うまく質問できないから聞けない? ― 下手な日本語のまま、AIに聞いていいんです

69歳の直ちゃんです。

AIの使い方の話、5回目です。

これまでは、聞いてもらう、作ってもらう、一緒に考えてもらう、清書してもらう、と書いてきました。
今日は、いちばん地味で、いちばん効くやつです。

「なんかモヤモヤする」を、そのままAIに聞く。

■ 質問できないから、聞けない

AIを使わない人の理由で、いちばん多いのがこれだと思います。

「何を聞いたらいいか分からない」
「うまく質問できない」

分かります。私もそうでした。
検索と同じで、キーワードをうまく入れないとダメなんだろう、と思っていたんです。

でも、違いました。AIには、下手な日本語のまま聞いていいんです。

■ 私が3年放置していたモヤモヤ

具体例を書きます。恥ずかしい話ですが。

私は家計簿を3年つけています。
その3年間、ずっと分からないことがありました。

クレジットカードの明細を開くと、上に「8月ご請求金額」と大きく書いてある。
なるほど8月か、と家計簿の8月と見比べる。

……合わない。

「あれ?」「なんか違うぞ」「……あ、これ7月分だ」

これを毎月やっていました。3年間です。

分かっていないわけじゃないんです。頭では分かっている。
でも毎回つまずく。この「言葉にしづらいモヤモヤ」が、いちばん厄介なんですよね。

■ そのまま聞いてみた

で、AIのジーニー(私の相棒です)に、こう聞きました。

「クレジットの1ヶ月遅れが、いまだに分からない」

これだけです。文章としては、かなり雑です。

返ってきたのは、こうでした。

「呼び名がズレているんです。カード会社は払う月で名前を付ける。家計簿は使った日で書く。だから見比べると必ず1か月ズレます」

……あ、そういうことか。

3年モヤモヤしていたものが、2行で片づきました。

■ そして、解決策がアナログだった

もっと驚いたのは、次の一言です。

「明細を印刷したら、右上に赤ペンで大きく『7月分』と書いてしまいましょう」

AIに聞いたのに、答えが赤ペン。

でも、やってみたら効きました。
紙を見た瞬間に「ああ、7月分ね」で終わる。考える手間がゼロになったんです。
所要時間3秒。3年間のモヤモヤが、3秒で消えました。

AIは、ハイテクな答えばかり出すわけじゃないんですね。
その人に合うのが紙と赤ペンなら、そう答えてくれる。ここは意外と知られていない気がします。

■ コピペで使える聞き方

―――(ここからコピペ)―――

うまく説明できないのですが、〇〇のことが、いまだによく分かりません。

・こういう場面で、いつもつまずきます:〇〇
・自分では、たぶん〇〇ということだと思っているのですが、自信がありません

質問①:私は何を勘違いしていますか。
質問②:毎回つまずかずに済む、簡単な方法はありますか。道具を増やさない方法だと助かります。

―――(ここまでコピペ)―――

「うまく説明できないのですが」から始めていいんです。
むしろ、この一言があるほうが、AIは丁寧に整理してくれます。

■ 3つのコツ

1. 分からないことを、分からないまま書く
きれいな質問文を作ろうとすると、いつまでも聞けません。
「なんか変」「いまだに分からない」で送って大丈夫です。

2. 「毎回つまずく場面」を1つ書く
これが一番効きます。抽象的な質問より、「明細を開いたとき」のような具体的な場面があると、答えがぐっと的確になります。

3. 「道具を増やさない方法で」と付け足す
新しいアプリを入れましょう、と言われても、シニアには荷が重いですからね。
こう書いておくと、赤ペンのような現実的な答えが返ってきやすいです。

■ 覚えられないなら、紙のほうを直せばいい

年を取ると、「覚えられない自分」を責めがちです。

でも今回のことで思いました。
自分の頭を紙に合わせるんじゃなくて、紙を自分に合わせて書き換えればいい

そして、その書き換え方を教えてくれる相手が、AIです。
何度聞いても、嫌な顔ひとつしません。3年放置した質問でも、笑ったりしません。

同じところで毎回つまずいているもの、ありませんか。
それ、覚え方の問題じゃないかもしれませんよ。

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