI相手なら、「その言い方じゃ分からない」と言えます。

    人に何度も聞き直すのは気が引けます。相手の顔色が気になるし、「さっきも言ったよ」と思われるのが怖い。でもAIは、何度言っても嫌な顔をしません。むしろ言えば言うほど、こちらに合わせてくれます。

    今回で言えば、たった一言。

    「表示されている言葉で教えて」

    これだけで、次からの説明が別物になりました。

    ■ 使えるお願いの言葉

    同じように困っている方のために、そのまま使える言い方を置いておきます。コピペして送ってみてください。

    ・「画面に実際に表示されている文字で教えてください。『メニュー』のような言い方だと分かりません」

    ・「専門用語には、かんたんな言いかえを付けてください」

    ・「押すボタンの場所を『右上』『画面の下』のように添えてください」

    ・「一度に1つずつ教えてください。できたら次を聞きます」

    私はこれを「申し送り」と呼んで、AIに覚えてもらっています。一度伝えておけば、次からは言わなくても、その書き方で返ってきます。

    ■ おわりに

    昨日の私は「消えたものは戻らない」とあきらめていました。

    今日の私は、電車の中で5分で取り戻しました。

    違いは、知っていたかどうかだけです。そして知らないことは、聞けば教えてもらえる。分かりにくかったら、分かりにくいと言えばいい。

    69歳、まだまだ知らないことばかりですが、聞ける相手がいるのはありがたいことです。

    写真も無事に戻ってきました。めでたし、めでたし。

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    パソコンの画面に英語が出ると、私は固まります。今日はその話です。

    ■ 12枚目の途中で、突然止まった

    その日、私は相棒のAI(ジーニーと呼んでいます)に、大きな仕事を頼んでいました。

    作った資料の画像を12枚、ブログに1枚ずつ上げてもらう作業です。「01を上げました」「02を上げました」と順調に進んでいく。私は横で見ているだけ。文明の利器とはありがたいものだと、のんきに構えていました。

    かれこれ2時間ほど経った頃でしょうか。画面が、ぴたりと止まりました。

    そして出てきたのが、この一行です。

     You’ve hit your limit · resets 2pm

    英語です。全部英語です。

    ■ まず、悪い方に考えた

    このとき私の頭に浮かんだのは、順番にこうでした。

    「壊したか」
    「変な操作をして、締め出されたか」
    「気づかないうちにお金が足りなくなったか」

    冷や汗が出ました。何しろ2時間かけた作業の途中です。ここまでのものが全部消えたらどうしよう、と。

    ところが、落ち着いて調べてみたら、ぜんぜん違いました。

    ■ 意味は「今日の分を使い切りました」

    この英語が言っているのは、こういうことでした。

    「あなたが今の時間帯に使える分を、使い切りました。午後2時になったら、また使えるようになります」

    つまり、故障でも、締め出しでもない。回転寿司でいえば「ただいまネタを補充中です」の札が出ただけ。しばらくすれば、また流れてきます。

    書いてある時刻(私の場合は午後2時)になれば、勝手に元どおりです。この時刻は人によって違います。自分が使い始めた時間から数えるので、隣の人が同じ時刻とは限りません。だから、表示された時刻をよく見ることが大事でした。

    そして何より大事なこと。**書いたものも、作ったものも、消えていません。**私が青くなる必要は、まったくなかったのです。

    ■ どうすればいいか、道は二つ

    ひとつめは、待つ。

    これが基本です。お茶でも飲んで、表示された時刻を過ぎたら戻ってくればいい。お金もかかりません。

    ふたつめは、プランを上げる。

    月々の料金を上げると、使える量が増えます。私はその日どうしても続きをやりたかったので、こちらを選びました。

    ただし、料金や中身はときどき変わるので、ここに金額は書きません。気になる方は公式の案内で確かめてください。それに、上のプランが必要になるのは、私のように何時間も連続で重い作業を頼んだときだけです。普通におしゃべりしたり、文章を書いてもらったりする分には、まず出会わない画面だと思います。

    ■ 落とし穴:プランを上げても、作業は再開しない

    ここが今回いちばんの学びでした。

    私はプランを上げれば、止まったところから作業が続くものだと思っていました。ところが、続かないのです。

    上限に達した時点で、その会話は途切れています。プランを上げても、途切れた会話が勝手に動き出すわけではない。しばらく画面を眺めて「あれ、動かないぞ」と、また不安になりました。

    正解は、新しい会話を始めて「続きをお願いします」と伝えることでした。

    それだけで、ジーニーは前の話を引き継いで、ちゃんと続きから始めてくれました。人間でいえば、席を移って「さっきの続きなんだけど」と声をかけるようなものですね。

    ■ おわりに

    英語の警告が出ると、私はいまだにドキッとします。たぶんこれは死ぬまで直りません。

    でも今回のことで、ひとつ覚えました。たいていの場合、壊れてはいない。

    止まったときに大事なのは、慌てて何度も押すことでも、電源を切ることでもなく、出ている文字をよく見ること。分からなければ、その画面を写真に撮って聞けばいい。私はそうやって、今回も5分で解決しました。

    69歳、英語は読めないままですが、「読めないなら聞く」という手だけは覚えました。

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    69歳の直ちゃんです。

    3日ほど前から、YouTubeに広告が入るようになりました。

    私はYouTubeプレミアムに入っています。広告が出ないから入っているのに、動画を開くたびに知らない人が化粧品を紹介してくる。しかも途中でもう一回出てくる。

    これはおかしい。

    ■ とりあえず自分以外を疑う

    まず疑ったのはWi-Fiでした。理由はありません。何かあったらとりあえずWi-Fiのせいにするのが、この歳になってからの私の癖です。

    次に疑ったのは、YouTube側の不具合。「みんな出てるんじゃないの」と思って調べようとしましたが、調べ方が分からなくて3分で諦めました。

    その次に疑ったのは、詐欺です。私のアカウントが誰かに乗っ取られて、勝手に解約されたのではないか。まさか。しかし世の中物騒である。

    最後に疑ったのは、自分の記憶でした。もしかして私、酔っ払って解約ボタンを押したのでは。

    ……ここまで来て、ようやくジーニーに聞きました。

    ■ 答えは1行で終わった

    「YouTubeプレミアムの年間プランは、そもそも自動更新されない仕組みです」

    ……はい。

    月額プランは、解約しない限り勝手に続きます。ところが年間プランだけは「1年分を先に払っておく」という前払い方式で、その1年が終わったら、そこでおしまい。自動では延長されない。

    つまり、私のプレミアムは1年きっちり働いて、静かに退職していたのです。

    犯人はWi-Fiでも詐欺師でもなく、1年前に「年間プランのほうが安いじゃないか」と喜んでいた私でした。

    ■ 更新は3分で終わりました

    やることは簡単で、もう一度買い直すだけです。

    パソコンでYouTubeを開いて、画面の右上にある自分のアイコンを左クリック。出てきたメニューの「購入とメンバーシップ」を左クリックすると、今の状態が出てきます。私の場合はここで、はっきり「終了しました」と書いてありました。

    あとはもう一度年間プランを選んで支払うだけ。3分後には、化粧品の人はいなくなっていました。

    ひとつだけコツがあって、これはジーニーに教わったのですが、iPhoneのYouTubeアプリからだと月額プランしか出てこないことが多いそうです。私も最初スマホでやろうとして、年間プランが見当たらなくて首をかしげました。更新はパソコンからが確実です。

    それから、年間プランは期限が来る前でも前払いで延ばせて、最大2年分までまとめて払えるとのこと。切れる前に手を打てるわけです。

    ■ 来年の私への申し送り

    今回いちばん腹が立ったのは、去年もたぶん同じことをやっているような気がすることです。

    去年も「なんか広告出るな」と思った記憶がうっすらある。その時どうやって解決したのかは、まったく覚えていない。

    なので今回は、スマホのカレンダーに1年後の予定を入れました。

    「YouTube年間プラン更新」

    以前、大会のエントリー開始を逃さないようにGoogleアラートを仕込んだ話を書きましたが、あれと同じです。覚えておこうとするから忘れる。忘れる前提で、機械に見張らせておく。

    69歳になって分かったのは、記憶力を鍛えるより、メモの置き場所を決めるほうが早いということでした。

    ■ おわりに

    今回のことで思ったのは、「壊れた」と思ったものが、実は最初からそういう仕様だった、というのは案外多いということです。

    しかも今回の仕様、よく考えると親切なんですよね。1年ごとに「まだ続けますか?」と、いったん立ち止まらせてくれている。勝手に引き落とされ続けるサブスクが多い中で、これはむしろ良心的です。

    そう思うことにしました。広告は3日間見ましたが。

    分からないことがあったら、Wi-Fiを疑う前に、AIに聞く。これが今回の教訓です。3分で済みました。

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    69歳、リンク1本貼るのに3回迷子になった ― 蛇行運転のススメ

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    69歳の直ちゃんです。

    先日、ブログの記事にレンタルサーバーの紹介リンクを1本貼りました。作業時間、のべ小一時間。まっすぐ走れば5分の道のりを、私は見事に蛇行しました。

    今日はその蛇行の記録です。「アフィリエイトって難しそう」と思っている方にこそ読んでほしい。難しくはないのです。ただ、曲がり角が多いだけで。

    ■ 蛇行その一:自信満々のメモが、間違っていた

    私は覚えが悪いのを自覚しているので、作業のたびにスクリーンショット入りの手順メモを自作しています。赤枠と矢印つきの力作です。今回も事前にメモを作り、相棒のAI(ジーニー)に見せたところ——

    「押すボタン、それじゃないです」

    私が赤枠で囲んでいたのは「リンク先URLをコピー」という、SNSに投稿するとき用のボタン。正解はその左隣にある「素材をコピー」でした。緑のボタンが2つ並んでいて、私は右を選んでいたのです。

    メモは便利ですが、間違ったメモは間違いを保存します。アンチョコは、作ったら一度誰かに見てもらう。これが教訓その一です。

    ■ 蛇行その二:道具の選び間違い

    次に私は、WordPressの鎖のマークのボタンでリンクを貼ろうとしました。リンクを貼るのだから鎖のマークだろう、という素直な発想です。

    ところがこれも違いました。鎖のマークは、文章の中の言葉にリンクを付けるための道具。広告のコードを貼るのは「カスタムHTML」という別のブロックなのだそうです。呪文はいつもの「/html」。

    世の中には「リンクを貼る」が2種類あったのですね。文章に貼るなら鎖、コードを貼るならカスタムHTML。教訓その二です。

    ■ 蛇行その三:「自由テキスト」という謎のリンクが誕生

    コピーして、カスタムHTMLに貼り付けて、プレビューを見ると——記事の文末に「自由テキスト」というリンクが鎮座していました。

    なんだこの謎の4文字は。

    実はこれ、「リンクの文言はご自由に書き換えて使ってください」という意味の素材名が、そのまま表示されていたのです。つまり、書き換えるのは私の仕事だった。

    案内板に「ここに店名を書く」と書いたまま開店したお店みたいなものです。

    ■ 蛇行その四:書き換えたら、カッコが片方残った

    では書き換えよう、とHTMLの中の文字を打ち替えたところ、出来上がったリンクはこうなりました。

    「私が借りている「マンションの部屋」はこちら)」

    ……頭の「ConoHa WING(」が消えて、お尻の「)」だけがポツンと残っている。置き換える範囲が、微妙にズレていたのです。片方だけ残った閉じカッコの、所在なげなこと。

    ここでジーニーに教わった技が「選んでから貼る」。

    直したいところを、マウスでなぞって範囲ごと選んでから、正しい文字を貼り付ける。そうすると、選んだ範囲がそっくり入れ替わるので、消し忘れが出ないのです。

    カーソルを置いてBackspaceで1文字ずつ消していくと、どこまで消したか分からなくなる。でも「なぞって選ぶ」なら、消す範囲が目で見えている。地味ですが、これは一生モノの技だと思いました。教訓その三です。

    ■ それでも、ゴールには着いた

    かくして蛇行すること3回、いや4回。それでもリンクはちゃんと貼れて、広告の管理会社への報告まで済みました。

    そして副産物がひとつ。私の手順メモは、間違いを直すたびに育ちました。いまや「素材のコピーから文言の書き換えまで」を網羅した完全版です。先日この手順書のことを記事に書きましたが、あの1枚は、この蛇行運転の産物なのです。

    思えば、まっすぐ走れた作業からは、メモに書くことが生まれません。蛇行した分だけ、メモは厚くなる。

    69歳の学びは蛇行運転で、それでいいのだと思います。目的地に着きさえすれば、走った道はぜんぶ経験です。

    同じように蛇行しながらでも、アフィリエイトは始められます。私の入り口はここでした。

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  • 69歳、iPhoneの写真整理のしかたをAIに聞いてみました

    69歳、iPhoneの写真整理のしかたをAIに聞いてみました

    69歳の直ちゃんです。

    今日は、iPhoneの写真整理の話です。

    私はずっと、自己流でやってきました。それがいいのか悪いのか、誰にも聞いたことがありません。今回、思い切ってジーニー(私のAIの相棒です)に聞いてみたら、やり方そのものは合っていて、直すところは2つだけでした。

    その2つが、けっこう効きました。

    ■ 私のやり方は「iPhoneは一時置き」

    前のiPhoneは、ストレージ(写真をしまっておける量)が少なかったんです。すぐ「いっぱいです」と怒られる。

    それで、こういうやり方になりました。

    ・撮った写真は、しばらくiPhoneに置いておく
    ・たまってきたら、日付をつけて外付けハードディスクにコピーする
    ・コピーが済んだら、iPhoneから消す

    つまり、iPhoneは駅のコインロッカーで、本当の家は外付けハードディスク。そういう考え方です。

    これはこれで、うまくいっていました。ひとつを除いては。

    ■ 「いつからコピーしてないっけ?」

    これです。

    外付けを開いて、フォルダを眺めて、「えーと、これは去年の……いや、一昨年か?」となる。しょっちゅうです。

    心の中では、こう言っています。

    「まあ、たぶん大丈夫だろう」(めんどくさがりじいさん)
    「大丈夫って何が。飛んだらどうする」(心配性じいさん)

    だいたい、めんどくさがりじいさんが勝ちます。そして半年後にまた同じことを言っています。

    ■ 直したところ① フォルダ名を「年月」にする

    ジーニーの答えは、あっけないものでした。

    外付けの一番上のフォルダを、年月で切る。

     2026-06
     2026-07
     2026-08

    これだけです。

    こうしておくと、一番新しいフォルダの名前が、そのまま「ここまでコピー済み」の印になる。外付けをパカッと開いた瞬間に分かります。

    メモも、記録も、カレンダーへの書き込みも要りません。フォルダが勝手に教えてくれる。

    「それだけ?」と思いましたが、私が半年に一度モヤモヤしていたことが、これで消えるわけです。

    ■ 直したところ② 「7」ではなく「07」と書く

    ここは私が間違えていたところです。

    私は「2026-7-19」と書いていました。ジーニーいわく、ゼロを付けて「2026-07-19」にしてくださいと。

    理由は、パソコンが並べたときの順番です。ゼロがないと、7月が10月より後ろに行ってしまったりして、順番がぐちゃぐちゃになる。ゼロを付けておけば、いつでもきれいに日付順に並ぶ。

    こういうの、誰も教えてくれないんですよね。20年くらい知りませんでした。

    ■ その下の階層は「できごと」で分ける

    月のフォルダの中は、こうしました。

     2026-07
      ├ 2026-07-19 館山オープンウォーター大会
      ├ 2026-07-25 友だちと食事会
      └ その他

    日付から始まるフォルダは数字なので上に並び、「その他」はひらがななので自動で一番下に来ます。よくできています。

    ここでのコツは、フォルダ名に「言葉」を入れることです。

    「館山」「オープンウォーター」と書いておくと、あとでパソコンの検索窓に「館山」と打つだけで、そのフォルダが出てくる。ブログを書いていると「あのときの写真、どこだっけ」が本当に多いので、これがいちばん効きます。

    人の名前、場所の名前は、惜しまず入れる。これが将来の自分への手紙になります。

    そして、迷ったら全部「その他」でいい。分類に凝りだすと手が止まるので、私は1か月に2つか3つまでと決めました。

    ■ いちばん大事だったこと ― iCloudは「バックアップ」ではない

    これは、聞いてよかったと思った話です。

    私はiCloudを使っています。iPhoneで撮った写真が、パソコンでも見られる。便利です。

    ずっと「これがバックアップだ」と思っていました。

    違いました。

    iCloudは、バックアップ(控え)ではなく、鏡だそうです。同じものを映しているだけ。だから、iPhoneで写真を消すと、鏡に映っていたパソコン側の写真も、一緒に消える。

    ……危なかった。

    「iPhoneが軽くなるから消しちゃえ」を、私はこれまで何度もやっています。よく無事だったなと思います。

    なので、順番はこうです。

     1.外付けハードディスクにコピーする
     2.外付けを開いて、写真がちゃんと映ることを目で確かめる
     3.そのあとで、iPhoneから消す

    この順番だけは崩さない。本当の家は、外付けハードディスクのほうです。

    ちなみに、iPhoneで削除しても「最近削除した項目」に30日間残るので、すぐには容量が空きません。急いで軽くしたいときは、そこも空にする必要があります。

    ■ おまけ ― 似た写真をまとめてくれる機能

    「同じような写真が何枚もあるのを、教えてくれる機能がなかったっけ?」と聞いたら、ありました。

    写真アプリを開いて、一番下までスクロールすると「ユーティリティ」という見出しがあって、その中に「重複項目」。

    ほぼ同じ写真を勝手に見つけて、「この2枚、同じですよね」と並べてくれます。「結合」を押すと、いちばんきれいな1枚だけ残して、あとは削除に回してくれる。右上の「選択」から「すべてを結合」もできます。

    やってみたら、けっこうな数が片付きました。

    外付けにコピーする前にこれをやると、コピーする枚数そのものが減るので、あとの作業が楽になります。

    ■ むすび

    やっていること自体は、10年前と変わりません。撮って、コピーして、消す。それだけです。

    変わったのは、「いつまでやったか」が分かるようになったこと。たったそれだけのことに、私は何年もモヤモヤしていました。

    自己流でやっていることを、一度誰かに聞いてみる。相手がAIなら、恥ずかしくもないし、何度でも聞き直せます。

    今日、帰ったらさっそくフォルダの名前を変えます。心配性じいさんも、今日はご機嫌です。

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  • 69歳、QRコードは作れたのに「行き先」が違っていた

    69歳、QRコードは作れたのに「行き先」が違っていた

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    69歳の直ちゃんです。

    ■ 友だちに「ブログ書いてるんだ」と言いたかった

    友だちに会うたびに、こう言いたい場面があります。

    「実はね、AIのことを初心者向けに書いているブログがあるんだ」

    でも口で言っても、たいてい伝わりません。「へえ」で終わってしまう。
    それなら、スマホでピッと読み取ってもらえるQRコードを作ればいいじゃないか。そう思って、AI(私はジーニーと呼んでいます)に頼んでみました。

    「このページに飛ぶQRコードって作れる?」

    そう言って、私は自分のブログ名で検索したスマホの画面を見せました。

    ■ 出てきたのは、立派な「玄関の鍵」だった

    ジーニーはすぐにQRコードを作ってくれました。
    それも2種類。ブログ名とURLを入れた名刺みたいなカード版と、QRだけのシンプル版。金色の枠まで付いていて、なかなか立派です。

    ところが、飛び先はブログのトップページでした。

    ここで私は「うーん」と唸ってしまいました。
    私のブログのトップページは、いま「元自衛官のAI書類整理室」という別のサービスの案内ページになっているのです。つまり、玄関だけ。せっかく友だちがピッと読み取っても、今まで書いてきた記事の山までは たどり着けません。

    見せたかったのは玄関ではなく、「こんなに書いてきたんだよ」という記事の一覧の方だったんです。

    ■ 「そうじゃないんだ」と言い直してみた

    昔の私なら、ここで黙って諦めていたと思います。
    「まあ、こんなものか」と受け取って、使わないままフォルダに眠らせる。相手が人間でもAIでも、聞き直すのは気が引けるものです。

    でも今回は、こう打ち込みました。

    「ホームページに飛ぶQRコードじゃなくて、この検索画面だよ。そうすれば、私がいくつもブログを書いているのがわかるからだよ」

    そして、こう付け足しました。

    「できないならできないと教えて」

    返ってきた答えは、あっさり「できるよ」でした。
    検索結果のページにもQRコードは飛ばせるのだそうです。しかも2種類。ひとつは私が見ていたのと同じ検索結果、もうひとつは「site:」という指定を付けて、私のブログの中の記事だけがずらりと並ぶ検索結果。

    ものの1分でした。最初から そう言えばよかったのです。

    ■ 私の反省 ―「何を」より「なぜ」を先に言う

    今回わかったのは、AIに頼むときのコツです。

    最初の私は「このページに飛ぶQRコードを作って」と、やってほしい作業だけを伝えました。
    でも本当に伝えるべきだったのは、その手前でした。

    「友だちに、たくさん記事を書いていることを見せたいんだ」

    この一言があれば、ジーニーは「なら玄関じゃなくて記事一覧ですね」と最初から気づけたはずです。
    AIは賢いけれど、私の頭の中は見えていません。目的を言わずに手段だけ頼むと、立派なのに使えないものが出てくる。これは人間に頼みごとをするときと、まったく同じでした。

    そして もうひとつ。
    「違う」と言い直すのは、失礼ではないということ。むしろ言い直したほうが、お互いに早い。

    ■ ジーニーが正直に教えてくれた「弱点」

    うれしかったのは、ジーニーがちゃんと注意点も添えてくれたことです。

    検索結果のページは、Googleの都合で並び順や件数が変わることがある。広告が上に出ることもある。つまり、私が中身をコントロールできない場所なのです。

    だからジーニーの提案はこうでした。

    「記事いちらんのページを作って、そこに飛ばすのが いちばん確実ですよ」

    そうすれば、そのページのQRコードを1枚渡すだけで済む。
    なるほど、それが本当の正解です。宿題が、ひとつ増えました。

    ■ その後 ― 行き先は「記事いちらん」に引っ越しました

    この記事を書いたあと、宿題をちゃんと片付けました。

    自分のブログに「記事いちらん」というページを作ったのです。今まで書いた記事が、新しい順にずらりと並ぶページ。おまけにタイトルとアイキャッチ画像、それに本文のさわりまで出るようにしました。

    そしてQRコードの行き先も、検索結果からこのページに引っ越しました。

    読み取ると、いきなり記事の一覧。友だちに渡すには、これがいちばん分かりやすい形です。スマホで実際に読み取ってみて、ちゃんと開くことも確かめました。

    回り道はしましたが、おかげで「なぜ検索結果ではダメなのか」が身にしみて分かりました。最初から正解を渡されていたら、たぶん納得していなかったと思います。

    ■ おわりに

    QRコード1枚で、こんなに考えることがあるとは思いませんでした。

    69歳の私がAIと付き合うようになって覚えたのは、難しい操作ではありません。
    「なぜそれが欲しいのか」を、自分の言葉で言うこと。
    そして違ったら、遠慮なく「そうじゃないんだ」と言い直すこと。

    たったこれだけで、AIは急に頼れる相棒になります。

    こういうことを一つずつ覚えながら、私もブログで広告を試すところまで来ました。私の入り口はここでした。

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  • 69歳、自分から自分に郵便が届いた ― ブログのコメント欄、初めての大掃除

    69歳、自分から自分に郵便が届いた ― ブログのコメント欄、初めての大掃除

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    69歳の直ちゃんです。

    ある日、メールの受信箱にこんな件名が届きました。

    「モデレートしてください」

    モデレート。何をどうしろというのでしょう。中を開くと、私のブログ記事のタイトルと、「承認する」「ゴミ箱に移動する」「スパムとしてマークする」という3つのリンクが並んでいます。押していいものか、押してはいけないものか。手が止まりました。

    結論から言うと、慌てる必要は一切ありませんでした。しかも調べてみたら、送り主は私自身。今日はその顛末と、69歳が初めてコメント欄を大掃除した記録です。

    ■ まず、メールのリンクは押さない

    手が止まったのは、実は正解だったようです。相棒のAI(ジーニー)に見せたら、まずこう言われました。

    「メールの中のリンクは押さず、いつも通り自分でブログの管理画面から入ってください」

    この手の「承認してください」メールは、偽物が多いのだそうです。本物そっくりの見た目で送ってきて、押した先で偽のログイン画面を出す。私は幸い本物のメールでしたが、見た目で本物か偽物かを見分けるのは至難の業です。

    だから覚え方はシンプルにこう。メールから入らず、正面玄関から入る。これはパスワードの話でも出てきた考え方で、ネットの世界の護身術の基本だと思いました。案内状が来ても、玄関の鍵は自分で開ける。

    ■ 正体は「自分から自分への郵便」だった

    管理画面の「コメント」を開くと、承認待ちが5件。ドキッとしましたが、中を見て笑ってしまいました。

    そのうち3件は、私のブログから私のブログへの通知だったのです。

    ブログには「記事がどこかからリンクされると、リンクされた側に通知が届く」という仕組みがあります(ピンバックというそうです)。私は最近、記事の文末に「あわせて読みたい」で自分の別記事を紹介するようになりました。つまり自分の記事が自分の記事にリンクした。その結果、私から私へ「リンクされましたよ、承認しますか?」というお知らせが届いていたわけです。

    一人で手紙を書いて、一人で受け取って、一人で「承認しますか」と悩んでいた。左手が右手に挨拶しているような話です。

    見分けるヒントも教わりました。3件とも送信元の番号(IPアドレス)が同じで、それは私が借りているサーバーの番号。つまり差出人は自分。名探偵になった気分でした。

    ■ 残る2件は、海外からの営業だった

    問題は残りの2件。どちらも英語のコメントで、内容はこんな具合です。

    一つは「あなたのサイトは見た目はいいが検索で上位に出ていない。私が直せる。料金表を送りましょうか?」。もう一つは「宣伝動画を作ります。30秒195ドルから」。

    丁寧な英語ですが、これは世界中のブログに自動でばら撒かれている営業コメントだそうです。私のブログを読んで書いてくれたわけではない。ちょっと期待してしまった自分が恥ずかしい。「初めて海外から反応が来た」と一瞬うれしくなったのは、内緒です。

    対応は、返信しない・リンクを押さない・スパム箱に入れる。以上。冷たいようですが、相手も機械ですから遠慮は不要なのでした。

    ■ 大掃除は、まとめてやれる

    片付け方は、思ったより簡単でした。

    コメントの左端の四角にチェックを入れて、画面左上の「一括操作」から処理を選び、「適用」を押す。英語の2件は「スパムとしてマーク」、自分宛ての3件は「ゴミ箱へ移動」。それぞれ一発で片付きました。1件ずつ相手をしなくていいのです。

    そして予防策も一つ。「設定」の中の「ディスカッション」という画面で、「他のブログからの通知を受け付ける」のチェックを外す。これで自分宛ての郵便は来なくなります。

    ただし注意書きが小さく添えられていました。「この変更は、新しい投稿にのみ適用されます」。つまり、これまでに公開した記事からは、まだ通知が来る可能性がある。来たら慌てず、古い記事の分だなと思ってゴミ箱へ。設定変更というのは、過去には遡らないものなのですね。

    ■ むすび:驚かずに、まず正体を確かめる

    振り返ると、今回私がやったことで一番良かったのは「押す前に聞いた」ことでした。3つのリンクのどれかを勘で押していたら、たぶん今も何が起きたか分かっていません。

    見慣れない通知が来たら、驚くより先に正体を確かめる。正体が分かれば、たいていのものは怖くない。今回の5通も、正体は「自分の手紙3通」と「機械の営業2通」でした。

    ブログを続けていると、書くこと以外の仕事も少しずつ増えてきます。でもそれは、家を持てば掃除も増えるのと同じこと。掃除の仕方を一つ覚えました。

    こういうことを一つずつ覚えながら、69歳でもブログは続けられます。私の入り口はここでした。

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  • 69歳、スマホのGoogleに「点々アイコン」が無くて迷子になった話

    69歳、スマホのGoogleに「点々アイコン」が無くて迷子になった話

    69歳の直ちゃんです。

    パソコンではすっかり慣れた道順が、スマホだとまったく通じなかった。今日はそんな迷子の話です。

    ■ パソコンなら、あの「点々」を押せばいいのに

    私はブログの下書きや資料を、Googleドライブに置いています。
    パソコンで開くときは、いつも決まった道順です。

    Googleの画面の右上に、小さな点が9つ並んだアイコンがある。
    そこを押すと、ドライブやらカレンダーやら、Googleのアイコンがずらっと出てくる。
    その中から「ドライブ」を選ぶ。それだけ。

    体が覚えているので、何も考えずに指が動きます。

    ■ ところが、スマホだと出てこない

    その日は外にいて、スマホからドライブを開こうとしました。
    iPhoneのGoogleアプリを立ち上げて、右上を見る。

    ……無い。

    あの点々アイコンが、どこにも無いのです。
    上を見ても、下を見ても、それらしいものが見当たらない。

    画面をあちこち押してみましたが、出てくるのは検索結果ばかり。
    「あれ、私、何か消してしまったかな」と、少し不安にすらなりました。

    こういうとき、以前の私なら10分でも15分でも画面とにらめっこして、
    最後には「もういいや」と諦めていたと思います。

    ■ AIに画面を見せて聞いてみた

    今は、そこで諦めません。
    スマホの画面をそのまま写真に撮って、AI(私はジーニーと呼んでいます)に送って聞くのです。

    「この画面から、Googleドライブにはどう行くの?」

    返ってきた答えは、拍子抜けするほど単純なものでした。

    「iPhoneのGoogleアプリには、その点々アイコンは無いんですよ」

    無い。

    探しても見つからないはずです。最初から無いのですから。

    私はてっきり、自分の押し方が悪いのだと思っていました。
    でも、そもそも存在しないものを探していたわけです。
    これが分かっただけで、肩の力がすっと抜けました。

    ■ かんたんな行き方

    では、どうやって行くのか。
    教わった方法は、こうでした。

    画面の真ん中あたりにある、横長の検索窓。
    「Google で検索または URL を入力」と薄い字で書かれている、あのグレーのバーです。

    そこを押して、

      drive.google.com

    と打ち込む。そしてキーボードの「開く」を押す。

    それだけで、ドライブが開きました。
    いつものフォルダが、ちゃんとそこに並んでいました。

    検索窓は「調べもの用の窓」だとばかり思っていましたが、
    住所を打ち込む窓でもあったのですね。
    そう言われてみれば「検索または URL を入力」と、ちゃんと書いてあります。

    書いてあることを、私は読んでいなかったわけです。

    ■ もっと楽にしたいなら

    毎回この文字を打つのは、正直めんどうです。
    なので、専用の「Googleドライブ」アプリをスマホに入れておく手もあると教わりました。

    そうすれば、ホーム画面のアイコンを一回押すだけ。
    パソコンで慣れた感覚に、ぐっと近くなります。

    ■ 今日の学び

    パソコンとスマホは、同じGoogleでも作りが違う。

    これは頭では分かっているつもりでした。
    でも実際につまずいてみると、「同じはずなのに」という思い込みの強さに驚きます。

    そして、いちばん大事なこと。

    分からないときは、画面の写真を撮って聞けばいい。
    言葉で説明できなくても、写真なら一発で伝わります。
    「上の四角いやつが……」と苦しい説明をしなくていいのです。

    69歳、まだまだ知らないことだらけですが、
    聞き方さえ覚えてしまえば、迷子の時間はずいぶん短くなりました。

    同じところで止まっている方が、きっといると思います。
    点々アイコンは、スマホには無いですからね。

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