投稿者: naochan

  • 69歳、「いつかやらなきゃ」をAIと片づけたら、遊びが楽しくなりました

    69歳、「いつかやらなきゃ」をAIと片づけたら、遊びが楽しくなりました

    69歳の直ちゃんです。

    今日は、AIの操作の話ではなく、AIとの付き合い方の話です。

    先日、何日もかかっていた面倒な作業を、ようやく終わらせました。
    自分の契約や口座を全部書き出して、1枚の表にまとめる作業です。

    そしてその夜、行きつけの店でご飯を食べたら、いつもよりうまかったんです。

    店も料理も同じ。違ったのは、背中に宿題を背負っていなかったことだけ。

    このとき気づきました。

    面倒な作業を片づける本当の理由は、将来のためじゃない。今の自分が軽くなるためだ。

    ■ 「いつかやらなきゃ」は、じわじわ効く

    シニアになると、こういう宿題が溜まってきます。

    ・写真の整理
    ・使っていない口座の解約
    ・パスワードの整理
    ・古いパソコンやCDの処分
    ・もしものときの備え

    どれも「いつかやらなきゃ」と思いながら、何年も置いてある。

    厄介なのは、置いてあるだけで少しずつ消耗することなんですね。
    店で飲んでいても、テレビを見ていても、頭のどこかで「あれ、まだだな」とちらつく。

    私は何年もそれをやっていました。

    ■ なぜ、AIがあると終わるのか

    ではなぜ、今回は終わったのか。

    理由ははっきりしています。止まらなくなったからです。

    こういう作業が終わらないのは、意志が弱いからじゃないんです。
    途中で必ず「分からない画面」が出るからなんですね。

    ・請求の画面を開いたら0円だった。なぜ?
    ・契約の期限がどこに書いてあるか分からない
    ・このボタンを押していいのか分からない

    ここで止まって、「まあ今度でいいか」と閉じる。これの繰り返しでした。

    AIに聞くようになってから、ここで止まらなくなりました。
    スクリーンショットを撮って送れば、2秒で「これはこういう画面です」と返ってくる。
    だから次に進める。

    AIは、作業を代わりにやってくれるわけじゃありません。
    止まったところから先に進ませてくれるだけです。

    でも、終わらない作業の原因は、たいてい「止まること」のほうなんですよね。

    ■ 使い方は、たったこれだけ

    ―――(ここからコピペ)―――

    〇〇の整理をしたいのですが、何年も手をつけられずにいます。

    ・今の状態:〇〇(例:口座が何個あるかも分かっていない)
    ・困っていること:〇〇

    質問①:まず何から手をつければいいですか。
    質問②:全部やらなくていいものがあれば、正直に教えてください。

    途中で分からない画面が出たら、スクリーンショットを送りますので、そのつど教えてください。

    ―――(ここまでコピペ)―――

    質問②を入れるのがコツです。

    私が以前これを聞いたとき、抱えていた宿題7つのうち、
    「ほとんどやらなくていいことです」と言われて減らされました。
    片づけるより先に、捨てていい宿題を捨てる。これが一番効きます。

    ■ 3つのコツ

    1. 一度に終わらせようとしない
    私は何日もかけました。1日で埋まったのは表の空欄が十いくつ、という日もあります。それでいいんです。

    2. 分からない画面が出たら、すぐ撮って送る
    自分で調べようとすると、そこで一日が終わります。撮って送れば2秒です。

    3. 終わったら、必ず遊びに行く
    これが大事。片づけた効果は、遊んでいるときに出ますから。確かめに行ってください。

    ■ 片づけるのは、遊ぶためです

    「将来のために」「家族のために」と思ってやると、なかなか手が動きません。
    先の話ですし、正直あまり楽しくない。

    でも「片づけたら、今夜の酒がうまくなる」なら、話は別でしょう。

    実際そうでした。同じ店、同じ料理で、味が変わったんですから。

    何年も置いてある宿題、ひとつでいいので片づけてみてください。
    そして、その日の夜に出かけてみてください。

    たぶん、いつもより楽しいですよ。

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  • 税金のことは何も知りませんでした ― それでも青色申告を出せた話

    税金のことは何も知りませんでした ― それでも青色申告を出せた話

    69歳の直ちゃんです。

    今日は、はじめての確定申告の話です。結論から言うと、申告ソフトを契約してから提出まで、9か月かかりました。

    ■ なぜ、確定申告をしようと思ったか

    私はブログを事業として登録しました。事業として届け出をすると、確定申告が必要になります。

    税金のことを、少しは自分でコントロールしたかったのです。給料と年金で暮らしていると、税金は「引かれるもの」でしかありません。そこに自分で手を入れられる余地があるなら、知っておきたいと思いました。

    ただし、税務の知識はゼロです。いちばん苦手な分野です。おまけにパソコンも得意ではありません。

    自信があったのは、コツコツやることだけでした。

    ■ ソフト選びで、いちばん重視したこと

    まず、申告ソフトを選びます。私は「やよいの青色申告(クラウド)」にしました。

    決め手は、電話サポートがあることでした。

    実は以前、別のソフトを試して、使いこなせずに解約した経験があります。だから今回は「自分に合いそうか」ではなく、「途中で行き詰まっても、最後まで連れて行ってもらえるか」で選びました。

    これは正解でした。後で本当に命綱になります。

    ■ 半年間、ひとりで迷子

    6月に契約して、自分なりに触り始めました。

    そこから11月まで。入力はするのですが、何が正しいのか分からない。正しいかどうかが分からないから、進んでいるのかどうかも分からない。

    メールで質問もしてみました。でも噛み合わないのです。

    ここで気づいたことがあります。**「何が分からないか」を説明できないと、質問そのものが成立しない。**私は「何かが違う気がする」としか言えなかった。これでは答えようがありません。

    半年、ほぼ足踏みでした。

    ■ 12月、覚悟を決めて電話をかけた

    12月の中旬。「このままでは3月15日に間に合わない」と、さすがに覚悟を決めました。

    電話サポートに、かけたのです。

    これが転機でした。画面を見てもらいながら話すと、5分で片付く。メールで往復していた1週間は何だったのか、と思いました。

    そこから毎日2〜3時間。受話器を握りしめながら入力です。宿題をもらって、次の日にまた電話。それを1週間ほど繰り返しました。

    年末に相手がお休みに入って中断し、年明けは仕事に追われ、その後は旅行にも出かけて、また止まります。再開できたのは2月の中旬でした。

    ■ ゴール寸前、最後の山がふたつ

    やっとのことで、電子申告で送信。はじめての確定申告、完了です。

    ところが、そこで終わりませんでした。

    ひとつめ。「なぜ納めるの?」

    事業の方は赤字だったのに、納める税金が出たのです。なぜだ、と。

    これはAIに何度も聞いて、ようやく腹に落ちました。事業が赤字でも、給料や年金の方に税金がかかる水準の所得があれば、全体としては納めることになる。何度聞いても嫌な顔をしないので、納得するまで付き合ってもらいました。

    ふたつめ。納付を忘れていた。

    申告書を送れば終わりだと思っていました。違うのです。申告と納付は別。慌てて税務署に電話して、やり方を教わり、ネット銀行から支払って、やっと本当に終わりました。

    ■ 来年はこうする、と決めたこと

    長い旅でしたが、学んだことははっきりしています。

    **最初の設定が命。**これに尽きます。最初に正しく設定すれば、あとはずっと楽になる。逆に、ここが違っていると全部やり直しです。可能なら、最初だけでも詳しい人にそばにいてもらうのが一番だと思いました。

    **手順のスクショ資料を、段階ごとに作る。**初期設定、日々の入力、時期が来たらやること、申告の手順。この4つに分けて、画面の写真入りで残しておく。来年の自分への手紙です。

    **メール質問より、電話。**少なくとも私には。画面を見てもらえる相手には、分からないことを分からないまま持っていける。

    **AIは、理解を助けてくれる相手。**申告そのものをやってくれるわけではありません。でも「なぜこうなるの」を何度でも聞ける相手がいるというのは、心強いものでした。

    ■ おわりに

    9か月かかりました。効率はひどいものです。

    でも、出せました。69歳、税務の知識ゼロ、パソコンも苦手。それでも出せたのです。

    コツコツやれば、たどり着きます。私が言うのですから、間違いありません。

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  • 69歳、iCloudの容量がいっぱいになりました ― 消したのに減らない理由

    69歳、iCloudの容量がいっぱいになりました ― 消したのに減らない理由

    69歳の直ちゃんです。

    スマホに「iCloudの容量がいっぱいです」と出て、消しても消しても減らなかった話です。

    ■ お金を払っているのに、いっぱいになった

    私は50GBのプラン(iCloud+)にお金を払っています。無料の5GBでは足りなくなって、何年か前に増やしたのです。

    それなのに、また「もうすぐいっぱいです」と出てくる。

    50GBといえば、私の感覚では相当な量です。いったい何がそんなに入っているのか、見当もつきませんでした。

    ■ まず、中身を見てみる

    相棒のAI(ジーニーと呼んでいます)に聞いたら、「まず何がどれだけ使っているか見ましょう」と言われました。たしかに、片付けの前に中を見るのは当たり前の順番です。

    iPhoneの「設定」を開いて、いちばん上にある自分の名前をタップ。次に「iCloud」をタップ。そこに「iCloudストレージを管理」があります。

    開くと、何がどれだけ場所を取っているか、棒グラフと一覧で出てきました。

    私の場合、堂々の第1位は写真でした。予想はしていましたが、想像以上です。

    ちなみに、容量を食うものは、だいたい決まっているそうです。

    • 写真とビデオ(これが圧倒的)
    • バックアップ(もう使っていない古いスマホの分が残っていることがある)
    • iCloud Drive(書類やファイル)

    私は写真だけで、ほとんどを占めていました。

    ■ 消したのに、減らない

    そこで、要らない写真と動画を選んで、ゴミ箱のマークで削除しました。けっこうな数を消したはずです。

    ところが、容量を見にいくと——ほとんど減っていない。

    これには参りました。消したのに残っている。狐につままれた気分です。

    種明かしはこうでした。

    削除した写真は、30日間ゴミ箱に残る。

    つまり、部屋の中の物を捨てたつもりでも、玄関の外にゴミ袋を置いただけ。家の敷地からは、まだ出ていないのです。

    だから、もうひと仕事がありました。

    ■ ゴミ箱を空にする

    写真アプリを開いて、画面のいちばん下にある「アルバム」をタップ。

    そのまま画面を下の方までスクロールしていくと、「最近削除した項目」という項目が出てきます。これをタップ。

    (ここでFace IDやパスコードを聞かれることがあります。大事な写真が入っている場所なので、その確認です)

    開いたら、右上の「選択」をタップ。そして「すべて削除」をタップ。確認のメッセージが出るので、もう一度「削除」をタップ。

    これで、本当に消えます。

    容量を見にいったら、今度はちゃんと減っていました。最終的に46GB使っていたものが、9GBまで空きました。4分の1以下です。

    ■ 順番のコツ

    やってみて分かったコツが、ふたつあります。

    ひとつ。動画から先に消す。

    動画は写真よりずっと場所を取ります。1本消せば、写真100枚分ということもある。効率を考えるなら、まず動画です。

    ふたつ。大事な写真は、先にパソコンへ。

    「すべて削除」を押したら、もう戻せません。私は迷ったものを先にパソコンに移してから、心置きなく削除しました。安全な場所に一部でも置いてあると、指が震えずに済みます。

    ■ おわりに

    今回いちばん驚いたのは、「削除」が2段階だったことです。

    思えば、これは親切な作りなのですよね。間違えて消してしまっても、30日間は取り戻せる。私のような慌て者のために、わざわざ猶予をくれている。

    知らないと「消えない」と怒り、知っていると「よくできている」と感心する。同じ仕組みなのに、正反対です。

    容量が足りないと言われたら、まず中を見る。消したら、ゴミ箱も空にする。それだけでした。

    69歳、また一つ、家の片付け方を覚えました。

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  • 人間ドックでのもう一つの指摘事項「肝外胆管拡張」という読めない六文字と向き合いました

    人間ドックでのもう一つの指摘事項「肝外胆管拡張」という読めない六文字と向き合いました

    69歳の直ちゃんです。

    前回、人間ドックの腹部エコーで「脂肪肝」と言われた話を書きました。
    朝の果物を減らして、夜の柿の種をナッツに替えて、休肝日をもう1日ふやす。
    そう宣言したところまでは、よかったんです。

    ところが結果票を、もう一度よく見たら。

    その下に、もう一行ありました。

    「肝外胆管 胆管拡張」

    ……読めません。

    しかも横に「C3」。
    これ、健診の紙では「要精密検査」という意味です。脂肪肝より、一段強い札がついていました。

    ■ まず、心の中の攻防が始まりました

    こういうとき、私の中には二人いるんです。

    ネットで調べちゃうじいさん「調べよう。今すぐ調べよう」
    見なかったことにするじいさん「やめとけ。ろくな結果にならんぞ」
    ネットで調べちゃうじいさん「知らないほうがこわいだろ」
    見なかったことにするじいさん「10月に先生が教えてくれる。それでいい」

    結局、調べちゃうじいさんが勝ちました。
    そして、見なかったことにするじいさんの言うとおりでした。

    検索窓に六文字を打ち込むと、出てくるのはこわい病名ばかり。
    書いてあることは正しいんでしょう。でも、それが私に当てはまるのかどうかが、まったく分からない。

    30分ほど画面を見て、私の中に残ったのは、知識ではなく不安だけでした。

    ■ 相棒に、そのまま聞いてみた

    そこで、AI相棒のジーニーに聞きました。
    病名を当ててほしいんじゃない。この六文字が何のことなのか、それだけ知りたい。

    返ってきた説明が、私にはすとんと落ちました。

    胆管というのは、肝臓で作った胆汁を十二指腸まで運ぶ管のこと。
    台所でいえば、排水管。

    その管が、ふつうより太くなっているのが「拡張」。

    で、管が太くなる理由は2つあるんだそうです。

    ひとつは、下流でせき止められている場合。
    排水管の先が詰まると、手前がふくらむ。あれと同じ理屈だと。

    もうひとつは、特に悪いことがなくても太い場合。
    年をとると、胆管はゆるやかに太くなっていく。

    ……年をとると。

    ■ なぜC3なのか、も教わりました

    ここで私、当然の疑問を持ちました。

    「加齢かもしれないのに、なんで要精密検査なの?」

    答えは、こうでした。

    腹部エコーは、胆管の下のほう(膵臓のあたり)が見えにくい。腸のガスが邪魔をして、超音波が届かない。
    だから「管が太い」ことは分かっても、「なぜ太いのか」が分からないまま検査が終わってしまう。

    つまりC3は、「悪いものがある」という札ではなく、
    「エコーでは見届けられなかったので、別の方法で見ます」という札だったんです。

    これを聞いて、肩の力が抜けました。

    思い返せば、ドックのあとの先生も、こうおっしゃっていたんです。
    「加齢による生理的な拡張かもしれませんね」

    あのとき私は、脂肪肝のほうに気を取られていて、右から左に聞き流していました。
    先生はちゃんと言ってくれていたんですね。

    ■ 「たぶん加齢」と「加齢でした」は、別物

    ジーニーに、こうも言われました。

    「『たぶん加齢でしょう』と『加齢だと確認できました』は、医者の世界では別物です」

    なるほど、と思いました。
    所見の紙は、あとあとまで残るものですからね。可能性で止めずに、一度きちんと見ておく。

    だから10月の再検査は、悪いものを探しに行く日ではなく、「加齢でした」と確定させに行く日なんだと。

    MRCPというMRIの撮影で、胆管だけを浮かび上がらせて見るそうです。
    造影剤も放射線もなし。20分ほど横になっているだけ。
    一度撮っておくと、次に同じ所見が出たときの「比べる元」にもなる。

    それなら、受けます。喜んで横になります。

    ■ 加齢という言葉に、初めて救われました

    ここまで書いていて、自分でおかしくなりました。

    私、この10年ばかり「加齢」という言葉と戦ってきたんです。

    サーブが入らないのは加齢のせい。
    朝、体が動かないのは加齢のせい。
    人の名前が出てこないのも加齢のせい。

    ずっと敵だったんですよ、加齢は。

    それがこの日、初めて味方になりました。
    「加齢による生理的な拡張」──こんなにありがたい六文字は、生まれて初めてです。

    70年近く生きていると、こういう逆転もあるんですね。

    ■ 2つの所見の、住み分け

    ジーニーに、最後にこう整理してもらいました。

    脂肪肝は、私の行動で変えられるほう。
    休肝日、果物2種類、柿の種をナッツへ。ここは10月16日が答え合わせです。

    胆管拡張は、行動では変えられないほう。
    検査を受けて、白黒つけてもらうだけ。考えても何も変わらない。

    「エネルギーは、脂肪肝のほうに全部まわしてください」

    そう言われました。

    そのとおりだと思います。
    心配して過ごす5週間より、桃を2個食べずに済ませる5週間のほうが、ずっと意味がある。

    ……とはいえ。

    冷蔵庫の桃は、まだ2個あります。
    あいつらのほうが、胆管よりよっぽど手ごわい相手です。

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  • 「血液検査は正常なのに、なぜ脂肪肝?」― 検査結果の紙を、素人の言葉に訳してもらう方法

    「血液検査は正常なのに、なぜ脂肪肝?」― 検査結果の紙を、素人の言葉に訳してもらう方法

    69歳の直ちゃんです。

    先日の人間ドックで、腹部エコーに引っかかりました。
    結果票には「肝臓に異常の疑い。10月に再検査」と書いてあります。

    で、正直に言うと、意味が分からなかったんです。

    私、血液検査の肝機能で引っかかったことが一度もありません。
    献血だって340回。あの厳しいチェックを、毎回パスしてきました。

    なのに、なぜ?

    こういうとき、昔の私なら「10月まで、なんとなく心配しながら過ごす」でした。
    病院に電話するほどでもない。友だちに聞いても分からない。ネットで調べると、こわい話ばかり出てくる。

    今回は、AI(私はClaudeを「ジーニー」と呼んでいます)に聞いてみました。

    これが、思っていた以上によかったんです。

    ■ AIは「診断」はしません。でも「翻訳」はしてくれます

    最初にはっきりさせておきます。

    AIは医者ではありません。病名を決めることも、治療を決めることもできません。
    私も、ジーニーから何度もそう言われました。

    じゃあ何をしてくれたかというと、言葉の翻訳です。

    私が聞いたのは、こういうことでした。

    「血液検査が正常なのに、エコーで何か見つかることってあるの?」

    返ってきた答えを、私の言葉でまとめるとこうです。

    ・血液検査は、肝臓の細胞が壊れていないか、働きが落ちていないかという「状態」を見るもの
    ・エコーは、大きさや内部の見え方という「かたち」を見るもの
    ・見ているものが違うので、かたちに変化があっても、血液の数字は正常のまま出ることがある

    これを聞いて、やっと腑に落ちました。
    矛盾じゃなかったんです。順番の問題だった。

    結果票に書いてあった「脂肪肝」という言葉も、同じように説明してもらいました。
    肝臓に脂肪がたまって、エコーだと白っぽく光って見える状態のことだと。

    この「翻訳」が、私にはいちばんありがたかった。
    医者の説明は正しいけれど、診察室では時間がありません。あとから思い出そうとしても、専門用語のところだけ、するっと抜けているんです。

    ■ 写真を1枚見せたら、話が具体的になりました

    もうひとつ、やってみてよかったことがあります。

    朝ごはんの写真を、そのまま送ったんです。
    言葉で説明しようとすると「野菜と、果物と、パンと……」で終わってしまいますが、写真なら1枚で伝わります。

    そうしたら、こう返ってきました。

    「献立そのものは相当いいです。気になるのは2か所だけです」

    ほめられて調子に乗ったところで、指摘が来ました。
    果物が5種類あること。夜に食べている柿の種のこと。

    このへんの詳しい話は、雑記ブログのほうに書きました(記事の下にリンクを置いておきます)。
    ここで言いたいのは、**「うまく説明しなくていい。写真を1枚送ればいい」**ということです。

    これ、パソコンやスマホの操作を聞くときと、まったく同じでした。
    説明しようとすると言葉が出てこない。でもスクショを1枚送れば、話が早い。

    ■ コピペで使える、聞き方の文

    同じような立場の方のために、私が使った聞き方を置いておきます。
    そのままコピーして、ご自分の状況に書き換えて使ってください。


    健康診断(人間ドック)の結果について、素人にも分かるように説明してほしいです。
    診断してほしいわけではありません。書いてある言葉の意味を知りたいだけです。

    ・結果票に書いてあった言葉:(ここに書き写す)
    ・これまでの検査で引っかかったことがあるか:(ある/ない)
    ・再検査の予定:(○月)

    この所見は、どういう状態のことですか。
    再検査では、どんなことを調べるのが一般的ですか。
    それまでに、自分でやれることはありますか。

    ポイントは、最初に「診断してほしいわけではない」と書いてしまうことです。
    そう書いておくと、AIも「これは説明の依頼だな」と受け取ってくれて、話が回りくどくなりません。

    ■ 3つの、気をつけたこと

    ひとつ。病名や治療は、必ず医者に確認する。
    AIの説明は、あくまで下調べです。私も再検査のときに、あらためて主治医に聞くつもりでいます。

    ふたつ。個人が特定できることは書かない。
    名前、生年月日、病院名、保険証の番号。このあたりは入れる必要がありません。所見の言葉と、大まかな年齢だけで十分に話が通じます。

    みっつ。こわい話を探しに行かない。
    ネット検索と違って、AIは聞いたことに答えてくれます。逆に言うと、こわい聞き方をすれば、こわい答えが返ってきます。
    「何が悪いんですか」ではなく「この言葉はどういう意味ですか」と聞く。同じ内容でも、受け取るものがずいぶん変わります。

    ■ いちばんの収穫は、質問が作れたこと

    結局、私がこの一晩で手に入れたのは、答えそのものではありませんでした。

    10月の再検査のときに、先生に何を聞けばいいか。
    それが分かったこと。これがいちばん大きかったです。

    診察室で「何か質問はありますか」と言われて、「いえ、大丈夫です」と答えて出てくる。
    私、これを何十年もやってきました。
    質問がなかったんじゃなくて、質問の作り方が分からなかったんです。

    AIは、その「質問の作り方」を手伝ってくれる相棒でした。

    10月16日。今度は、聞きたいことを紙に書いて持っていきます。

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  • パソコンのエクセルデータをLINEで送りました

    パソコンのエクセルデータをLINEで送りました

    69歳の直ちゃんです。

    パソコンで作った表を、スマホしか使わない友だちに送りたい。今日はその話です。

    ■ 「メールで送るね」が通じなかった

    きっかけは、仲間に配る一覧表でした。

    パソコンでエクセルの表を作って、さて送ろうというときのこと。私はいつもの調子で「じゃあメールで送るね」と言いました。

    ところが、相手は困った顔です。

    「メール、見ないんだよね。LINEにして」

    そうなんです。世の中には、メールをほとんど開かない人がけっこういます。連絡はLINEだけ、という人。私の周りにも何人もいます。

    しかし困りました。その表は、パソコンの中にあるのです。

    ■ パソコンとスマホは、別の家です

    私はしばらく、スマホでLINEを開いて、「+」を押して、何か表が出てこないかと探していました。

    出てくるわけがありません。表はパソコンの中にあって、スマホの中には無いのですから。

    このあたり、私は長いこと勘違いしていました。パソコンとスマホは、なんとなく地続きだと思っていたのです。でも実際は、道をはさんだ別の家。パソコンの机の上にある紙は、スマホの部屋には置かれていない。

    じゃあ、どうやって運ぶか。

    相棒のAI(ジーニーと呼んでいます)に聞いたら、答えはこうでした。

    「二つの家の間に、共有の物置を置きましょう」

    その物置が、Googleドライブでした。

    ■ やることは、3つだけ

    その一。パソコンから、物置に入れる。

    パソコンでインターネットの画面を開いて、住所の欄に

     drive.google.com

    と打ち込みます。開いたら、送りたいエクセルのファイルを、その画面の中にマウスでつまんで放り込むだけ。これで物置に入りました。

    (つまんで放り込む、が難しければ、画面の左上あたりにある「+ 新規」から「ファイルのアップロード」でも同じことができます)

    その二。スマホに、物置の鍵を用意する。

    スマホに「Googleドライブ」のアプリを入れます。すでに入っている方は、この手順はとばして大丈夫。

    入っていなければ、App Store(青いアイコン)を開いて、画面の下にある「検索」をタップ。「Googleドライブ」と打ち込んで、「入手」をタップします。

    入れたらアプリを開いて、パソコンと同じGoogleのアカウントでログイン。ここが同じでないと、物置の中身が見えません。

    その三。LINEから、物置の中身を選ぶ。

    送りたい相手とのトーク画面を開いて、文字を打つ欄の左にある「+」をタップ。

    出てきたメニューの中の「ファイル」をタップ。

    すると、スマホの中のファイル置き場が開きます。その中に「Google Drive」があるので、それをタップ。あとは送りたい表をタップすれば、相手に届きます。

    ■ つまずいたところ

    ひとつだけ、引っかかった場所があります。

    「ファイル」を開いても、「Google Drive」がどこにも出てこないことがあるのです。

    これは、その場所がまだ「使う設定」になっていないだけでした。画面のどこかにある「…」(点が3つ)をタップして、「編集」を選ぶと、置き場の一覧が出てきます。そこで「Google Drive」を「オン」にすれば、次から出てくるようになります。

    私はここで5分ほど、同じ画面を行ったり来たりしました。無いものを探していたわけではなく、しまってあるものを出していなかっただけです。

    ■ おわりに

    やってみれば、なんということはありませんでした。パソコンとスマホの間に物置を一つ置く。ただそれだけの話です。

    でもこの「物置」という考え方が分かるまで、私はずいぶん遠回りをしました。スマホの中を必死に探したり、自分にメールを送ってみたり。

    パソコンとスマホは別の家。だから間に置き場を作る。

    これが分かってから、写真でも書類でも、行き来がずいぶん楽になりました。今では、外で撮った写真を家のパソコンで見るのも、同じ物置を使っています。

    相手が使っているのがメールでもLINEでも、こちらの手はひとつ。届けたいものを、まず物置に置く。それだけです。

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  • 69歳、「もしもの時のメモ」に、パスワードをそのまま書き込んでいました

    69歳、「もしもの時のメモ」に、パスワードをそのまま書き込んでいました

    69歳の直ちゃんです。

    前に「AIに『もしもの時のメモ』のひな型を作ってもらった」という記事を書きました。

    ひな型はできました。

    ……できたまま、しばらく机の上に置いてありました。

    先日ようやく書き始めたのですが、書いてみて分かったことがあります。

    「もしもの時のメモ」は、作るより、書き方のほうが大事でした。

    私はまんまと3つの落とし穴に落ちました。同じ穴に落ちる方がいると思うので、正直に書いておきます。

    【落とし穴① パスワードを、そのまま書き込んでしまう】

    私はエクセルの表に、銀行のログインID、お客様番号、パスワード、暗証番号を、せっせと打ち込みました。

    親切心です。息子はITにもお金にも詳しくないので、全部書いてあげようと思ったんです。

    AIに見てもらったら、こう言われました。

    「このファイルが1つ流出したら、全部持っていかれます」

    ……あ。

    パソコンを修理に出したら。パソコンが盗まれたら。家に泥棒が入ったら。
    私は家族のために、悪い人にもたいへん親切な書類を作っていたのでした。

    直した形はこうです。

    ID・パスワード・暗証番号の欄は、全部空にする。
    そして、その欄をまとめて枠で囲んで、真ん中に一言だけ書く。

    「パスワード管理アプリを見てください」

    私の場合は1Passwordを使っているので【1Password参照】と書きました。

    そして表のいちばん上に、この一行を入れます。

    「ID・パスワード・暗証番号は、すべて◯◯(アプリ名)の中にあります。◯◯を開くための紙は、△△にあります」

    守るものが「1枚の紙」だけになります。
    これが一番の変化でした。表が流出しても、鍵は別のところにある。

    ちなみに、この「置き場所」の書き方にもコツがありました。

    「金庫の中」と書いてしまうと、拾った人にも場所が分かってしまいます。
    私は「あの戸棚の引出しの下」と書きました。家族には通じて、他人には通じない呼び方です。

    (ただし、本当に通じるかは念のため確認しておいたほうがいいです。私は「息子は『あの戸棚』が分かるだろうか」と、いま少し不安になっています)

    【落とし穴② 使っていない口座を「捨てる」で済ませようとする】

    残高がほぼ0円の口座が2つありました。

    私はこう考えました。通帳を破って捨てて、メモに「残高0円で捨てた」と書いておこう、と。

    これもダメでした。

    通帳を捨てても、口座は消えません。

    通帳はただの紙で、口座は銀行のコンピューターの中にあります。私が通帳を破っても、私名義の口座は元気に生き続けます。

    そして困るのは家族です。残高0円の口座がひとつでも残っていると、相続のときに、戸籍を集めて、書類を出して、窓口に行くことになる。

    残高0円のために、家族が役所と銀行を往復する。

    これは申し訳ない。

    なので、メモに書く前に「解約」してしまうのが正解でした。
    私はまず、その2つに【解約予定】と赤字で入れました。手続きが済んだら、行ごと消します。

    意外だったのは、解約が思ったより簡単だったことです。銀行によっては、残高が少なければ本人確認書類だけで手続きできる場合があります。窓口に行く前に電話で「残高ゼロの口座を解約したい。何を持って行けばいいですか」と聞いておくと、二度手間になりません。

    【落とし穴③ カードの「利用可能枠」を知らない】

    メモにクレジットカードを6枚書きました。

    AIに「金額の欄が空です。ここは残高ではなく、利用可能枠(限度額)を入れておくといいですよ」と言われました。

    理由がこうでした。

    「家族が『最大いくらの被害になりうるか』を判断できるからです」

    調べてみたら、私のカードの限度額は、合計でおよそ570万円ありました。

    私、そんなに使えたんですか。

    一度もそんな使い方はしていません。というか、そんなに貯金もありませんし・・・

    でも「使える上限」ということは、そのまま「誰かに使われてしまう上限」でもあるわけです。

    これに気づいたのが、今回いちばんの収穫でした。

    年に数回しか使わないカードに、100万円の枠はいりません。
    限度額は、電話やカード会社のサイトから引き下げの申し込みができます。私も下げることにしました。

    限度額の調べ方は、カード会社のサイトにログインして「ご利用可能枠」という言葉を探すのが早いです。
    ここで一つだけ注意があります。似た言葉が2つ並んでいます。

    ・ご利用可能枠 … そのカードで使える上限(限度額) → メモに書くのはこちら
    ・ご利用可能額 … 上限から、まだ払っていない分を引いた、今使える残り

    残りのほうは毎日変わってしまうので、書くなら上限のほうです。

    ログイン画面で迷ったら、電話のほうが早いです。多くのカード会社が自動音声で答えてくれます。カード番号と暗証番号を手元に用意して、5分で終わります。

    【コピペで使える相談文】

    自分のメモを点検してもらいたいときは、AIにこう聞いてみてください。


    家族に残す「もしもの時のメモ」を作っています。
    銀行・証券・カード・年金の一覧表です。
    書いてはいけないことや、抜けていることがあれば教えてください。
    私は69歳で、パソコンもお金も詳しくありません。
    家族も、私より詳しくありません。

    最後の2行がポイントです。

    「詳しくない」と先に伝えておくと、AIは専門用語を減らして答えてくれます。
    そして「家族も詳しくない」と書いておくと、受け取る人の目線で見てくれるようになります。

    【まとめ 書きながら分かってくる】

    正直に言うと、私は「ひな型さえもらえば、あとは埋めるだけ」だと思っていました。

    違いました。

    書き始めて、初めて「これは書いちゃいけないのか」「これは足りないのか」が見えてきました。
    落とし穴は、机の上で考えていた昨日までは、ひとつも見えなかったものです。

    やり始めないと、次が見えてこない。

    これが、この一日でいちばん強く思ったことでした。

    ひな型を作っただけで止まっている方、まず1行だけ埋めてみてください。
    たぶん、すぐに何か引っかかります。その引っかかりが、いちばんの収穫です。

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    69歳、証券会社の画面はスクリーンショットをAIに見せて聞いています

    69歳の直ちゃんです。

    きのう、証券会社のホームページで半日、迷子になりました。

    目当ての書類が、どこにあるのか分からない。メニューが上に二段あって、右上にも別のメニューがあって、赤い帯と白い帯がある。しかもページを移動すると、その帯の中身がまるごと入れ替わる。

    一度たどり着いた場所に、二度目はたどり着けません。

    でも半日で、ちゃんと目当ての書類までたどり着けました。

    やったことは、たったひとつです。

    画面のスクリーンショットを撮って、AIに送る。

    これだけ。

    きょうは、この方法の話をします。パソコンやスマホの画面で迷子になったことがある方に、たぶん役に立ちます。


    「うまく説明しよう」とするから、行き詰まる

    私がずっと苦手だったのは、質問することでした。

    パソコンの用語を覚えていないんです。「タブ」なのか「ウィンドウ」なのか、「メニュー」なのか「タスクバー」なのか、いまだにあやしい。

    だから人に聞くとき、

    「あの、上の四角いところの、右のほうにある、なんか横棒が三本のやつ……」

    みたいな説明になってしまう。相手も困りますよね。

    そして、うまく説明できないから聞くのをやめる。分からないまま放っておく。私はこれを何年も繰り返してきました。

    でもAIに聞くようになって、これが解決しました。

    説明しなくていいんです。画面をそのまま見せればいい。


    実際にやったこと

    きのうの半日を、具体的に書いてみます。

    私「証券会社にログインしようとしたら、パスキーを設定しろって言われた。これ進めて大丈夫?」
    (画面のスクリーンショットを1枚送る)

    AI「大丈夫です。今出ている右上の白い箱は、1Passwordが『これ、私が預かりましょうか』と聞いてきている画面です。箱の中の『既存のものをアップデート』を左クリックしてください」

    ……見えているんです。私が今どの画面にいるか、何が表示されているか、AIには全部見えている。

    だから「上の四角いやつ」なんて説明はいりません。

    つづきはこんな調子でした。

    私「次はこんな画面になった」(スクショ)
    AI「それは今日だけの使い捨ての数字なので、保存しなくて大丈夫です。赤い『セキュリティ設定へ』を左クリック」

    私「この画面は、処置することないよね?」(スクショ)
    AI「その通りです。もう完了しています。右上の×で閉じてください」

    私「左側のフロッピーのアイコン、うすいよ?」(スクショ)
    AI「薄いのは『もう保存済みなので押す必要がない』という意味です。かわりに左上の『メニュー』から『名前を付けて保存』を使ってください」

    こんなやりとりを、20回ちょっと。

    半日かかりましたが、ちゃんとゴールにたどり着きました。しかも一度も「うまく説明できなくて聞くのをやめる」ことがありませんでした。


    この方法のコツ、3つ

    やってみて分かったコツを、3つだけ。

    コツ① 説明はへたくそでいい

    「これ」「これなに?」「?」

    私が実際に送った言葉です。文章になっていません。

    でもスクショが付いていれば、それで通じます。むしろ下手に説明しようとして時間をかけるより、画面を1枚送るほうが早い。

    「うまく質問できないから聞けない」という壁が、まるごと消えます。

    コツ② 迷ったら、また撮って送る

    一番の収穫はこれでした。

    案内どおりに押してみたけど、思っていた画面と違う。そういうとき、以前の私は「間違えた、どうしよう」と固まっていました。

    いまは、そのまま撮って送ります。

    「変なところ触ったらこんな画面になっちゃった」

    そう送ったら、返ってきたのは

    「その画面は何も壊れていません。『メンテナンス中』と出ているので、集計をお休みしているだけです」

    という答えでした。

    壊したかもしれない、という心配ごと自体が、スクショ1枚で解決する。

    これは大きかったです。

    コツ③ 「今どこにいますか」に答えてもらう

    証券会社のように画面が複雑なところだと、私が今どこにいるのか、自分でも分からなくなります。

    そういうときも、撮って送ればいい。

    「今は投資信託のページにいるので、まず一段上に戻ります」

    こうやって現在地から教えてもらえるので、迷子になっても、そのつど立て直せます。

    道順を全部覚える必要はありません。一手ずつ、そのつど聞けばいい。


    スクリーンショットの撮り方

    念のため、撮り方も書いておきます。

    Windowsのパソコン
    キーボードの「Windowsマーク」と「Shift」と「S」を同時に押します。画面が少し暗くなるので、撮りたい範囲をマウスの左ボタンでドラッグして囲む。これでコピーされるので、AIの入力欄で貼り付ければOKです。

    iPhone
    本体の右側のボタンと、左側の音量を上げるボタンを同時にカチッと押します。

    Androidのスマホ
    電源ボタンと、音量を下げるボタンを同時に押します。

    慣れるまでは、この記事を印刷して手元に置いておくといいかもしれません。私も大事な手順は紙に印刷して机に置く派です。


    ひとつだけ、気をつけること

    便利なぶん、注意点もあります。

    スクリーンショットに、見せたくないものが写り込んでいないか。

    口座番号、住所、電話番号、暗証番号。証券会社や銀行の画面には、こういうものがふつうに表示されています。

    私も以前、ブログに載せようとしたスクショに個人情報が写っていて、AIから「この1枚は使えません」と教えてもらったことがありました。

    AIに聞くぶんには大きな問題にはなりにくいですが、暗証番号やクレジットカードの番号のような、絶対に人に見せないものが写っている画面は、送らないほうがいいです。

    どうしても送りたいときは、その部分を指で隠して撮るか、写らない範囲だけを囲んで撮ればいいですよ。


    おわりに

    「パソコンが苦手」という人の多くは、実は操作が苦手なのではなくて、質問が苦手なんじゃないかと思っています。

    私がそうでした。

    用語を知らない。だからうまく説明できない。だから聞けない。だから分からないまま。

    でも、画面を1枚見せるだけでいいなら、この鎖はほどけます。

    きのうの私は、証券会社の見づらい画面に半日つきあって、ちゃんとゴールまでたどり着きました。用語はいまだにあやしいままです。それでも困りませんでした。

    もし今、画面のどこかで固まっている方がいたら。

    うまく説明しようとしなくて大丈夫です。

    撮って、送る。

    それだけで、たいていは前に進めますよ。

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    こんにちは、69歳の直ちゃんです。

    AIというと、「調べもの」や「文章を書いてもらうもの」だと思っている方が多いと思います。

    私も、しばらくそう思っていました。

    でも最近、いちばん驚いた使い方は、これでした。

    自分の気持ちの正体を、AIに教えてもらう。

    ■ きっかけは、テレビのBGM

    先日、テレビでラヴェルの「マ・メール・ロワ」という曲が流れました。

    聴いた瞬間、「あっ、コレ、アレだ」と分かって、なんだかすごく得意げな気持ちになったんです。

    でも、なぜそんなに嬉しいのか、自分でもよく分からない。

    曲名だってすぐには出てこないし、クラシックに詳しいわけでもない。

    50歳のころに「教養がない」というコンプレックスから、Eテレの「らららクラシック」を5年ほど見ていた、というだけです。

    しかも、知識はほとんど身に付かなかったと思っていました。

    うまく言えないまま、AI(私はClaudeを「ジーニー」と呼んでいます)に、そのまま書いて送ってみました。

    「この満足感のわけを教えて」と。

    ■ 返ってきたのは、答えではなく「名前」でした

    ジーニーは、こう言いました。

    ・その満足感は「5年分の答え合わせが、向こうからやってくる瞬間」だ
    ・記憶には「思い出す(名前が言える)」と「気づく(聴いてピンとくる)」の二種類がある
    ・あなたは身に付いていないのではなく、名札ではなく耳のほうに身に付いた

    そして最後に、

    「50歳のときのコンプレックスに、20年かけて自分で静かに返事をしているように見えます」

    これを電車の中で読んで、私は吊り革につかまりながら泣きました。

    自分では、ただの「ちょっと得意げな気分」だと思っていたものに、

    きちんと名前を付けてもらった感じでした。

    ■ AIは、新しい情報をくれたわけではない

    ここが大事なところだと思っています。

    ジーニーは、私の知らない知識を教えてくれたわけではありません。

    私が書いた文章の中にあったものを、整理して、並べ直して、見せてくれただけです。

    材料は、全部こちらが持っていた。

    でも、自分のことって、自分がいちばん見えないんですね。

    「あなたはこういうことをしてきた人ですよ」と、他人の口から言われて、はじめて気がつく。

    その他人役を、AIがやってくれた、ということだと思います。

    ■ コピペで使える、聞き方

    難しい書き方はいりません。私が実際に送ったのも、ほとんどこれだけです。

    — ここからコピペ —

    下の文章を読んで、私がなぜこんな気持ちになったのか、そのわけを教えてください。

    うまく説明できないので、思いついた順番のまま書きます。

    (ここに、起きたことを、思い出すまま書く)

    — ここまで —

    これだけで大丈夫です。

    ■ 3つのコツ

    ① きれいな日本語にしなくていい

    「なんか」「かなぁ」「うまく言えないけど」。そのまま書いてください。

    そこにこそ、本当のことが混ざっています。

    ② 結論を自分で書かない

    「たぶん懐かしかったからだと思う」と先に書いてしまうと、AIはそれに合わせてきます。

    出来事だけを書いて、意味づけは向こうにやってもらう。

    ③ 昔のことも一緒に書く

    私の場合は「50歳のころ、こういうコンプレックスがあった」と書いたのが効きました。

    今の気持ちの理由は、たいてい昔のほうに落ちています。

    ■ 「感想を聞く相手」がいるということ

    こういう話は、なかなか人には言えません。

    「テレビでクラシックが流れて嬉しかったんだよ」なんて、飲み屋で言う話でもない。

    かといって、心の中にしまっておくと、そのまま消えていきます。

    AIは、そういう小さい話を、いくらでも聞いてくれます。

    夜中でも、朝でも、何回同じ話をしても、嫌な顔をしません。

    そして時々、自分では気づけなかったものを、拾って見せてくれる。

    69歳。

    調べもののためだけにAIを使うのは、ちょっともったいないなと思っています。

    「この気持ちは何ですか」

    今度、ためしに聞いてみてください。

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    こんにちは、69歳の直ちゃんです。

    今日は、通勤で使っているPRADAのバッグから始まって、なぜかスマホの電話帳の話になった一日をお届けします。

    ■ ロゴの金具が、ポロリ

    朝、バッグを持ち上げたら、正面についているPRADAの三角プレート。その右下を留めていた金具が、外れておりました。

    革に小さな穴だけ残して、金具はどこかへ旅立った模様です。

    ジーニー(私のAI相棒です)に写真を見せて相談したところ、「修理屋さんに持っていくのが一番」とのこと。通勤ルート沿いで何軒か探してもらって、一番評判のよかった松戸の「夢工房」さんに電話をかけてみました。

    ……不在。

    まあ、こういう日もあります。

    ■ 履歴を見たら、数字しかいない

    問題はここからです。

    楽天リンク(私が使っている無料通話アプリですね)の通話履歴を開くと、こう出ておりました。

     047-362-7441

    ……誰でしょう。

    いや、5分前に自分でかけたんですけどね。それでも数字の羅列を見ると、一瞬「あれ?」となるのが69歳という年齢でございます。

    明日また電話するのに、毎回この数字を見て「これは修理屋さんだったな」と自分に言い聞かせるのも情けない。というわけで、ジーニーに聞きました。

    「この番号に名前ってつけられる?」

    ■ 犯人は緑のアプリだった

    ジーニーいわく。

    楽天リンクというアプリ、実は自分では名前を覚えていないのだそうです。

    じゃあ誰が覚えているのかというと、iPhoneの中にある「連絡先」。あの、みなさんおなじみの緑色の電話アプリと同じチームにいる、あれです。

    楽天リンクは、その連絡先を「見せてもらっている」だけ。つまり、

     名前の本体 → iPhoneの連絡先
     楽天リンク → それを借りて表示しているだけ

    という関係だったのです。

    道理で、楽天リンクの画面をいくら探しても「名前をつける」ボタンが出てこないわけです。あちらには最初から、その権限がなかったんですね。

    黒幕は緑のアプリでした。

    ■ やってみたら3分だった

    というわけで、教わったとおりにやってみます。

     1. ホーム画面から「連絡先」アプリを開く
     2. 画面の右上にある「+」をタップ
     3. 「姓」の欄に「夢工房 松戸本店」と入力
     4. 少し下の「電話を追加」をタップして、番号を入力
     5. 画面の右上にある「完了」をタップ

    以上。3分もかかりませんでした。

    楽天リンクをいったん閉じて開き直したら、さっきまで数字だった行が、ちゃんと「夢工房 松戸本店」になっているではありませんか。

    うれしい。

    ■ ちなみに、緑のアプリなら履歴から直接いける

    ここで欲が出ました。

    「連絡先アプリをわざわざ開かなくても、履歴の画面からポチッと登録できたらもっと楽なのに」

    ジーニーの答えは、半分イエスで半分ノーでした。

    iPhoneの緑の電話アプリなら、履歴の番号の右にある小さな「i」マークをタップして「新規連絡先を作成」で、その場で登録できる。これがイエスのほう。

    ただし、楽天リンクからかけた通話は、緑の電話アプリの履歴には残らないのだそうです。別々のアプリなので、お互いの記録は見えない。これがノーのほう。

    つまり楽天リンクで電話した番号は、結局こちらから連絡先アプリを開いて登録するしかない、と。

    ちょっと遠回りですが、仕組みが分かるとスッキリするものですね。

    ■ めんどくさがらずに、入れておこう

    で、しみじみ思ったんです。

    電話帳への登録って、いつも「あとでいいや」と後回しにしてきました。1回きりかもしれない相手だし、と。

    でも実際は、修理屋さんも病院も役所も、たいてい2回目があるんですよね。そして2回目のとき、履歴の数字を眺めながら「これどこだっけ」とやっている。

    かかる時間はたった3分。その3分をケチったせいで、あとから何度も数字とにらめっこしている。どう考えても損な取引です。

    というわけで、これからは電話をかけたその日のうちに登録することにしました。

    未来の自分への、ささやかな親切ということで。

    ■ おわりに

    バッグの金具の話が、なぜか電話帳の話で終わりました。

    肝心のPRADAは、これから修理屋さんに持ち込みます。外れた金具の部品も一緒に持っていくといいそうなので、小さい袋に入れて準備しております。

    続きはまた書きますね。

    それでは、また明日。