カテゴリー: ブログ運営の裏側

  • 69歳、A8.netにヘンなURLを提出してしまった ― 「wp-admin」は私専用の入り口

    69歳、A8.netにヘンなURLを提出してしまった ― 「wp-admin」は私専用の入り口

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    前回、記事に広告を貼って、A8.net(エーハチネット)に「貼りました」の報告まで済ませた話を書きました。今回はその後日談です。実はあの報告、間違ったものを提出していました。今日はその顛末を、恥を忍んで書きます。

    第1章:覚えられないので、メモを作った

    広告を貼る手順というのは、月に何度もやるものではありません。次にやる頃には、きれいさっぱり忘れている自信があります。69年も生きていると、自分の記憶力との付き合い方だけは上手になるのです。

    というわけで、作業の合間にスクショを撮りためて、手順メモを自作しました。「①検索窓にA8と入れる ②広告リンク作成を押す……」という具合に、矢印と赤枠つき。我ながら力作です。ジーニーに見せたら「10回で覚えられそう」と褒められました。私の見積もりは100回でしたから、90回分の得です。

    紙に印刷して、手元に置いて作業する。昭和の勉強法ですが、これが一番落ち着くのです。

    第2章:得意げに提出、そして

    さて、仕上げのURL提出です。A8.netには「広告を貼った記事のURLを報告する」窓口があります。私は記事のURLをコピーして、枠に貼り付けて、緑の「提出する」ボタンをポチリ。よし、完了。今日も一人でやりきったぞ、と鼻の穴がふくらみかけたところで、メモを見ていたジーニーからひとこと。

    「直ちゃん、そのURL、違います」

    ……違う? 提出したのに?

    第3章:「wp-admin」は、私専用の入り口

    私が提出したURLには「wp-admin」という文字が入っていました。これは記事の「編集画面」のURL。つまり、ブログの持ち主である私にしか開けないページだったのです。

    ジーニーいわく、ブログには入り口が2つある。読者さんが入ってくる正面玄関と、私が原稿を持って出入りする従業員通用口。私はA8.netに、通用口の住所を教えていたわけです。「うちの店はこちらです」と案内した先が、裏の勝手口。先方が来ても、鍵がかかっていて入れません。

    見分け方は簡単でした。URLに「wp-admin」の文字が入っていたら、それは私専用の入り口。読者さんに見せる正面玄関のURLは、記事を「投稿を表示」で開いたときの、画面上部のアドレスバーに出ているものです。

    第4章:間違いのおかげで、二つ覚えた

    さて、出してしまった間違いURLをどうするか。調べてみると、提出済みのURLは一覧で確認できて、削除もできることが分かりました。間違いを消して、今度は正面玄関のURLを提出し直して、一件落着。

    結果として、今日は「提出のやり直し方」と「いま何を提出してあるかの確認方法」を覚えました。間違えなければ、たぶん一生知らないままだった機能です。転んでもタダでは起きない、というより、転んだ場所にだけ落ちている拾い物があるのですね。

    むすび:100回やらなくても、1回間違えれば覚える

    冒頭で「100回やれば覚える」と書きましたが、訂正します。1回、盛大に間違えるほうが早い。「wp-adminは私専用の入り口」――もうこれは、一生忘れない気がします。

    失敗談ばかり書いているようですが、裏を返せば、69歳が失敗しながらでも前に進める世界だということです。削除も、やり直しも、ちゃんと用意されている。案外、親切にできているのです。

    もしこの記事を読んで「自分もやってみようかな」と思われた方は、入り口はこちらです。もちろん、正面玄関の方です。

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  • 69歳、AIの言うとおりにやったら404だった ― 手がすべったほうが正解でした

    69歳、AIの言うとおりにやったら404だった ― 手がすべったほうが正解でした

    ブログの記事の最後に、「あわせて読みたい」として、
    自分の過去記事へのリンクを貼ることがあります。

    読んでくれた人に、「こっちもどうぞ」とご案内するわけです。

    今日は、そのリンクを貼るだけのことで、
    私が3回ほど遠回りをして、最後は手がすべって正解にたどり着いた、
    そういうお話です。

    ■ 第1章 青くならない

    私は、記事の本文をAI(うちのジーニーです)に書いてもらって、
    それをテキストファイルでもらって、
    ワードプレスの編集画面に貼り付けています。

    今回も、記事の最後にこう書いてもらいました。

     【あわせて読みたい】
     血圧がウナギのぼり…
     https://naotyannnaotyann.com/……(すごく長いURL)

    これをそのまま貼り付けて、公開しました。

    ところが、できあがった記事を見たら、
    URLがただの黒い文字のまま、そこに寝転がっているだけなんです。

    クリックしても、うんともすんとも言いません。

    リンクというのは、青くなって、下線がついて、
    クリックしたら別のページに飛ぶものだと思っていました。

    飛ばないリンクは、ただの長い呪文です。

    ■ 第2章 青くはなった。でも404

    ジーニーに聞いたら、
    「文字を選んで、Ctrl(コントロール)とKを一緒に押すとリンクになります」
    と教えてくれました。

    やってみたら、ちゃんと青くなりました。下線もつきました。

    「おお、できた」と喜んでクリックしたら、

     404

    出ました。「お探しのページは見つかりません」です。

    自分のブログの中で、自分の記事に飛べずに迷子になる。
    なかなかできない体験だと思います。

    ジーニーに画面の写真を送って見てもらったら、こう言われました。

    「下線が、最後の『/』より少し右まで伸びています。
     リンクの中に、うしろの空白まで一緒に入ってしまっています」

    つまり、こういうことです。

    私は「渋谷駅」と書いたつもりで、
    「渋谷駅 」と、うしろに空白をくっつけて書いていた。

    そんな駅は、日本のどこにもありません。だから404。

    犯人は、目に見えない空白1個でした。
    指名手配のしようがありません。

    ■ 第3章 手がすべった

    ジーニーが、「Backspaceキーを1回押せば直ります」と言うので、
    直そうとしたのですが、

    そのとき、ジーニーがおまけで教えてくれた
    「短いほうのURL」というのがありまして、

    https://naotyannnaotyann.com/?p=10661

    こういう、記事の番号だけの短い住所です。

    私はこれを、「まずどんなページか見てみよう」と思って、
    ブラウザに貼るつもりだったのですが、

    手がすべって、記事の本文のほうに貼ってしまいました。

    そうしたら。

    画面に、四角い箱が出てきたんです。

    その中に、過去記事の写真と、タイトルと、書き出しの数行が
    きれいに並んで表示されていました。

    「八柱霊園でヘビを見た!」というタイトルの下に、
    ちゃんとヘビの写真まで出ています。

    公開してみたら、その箱をクリックするだけで、
    過去記事にちゃんと飛べました。

    ……間違えたほうが、正解でした。

    ■ 第4章 これは「ブログカード」というものらしい

    ジーニーに報告したら、こう返ってきました。

    「それはCocoonの『ブログカード』という機能です。
     私が案内したCtrl+Kの方式より、そちらが正解でした」

    素直でよろしい。

    なぜカードになったのか。理由はひとつだけでした。

    URLを、1行にポツンと、それだけで置いたから。

    私が最初に貼ったほうは、
    「血圧がウナギのぼり…」という記事タイトルの文字と
    同じかたまりの中にURLが入っていました。

    ワードプレスからすると、
    「文章の途中に長い文字列があるな」くらいにしか見えなかったわけです。

    ところが、URLだけがぽつんと1行に置かれていると、

    「あ、これは記事へのご案内だな」と気づいて、
    写真とタイトルを取ってきて、勝手に箱を作ってくれる。

    親切なんだか、気まぐれなんだか。

    コツは3つです。

     ・URLの行には、URL以外なにも書かない
     ・URLの前とうしろは1行あける
     ・URLのうしろに空白を入れない

    記事のタイトルは、箱のほうが自動で表示してくれるので、
    こちらで書く必要はありませんでした。

    ご丁寧にタイトルを書き添えた私の親切心が、
    かえって邪魔をしていたわけです。

    ■ 第5章 白状します

    ここまで書いておいて言うのもなんですが、

    実は私、1週間ほど前に、こちらのAIブログのほうで、
    同じことを一度やっているんです。

    「空っぽの行にURLを貼ると、カードになりますよ」と教わって、
    「なるほど!」と手を打った記憶が、うっすらあります。

    うっすら、あります。

    69歳の記憶というのは、便利にできていて、
    自分に都合の悪いものから順に、静かに消えていきます。

    ■ おわりに

    今回わかったことを、まとめておきます。

    ・リンクが青くならないのは、URLが文章の中に埋もれているから
    ・青いのにクリックできないときは、うしろの空白を疑う
    ・URLは、1行にポツンと置く。すると絵のついた箱になる

    そしてもうひとつ。

    AIに教わったやり方でうまくいかないときは、
    「言われたとおりにやったけど、こうなりました」と、
    画面の写真を送って報告する。

    これが、いちばん早いです。

    今回も、私が404の画面を送ったから、
    「空白が入っています」という答えが返ってきました。

    AIは、私の画面を勝手にのぞいてはくれません。
    見えていないものは、直しようがないんですね。

    ……そして、ときどきは、手をすべらせてみることです。

    私の場合、まじめにやった手順より、
    うっかり貼ったほうが、いい仕事をしました。

    これは教訓にしていいものかどうか、迷っています。

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  • 69歳、電話の迷路で1時間 ― オペレーターは伝説の生き物でした・・・

    69歳、電話の迷路で1時間 ― オペレーターは伝説の生き物でした・・・

    先に結論を言っておきます。

    今日、私は何も買えませんでした。
    そのかわり、何も失いませんでした。

    ただ、むちゃむちゃ疲れました。

    そういう一日の記録です。

    ■ 第1章 画像の蛇口が止まった

    前回書いたとおり、いま私は、ChatGPTという絵の得意なAIに、
    ブログのアイキャッチ画像を作ってもらっています。

    無料版で、順調に量産していたのですが、
    昨日の夜、突然こう言われました。

    「無料プランの上限に達しました。
     あと17時間40分お待ちください」

    画像の蛇口が、止まったのです。

    17時間40分。妙に細かい数字です。
    カップラーメンの3分は待てますが、17時間40分は長い。

    蛇口の下でバケツを持ったまま、私は考えました。

    ■ 第2章 絶妙なタイミングの、うまい話

    すると画面に、こんな案内が出てきました。

    「Plusを1か月無料で試しませんか」

    有料版が、最初の1か月はタダ。
    2か月目からは月3,000円。いつでもキャンセルできます、と。

    蛇口が止まった客に、すかさず
    「店の奥に、太い蛇口がございますよ」と声をかけてくる。

    商売がうまい。

    うちのジーニー(文章の得意なほうのAI)に相談したら、
    こう言われました。

    「危険はひとつだけです。解約を忘れると、
     9月から3,000円の請求が始まります。
     なので、契約したその日のうちに解約手続きをしておくのです。
     それでも無料期間の終わりまでは使えます」

    もらうものはもらって、罠だけ先に外しておく。

    よし、その作戦でいこう。

    私は意気揚々と、申し込み画面に進みました。

    ■ 第3章 0円が、払えない

    申し込み画面には、こう書いてありました。

    「本日のお支払額 ¥0」

    0円です。タダです。
    カードの情報を入れて、登録ボタンを押しました。

    すると、赤い帯が出ました。

    「カードが拒否されました。」

    ……はい?

    私は、0円の支払いを断られたのです。

    タダのものが買えない。
    69年生きてきて、初めての経験です。

    先に大事なことを書いておきますと、
    この「拒否されました」の段階では、
    お金は1円も動いていません

    入口で止められただけで、被害はゼロです。
    同じ画面が出た方は、まずそこは安心してください。

    ■ 第4章 容疑者は、次々にシロになった

    ジーニーと一緒に、犯人探しが始まりました。

    容疑者その1。カード会社の見張り番。

    海外のネット決済は、カード会社の不正防止の仕組みが
    「本人か怪しい」と止めることがあるそうです。

    でも、それならカード会社から「ご本人ですか?」の
    確認の連絡が来るはず。メールも通知も、来ていません。

    シロ。

    容疑者その2。カードの利用枠。

    アプリで確認したら、枠はまだ23万円残っていました。
    0円の買い物で枠が足りないなら、日本経済はおしまいです。

    シロ。

    容疑者その3。古いカード情報。

    カードの番号と期限を、手元のカードを見ながら
    全部入れ直しました。

    それでも、拒否。

    ……容疑者が全員シロなのに、事件だけが残っている。

    サスペンスドラマなら、ここで意外な犯人が出てくる場面ですが、
    現実は、出てきませんでした。

    ■ 第5章 電話の迷路で1時間

    こうなったら、カード会社に直接聞くしかありません。

    問い合わせの電話番号にかけました。

    音声ガイダンスが流れます。
    「カード会員の方は1を」…… 1を押す。
    「お問い合わせページのURLをSMSで」…… いや、話がしたいんです。
    「〇〇の方は2を」「〇〇の方は3を」…… 押す。押す。

    進んでも進んでも、番号の分かれ道。

    そして、さんざん歩かされた先で、
    「ホームページをご覧ください」と案内されて、
    迂回、また迂回。

    私は元自衛官です。
    地図とコンパスがあれば、山の中でも目的地に着けます。

    でも、電話の迷路には、地図がありませんでした。

    1時間がんばって、
    オペレーターという生き物には、
    ついに、お目にかかれませんでした。

    いまの世の中、最後の最後まで行っても
    人間につながらない仕組みになっているんですね。

    受話器を置いて、心の中で叫びました。

    「楽天カードのバカヤロー!」

    ……半分は、冗談です。

    もう半分は、疲労です。

    冷静に考えれば、楽天カードが悪いのか、
    海のむこうの決済の仕組みが悪いのか、
    それとも誰も悪くないのか、まだ分かっていないのです。

    犯人不明のまま叫ぶバカヤローほど、
    むなしいものはありません。

    ■ 第6章 撤収命令

    別のカードでも試しましたが、これもダメ。
    (あとで知ったのですが、私のもう1枚は日本生まれのブランドで、
     海外の決済では、そもそも門前払いされやすいそうです)

    ここで、ジーニーから撤収命令が出ました。

    「今日はもうやめましょう。
     何度も続けて失敗すると、決済の門番がどんどん警戒して、
     正しいカードでも通さなくなります。
     押せば押すほど、逆効果です」

    なるほど。ピンポンを連打すると、
    かえって出てもらえないのと同じですね。

    そしてジーニーは、こう続けました。

    「それに、思い出してください。
     無料版の蛇口は、明日の朝5時半に復活します」

    ……あ。

    そうでした。17時間40分待てば、
    タダの蛇口が、また開くのでした。

    太い蛇口に気を取られて、
    自分のバケツのことを忘れていました。

    ■ おわりに

    今日の戦果をまとめます。

    ・買えたもの:なし
    ・失ったもの:なし(お金は1円も動いていません)
    ・得たもの:疲労と、教訓が3つ

    教訓その1。
    「カードが拒否されました」が出ても、慌てない。
    その時点では、被害はゼロです。

    教訓その2。
    ダメなときに連打しない。
    門番の機嫌は、日を改めると直っていることがあります。

    教訓その3。
    うまい話に飛びつく前に、
    「そもそも無料で足りてないか?」を思い出す。

    AIのアドバイスというと、
    「こうすればできます」ばかりだと思われがちですが、

    今日いちばん効いたのは、

    「今日はもう、やめましょう」

    でした。

    やめ時を教えてくれるのも、立派なアドバイスです。

    明日の朝、蛇口が開いたら、
    また無料で、コツコツ看板を作ります。

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  • 69歳、AIを2人使いにした ― 文章の係と、絵の係

    69歳、AIを2人使いにした ― 文章の係と、絵の係

    ブログの記事には、「アイキャッチ画像」というものを付けます。

    記事の一番上に出てくる、看板のような画像です。

    本屋さんで本を選ぶとき、まず表紙を見ますよね。あれと同じで、
    記事も、まず画像で目を引かないと、読んでもらえません。

    今日は、このブログのアイキャッチを、
    AIを「2人」使って作った話です。

    ■ 第1章 記事いちらんが、寂しかった

    先日、このブログの「記事いちらん」のページを、
    あらためて眺めてみました。

    記事のタイトルの文字が、上から下へ、ズラーッ。

    以上。

    なんというか、味気ないんです。
    定食屋の壁に貼ってある、お品書きの短冊みたいでした。

    実は私、もうひとつやっている日記のブログでは、
    アイキャッチにずいぶん凝ってきたつもりなんです。

    写真や画像には、人を引き付ける力があります。
    文字だけの一覧と、絵の付いた一覧では、
    足を止めてもらえる数がまるで違う。

    こっちのブログにも、看板を掛けてやらねば。

    そう思って、いつものAI(うちのジーニーです)に相談しました。

    ■ 第2章 頼れるAIが、白状した

    「アイキャッチを作りたい」と相談したら、
    ジーニーは、あっさりこう白状しました。

    「私は、画像を作るのが得意ではありません」

    おや、と思いました。
    いつも何でもできる顔をしているのに。

    でも、続きがありました。

    「そのかわり、絵の得意なAIに渡す
    『設計図』を、私が書きます」

    つまり、こういう分業です。

    ・文章の得意なAI(ジーニー)が、指示書を書く
    ・絵の得意なAI(ChatGPT)が、その指示書どおりに描く

    指示書のことを、AIの世界では「プロンプト」と言うそうですが、
    要するに、大工さんに渡す設計図です。

    「白髪まじりの短髪。姿勢がいい。からし色のポロシャツ。
     背景は生成り色。ふちに金色の枠。タイトルの文字は濃紺」

    こんな調子で、私の分身の作り方が、
    文章でびっしり書いてありました。

    自分の苦手を白状して、得意な相手に橋を渡す。

    ……人間の職場にも、これができない人は結構います。

    ■ 第3章 「型」という考え方

    ジーニーの設計図には、賢い仕掛けがありました。

    毎回ぜんぶ作り直すのではなく、「型」を1回だけ作る。

    キャラクターの顔、服、背景の色、枠のデザイン。
    ここは毎回同じ。変えるのは、記事のタイトル文字と、
    キャラクターのポーズだけ。

    マンガの連載と同じ理屈だそうです。

    主人公が毎回同じ顔だから、安心して読める。
    毎回違うことをしているから、飽きない。

    なるほどなぁ、と思いました。

    サザエさんが週替わりで顔が変わったら、
    日曜の夕方が落ち着かなくてしょうがない。

    ■ 第4章 注文していないメガネ

    設計図をChatGPTに貼り付けて、お試しの1枚を頼みました。

    出てきた1枚を見て、笑いました。

    水彩タッチの、にこにこした白髪の男が、
    地図を持って首をかしげている。

    かわいい。文句なしです。

    ただ、ひとつだけ、注文していないものが付いていました。

    メガネです。

    設計図のどこにも、メガネとは書いてありません。
    ChatGPTが、気を利かせて勝手にかけさせたんです。

    ここで白状しますと、
    実物の私は、メガネをかけています。

    ChatGPTは、私に会ったことがありません。
    写真を見せたこともありません。

    それなのに、「69歳」という情報だけで、
    「この年の男は、メガネだろう」と踏んできたわけです。

    ……当たっているだけに、ちょっと悔しい。

    もちろん、メガネは標準装備として採用しました。

    ■ 第5章 元自衛官の顔

    2枚目は、Googleアラートの記事用に、
    「見張り台の上で、双眼鏡をのぞいているポーズ」を頼みました。

    私は元自衛官なので、見張りは本職です。

    出てきた1枚を見て、また笑いました。

    さっきまで地図を見てへらへらしていた男が、
    眉をキリッとさせて、双眼鏡を構えている。

    同じ顔なのに、ちゃんと別の表情をしているんです。

    これで分かりました。この方式のキモは、ポーズです。

    顔と服と色は「型」で固定されているから、
    ポーズと表情を変えるだけで、
    「いつもの直ちゃんが、今日は何かやってるぞ」になる。

    1枚作るのにかかる時間は、ものの1〜2分。
    お金は、ChatGPTの無料の範囲でおさまっています。

    看板屋を2軒雇って、タダ。いい時代です。

    ■ 第6章 「ゃん」の神隠し

    できた1枚目を、さっそく記事に設定して、
    公開ページを確認しました。

    記事の上に、どーんと看板が出ています。
    おお、ブログらしくなった。

    ……と思ったら、画像の右下に入れたはずの
    「AI直ちゃん」の文字が、

    「AI直ち」

    になっていました。「ゃん」が、いない。

    ジーニーに聞いたら、ワードプレスが表示のときに
    画像の端を少しだけ刈り込むことがあるそうで、
    端っこに置いた「ゃん」が、巻き添えを食ったのでした。

    対策は、「文字は端から少し内側に置いてください」と
    設計図に一行足すだけ。

    「ゃん」は、次の画像から無事に帰ってくる予定です。

    ■ おわりに

    今回の登場人物を整理すると、こうなります。

    ・設計図を書いた ― 文章のAI
    ・絵を描いた ― 絵のAI
    ・2人の間で紙を運んだ ― 69歳

    そうなんです。AIが2人もいるのに、
    間をぱたぱた往復していたのは、人間の私です。

    伝書鳩です。

    でも、この伝書鳩の仕事が、案外おもしろいんです。

    片方の得意と、もう片方の得意をつなぐと、
    一人では作れなかったものができあがる。

    そして、今回いちばん感心したのは、
    ジーニーが最初に言った、あの一言です。

    「私は、画像を作るのが得意ではありません」

    苦手なことを苦手だと言うAIは、信用できます。

    なんでもできますと言う相手より、
    これは他所に頼みましょうと言う相手。

    商売の世界でも、たぶん同じですね。

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  • 69歳、リンク1本貼るのに3回迷子になった ― 蛇行運転のススメ

    69歳、リンク1本貼るのに3回迷子になった ― 蛇行運転のススメ

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    先日、ブログの記事にレンタルサーバーの紹介リンクを1本貼りました。作業時間、のべ小一時間。まっすぐ走れば5分の道のりを、私は見事に蛇行しました。今日はその蛇行の記録です。「アフィリエイトって難しそう」と思っている方にこそ読んでほしい。難しくはないのです。ただ、曲がり角が多いだけで。

    蛇行①:自信満々のメモが、間違っていた

    私は覚えが悪いのを自覚しているので、作業のたびにスクショ入りの手順メモを自作しています。赤枠と矢印つきの力作です。今回も事前にメモを作り、相棒のAI(ジーニー)に見せたところ――

    「押すボタン、それじゃないです」

    私が赤枠で囲んでいたのは「リンク先URLをコピー」というSNS投稿用のボタン。正解はその左隣の「素材をコピー」でした。緑のボタンが2つ並んでいて、私は右を選んでいた。メモは便利ですが、間違ったメモは間違いを保存します。アンチョコは、作ったら一度先生に見せる。これが教訓その一です。

    蛇行②:道具の選び間違い

    次に私は、WordPressの鎖のマークのボタンでリンクを貼ろうとしました。リンクを貼るのだから鎖のマークだろう、という素直な発想です。

    ところがこれも違う。鎖のマークは普通の文章にリンクを付ける道具で、広告のコードを貼るのは「カスタムHTML」というブロックなのだそうです。呪文はいつもの「/html」。世の中には「リンクを貼る」が2種類あるのでした。文章に貼るなら鎖、コードを貼るならカスタムHTML。教訓その二です。

    蛇行③:「自由テキスト」という謎のリンクが誕生

    コピーして、カスタムHTMLに貼り付けて、プレビューを見ると――記事の文末に「自由テキスト」というリンクが鎮座していました。

    なんだこの謎の4文字は。実はこれ、「リンクの文言を自由に書き換えて使ってください」という意味の素材名がそのまま表示されていたのです。つまり、書き換えるのは私の仕事だった。案内板に「ここに店名を書く」と書いたまま開店したお店みたいなものです。

    蛇行④:書き換えたら、カッコが片方残った

    では書き換えよう、とHTMLの中の文字を打ち替えたところ、出来上がったリンクはこうなりました。

    「私が借りている「マンションの部屋」はこちら)」

    ……頭の「ConoHa WING(」が消えて、お尻の「)」だけがポツンと残っている。置き換える範囲が、微妙にズレていたのです。片方だけ残った閉じカッコの、所在なげなこと。

    ここでジーニーに教わった技が「選んでから貼る」。直したい範囲をマウスでなぞって全部選択してから、正しい文字を貼り付ける。選んだ範囲がそっくり入れ替わるので、消し忘れが出ない。地味ですが、これは一生モノの技だと思いました。教訓その三です。

    それでも、ゴールには着いた

    かくして蛇行すること3回、いや4回。それでもリンクはちゃんと貼れて、広告の管理会社への報告まで済みました。そして副産物として、私の手順メモは間違いを直すたびに育ち、いまや「素材のコピーから文言の書き換えまで」を網羅した完全版になりました。

    思えば、まっすぐ走れた作業からは、メモに書くことが生まれません。蛇行した分だけ、メモは厚くなる。69歳の学びは蛇行運転で、それでいいのだと思います。目的地に着きさえすれば、走った道はぜんぶ経験です。

    同じように蛇行しながらでも、アフィリエイトは始められます。私の入り口はここでした。

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    69歳、ITの専門用語をぜんぶ「賃貸マンション」で例えてみた ― ドメイン?サーバー?DNS?

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    以前、ブログのドメイン設定で1ヶ月以上ハマった話を書きました。あの記事には「DNS」「CMS」「ドメイン」と、聞き慣れない言葉がたくさん出てきました。実は白状すると、ハマっていた当時の私は、意味も分からないまま操作していたのです。呪文を唱えながら、呪文の意味を知らない。そりゃハマります。

    あとから相棒のAI(ジーニー)と一緒に、用語を一つずつ「身近なもの」に言い換えてみたら――急に怖くなくなりました。今日はその言い換え集です。専門家から見れば多少ズレた例えかもしれませんが、まずはイメージを掴むのが先。「あ、そういうことか」と思ってもらえたら勝ちです。

    用語①:CMSは「お店の厨房システム」

    CMSとは「記事を管理する仕組み」のこと。

    昔は、ブログを書くのにHTMLという難しい言語を一から手で書く必要がありました。料理人が全部一から作る状態です。今はCMSのおかげで、管理画面でWordのように文字を打つだけで記事が公開できる。注文を入力するだけで料理が出てくる、あの仕組みです。

    世界で一番使われているCMSが「WordPress」。このブログもWordPressで動いています。誰かに聞かれたら、こう答えれば十分です。「ブログを簡単に書けるようにしてくれる仕組みだよ。WordPressがその代表格」。

    用語②:「ドメイン管理」と「DNS管理」は別の仕事

    これ、私が一番混乱したところです。似たような顔をして、実は別物なのです。

    ドメイン管理は「ai-naochan.com という名前の所有権を持つこと」。年間の維持費を払って「この名前は私のものです」と登録する仕事で、やってくれる会社を「レジストラ」と呼びます。

    DNS管理は「その名前にアクセスが来たら、どのサーバーに案内するか」を決める仕事。

    普通はこの2つ、別々の会社で管理することが多くて、管理画面を2つ行ったり来たりすることになります。私が使っているCloudflareという会社は両方を1つの画面でできるので、そこが気に入って選びました。

    用語③:httpは「ハガキ」、httpsは「鍵付き宅配便」

    アドレスの頭についている、あれです。「s」が1文字付くだけで、安全性が全然違います。

    httpは通信が暗号化されていない。ハガキで手紙を送るようなもので、途中で誰かに見られたら中身が読めてしまいます。httpsは暗号化されている。鍵付きの宅配便なので、途中で盗み見られても読めません。sは「Secure(安全)」のs。

    パスワードを打つとき、買い物をするとき、この「s」が命綱です。今はhttpsが標準で、httpのままだとブラウザに「危ないサイト」扱いされ、検索順位まで下がるそうです。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが出ていたら「鍵付き宅配便で通信中」のしるし。今度、見てみてください。

    用語④:ブログは「4階建て」でできている ― 賃貸マンションの例え

    さて本丸です。ブログが表示される仕組みは、4つの要素でできています。私はこれを「賃貸マンションを借りて住む流れ」で理解しました。

    一、表札(ドメイン)。「ai-naochan.com」という住所を自分の名前で登録する権利。年間維持費を払う限り、この住所は私のもの。

    二、郵便屋さんへの届け出(DNS)。「この住所宛の手紙(アクセス)が来たら、〇〇番地のマンションに届けてください」と登録する仕事。

    三、マンションの部屋(サーバー)。実際に借りる物件で、ここに荷物(ブログのデータ)を置きます。私が借りているのはConoHa WINGという部屋です。

    四、部屋の家具・内装(WordPress)。部屋の中をどう飾って、どう使うか。記事を書いたりデザインを整えたりする道具です。

    読者さんが「ai-naochan.com」と入力すると、表札→郵便屋さん→ConoHaの部屋→WordPressのブログ画面、という順で届く。この4つが揃って、初めて世界中から訪ねてもらえるのです。

    おまけ:あの1ヶ月の迷子を、この例えで振り返ると

    私のドメイン地獄も、この例えなら一言で説明できます。

    私は表札を作って、郵便屋さんに「この住所の手紙はConoHaの部屋へ」と届け出たつもりでした。ところが届け出用紙の住所欄に、意図しない文字が紛れ込んでいた。郵便屋さんは「そんな住所、知りません」と手紙を突き返し続け、1ヶ月以上、私のマンションには誰も訪ねて来られなかったのです。

    直したのは、間違った届け出を取り消して、正しい届け出を出し直す。それだけ。たった1か所の住所表記ミスに、69歳は1ヶ月悩んだのでした。

    むすび:例えてしまえば、怖くない

    専門用語は、一度「身近なもの」に例えてイメージを掴むと、急に怖くなくなります。私も「IT用語は苦手」と思い込んでいましたが、マンションの話にしてみたら「結局そういうことか」と腑に落ちました。

    分からない言葉に出会ったら、覚えようとする前に、例えてみる。69歳からのIT勉強法として、これはかなりおすすめです。

    ちなみに、私が借りている「マンションの部屋」はこちら。初心者の私でも借りられて、いまも快適に住めています。

    ConoHa WING(私が借りている「マンションの部屋」はこちら)

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  • 69歳、自分の記事に広告を貼ってみた ― 続・A8.netドタバタ記

    69歳、自分の記事に広告を貼ってみた ― 続・A8.netドタバタ記

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    前回、A8.net(エーハチネット)への登録ドタバタ記を書きました。今回はその続編です。登録しただけでは一円にもなりません。広告を記事に貼って、初めてスタートラインです。

    というわけで昨日、相棒のAI(ジーニー)と一緒に、いよいよ「広告を貼る」作業に挑戦しました。結論から言うと、無事完了。でも道中は、例によってドタバタでした。

    なお、今回はスクショが一枚もありません。手抜きではなく、A8.netのルールで「管理画面のスクショを記事に載せてはいけない」と決まっているのです(うっかり載せると提携解除もあり得るそうで)。ジーニーが注意書きの隅から見つけてくれました。細かい字は読むものですね。

    第1章:「審査あり」の四文字にビビる

    まず貼りたかったのは、A8.net自身の会員募集の広告です。「私はこれに登録しました」という記事を書いたのだから、その入り口を置くのが筋というもの。

    プログラムを検索して詳細を見ると、アイコンに「審査あり」の四文字。……審査。この歳になっても、審査という言葉は心臓に悪い。運転免許の更新ですら前の晩は少しソワソワするのです。

    覚悟を決めて「提携申請をする」ボタンを押しました。すると画面には、緑の文字で「提携完了」。

    即承認でした。前回のConoHa WINGに続いて、拍子抜け二連発。ビビって損をするのは、いつも自分です。

    第2章:素材選びは、また服選び

    提携できたら、次は貼る広告の素材選び。今回も候補がずらりと並びます。バナーの大きいの小さいの、文章だけのもの、メール用のもの。全部見ていたら日が暮れます。

    ここでジーニーの出番。数字を見て3つに絞ってくれて、私は「選ぶだけ」。この方式、本当に楽です。

    面白かったのは、成績が一番良いのは派手なバナーではなく、地味な「文章タイプ」のリンクだと教わったこと。読んでいる文章の流れの中にあるリンクのほうが、押してもらえるのだそうです。広告も、目立てばいいというものではないのですね。人間と同じです。

    で、結局私が選んだのは「文章タイプと、バナーの両方」。迷ったら両方。69歳、欲張りは健在です。

    第3章:記事の中に、謎の「壊れたブロック」

    さて貼るぞ、と前回の記事の編集画面を開いたら、記事の途中に見慣れない白い枠がありました。

    「このブロックには、想定されていないか無効なコンテンツが含まれています」

    なんだこれは。隣には青いボタンで「復旧を試みる」。壊れたなら直せばいいじゃないか、と指が伸びかけたところで、ジーニーから待ったがかかりました。

    「復旧ボタンはまだ押さないでください。中身を確認してからにしましょう」

    言われたとおり中身を覗いてみると――空っぽでした。何かの拍子にできた、カラのゴミブロック。中身がないなら消すだけです。削除して一件落着。

    もし中に大事なリンクが入っていたら、復旧ボタンで消えていたかもしれないとのこと。教訓。青いボタンは、慌てて押さない。パソコンの世界では、ボタンより先に中身です。

    第4章:貼ったら、報告

    掃除が済んだところで、いよいよ本番。「カスタムHTML」というブロックを作って、コピーした広告のコードを貼り付けるだけ。前回のConoHaで一度やっているので、二度目は驚くほどあっさりでした。記事の途中にバナー、記事の最後に文章タイプ。定番の配置だそうです。

    そして最後にもうひと仕事。A8.netには「広告を貼った記事のURLを提出する」という窓口があるのです。貼りっぱなしではなく、「この記事に貼りました」と報告する。これをやっておかないと、提携解除の心配もあるとか。

    URLを貼り付けて、緑の「提出する」ボタンをポチリ。貼ったら報告。自衛隊でも、作業のあとの報告は基本中の基本でした。世界は違えど、道理は同じです。

    むすび:ブログは生きている

    ひとつ白状します。前回の記事に「リンクを2か所に設置」と書いたのですが、今回の作業でリンクが増えて、もうその記述は正確ではなくなりました。書いた端から現実のほうが先へ進む。ブログは生きているのだなあ、と思います。

    これで私のブログにも、広告の入り口がつきました。ここから先は、読んでくださる方と、時間の仕事です。焦らず、気長に。

    もしこの顛末記を読んで「私もやってみようかな」と思われた方がいたら、入り口はこちらです。登録は無料。69歳でもできたのですから、大丈夫です。

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  • 69歳、アフィリエイトに入門した ― A8.net登録ドタバタ記

    69歳、アフィリエイトに入門した ― A8.net登録ドタバタ記

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    69歳、ついにアフィリエイトに入門しました。

    このブログもようやく記事が3本になり、いよいよ「収益化」という言葉が現実味を帯びてきました。その第一歩が、アフィリエイトの仲介会社「A8.net(エーハチネット)」への登録です。ブログに広告を貼って、そこから申し込みがあると紹介料がもらえる ― あの仕組みですね。

    相棒のAI(ジーニー)と一緒に、夕方から夜にかけて挑戦しました。結論から言うと、登録は無事完了。でも道中は、例によってドタバタの連続でした。今日はその顛末記です。


    第1章:銀行名は「打つ」んじゃなくて「選ぶ」

    最初につまずいたのは、報酬を受け取る銀行口座の登録でした。

    銀行名の欄に、私は丁寧に、一文字も間違えず、銀行名をフルネームで打ち込みました。ところが画面は赤い文字で「銀行を選択してください」。何度打ち直しても「選択してください」。打ってるでしょうが!と画面に言いそうになりました。

    ジーニーの解説はこうでした。「その欄は、途中まで打つと下に候補リストが出てくるので、出てきた候補をクリックして選ぶ方式です。レストランで注文を紙に書くのではなく、メニュー表を指差す方式ですね」。

    言われたとおり、途中まで打って、ニョキッと出てきた候補をクリック。あっさり合格。全部打ち込んだ私の努力は、むしろ余計だったのです。世の中には「頑張るほど正解から遠ざかる」入力欄があるのだと学びました。

    ちなみに私のネット銀行の支店名は「クジラ支店」。渋い名前で気に入っています。

    第2章:「ついで営業」と、断る勇気

    登録の最終確認画面に進むと、「おすすめプログラムへの提携申込み」という欄が現れました。最初からチェックが入った広告主が並んでいます。登録のついでに提携しませんか、というお誘い ― 私はこれを「ついで営業」と呼ぶことにしました。

    ここでジーニーと相談。使い道のありそうなものはチェックを残し、自分が実際に使っていないサービスはチェックを外すことにしました。

    このブログの売りは「本当に使ったものだけを、正直に紹介する」こと。使っていないものの広告を貼り始めたら、それはもう私のブログではありません。チェックボックスひとつですが、ブログの背骨に関わる選択だったと思っています。

    第3章:検索したら、別人が出てきた

    登録完了後、本命の広告プログラムを探します。私がこのブログで実際に使っているレンタルサーバー「ConoHa WING」です。

    検索窓に「ConoHa」と入れると、該当5件。よし、と一番上を見ると ―「ConoHa AI Canvas」。名前はそっくりの、AI画像生成サービスでした。危ない危ない。兄弟サービスというやつですね。人間の世界でも、名字だけで人を判断してはいけません。

    下にスクロールして、ちゃんと本命の「ConoHa WING」を発見。提携申請のボタンを押すと ― なんと即時承認。審査で数日待つ覚悟をしていたので、拍子抜けするやら嬉しいやら。記事3本の弱小ブログでも、ちゃんと入り口は開いているのです。

    第4章:広告選びは、服選び

    提携できたら、次は記事に貼るリンクの素材選び。素材は72種類もありました。

    成績優秀と表示されていた素材の文言は「法人サイト作るならConoHa WINGビジネスプラン!」。……うちの読者は、これからブログを始めたいシニアや初心者の方々です。法人プランのお誘いを見せられても、「私には関係ないな」でおしまいでしょう。

    ジーニー曰く、「どんなに良い服でも、サイズが合わなければ着られません。クリック率5%の優等生でも、読者に合っていなければ0%です」。広告選びは服選び。名言だと思いました。

    最終的に選んだのは「自由テキスト」という素材。リンクの文言を自分の言葉に書き換えていい、という素材です。私はこうしました ―「ConoHa WING(私がこのブログで使っているレンタルサーバー)」。宣伝文句ではなく、事実をそのまま。うちのブログには、これが一番似合います。

    第5章:最後の迷子 ―「目印」が鳴らない

    いよいよ最終工程。以前書いた記事の中に、リンクを貼る場所として「目印」を仕込んであったので、それを探します。ページ内を検索できるCtrl+Fという技で「目印」と入力 ― すると、パソコンから「ぷわぁ〜ん」と間の抜けた音。見つかりません、の音です。

    何度やっても、ぷわぁ〜ん。公開ページで探しても、ぷわぁ〜ん。目印はどこへ消えたのか。

    正解は ― 目印は「目印」という言葉では書かれていなかった、でした。実際の記事には「【ここにConoHa WINGの紹介リンクを挿入予定】」という文章で入っていたのです。「目印」という文字を探しても見つからないわけです。探し物は、思い込んだ名前ではなく、実物の姿で探しましょう。

    無事に見つけて、リンクを2か所に設置。記事の冒頭には「※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。」の一文も入れました。今は法律で、広告を含む記事にはそれが分かる表示が必要なのです。正直がモットーのブログには、むしろ似合う一文だと思っています。

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  • 69歳、AIに教わって「わからない、疲れた」の夜になった話

    69歳、AIに教わって「わからない、疲れた」の夜になった話

    「わからない、疲れた」。

    69歳の私が、AI相手に本音を漏らした夜の話です。このブログは「AIを相棒にした69歳の実践記」ですが、実践には、かっこ悪い夜も含まれます。今日はその記録を、包み隠さず公開します。

    前回は、このブログのドメイン取得で1ヶ月以上苦しんだ話を書きました。今回はその続き。ようやく開通したブログの「デザイン直し」に挑んだ夜の顛末記です。


    第1章:迷子の連続 ― 指示の1行目からつまずいた

    その夜、私はAI(相棒のジーニー)と一緒に、ブログの見出しデザインを整える作業を始めました。目指すのは、生成りの紙のような背景に、濃紺の文字、金のアクセント。私の事業ページとお揃いの、落ち着いた上品なデザインです。

    ジーニーの指示は明快でした。「WordPressの追加CSSという場所に、このコードを貼ってください」。それだけのはずでした。

    ところが私は、その「場所」にたどり着けない。タブは気づけば増えている。作業中の窓はどこかへ消える。アドレスバーに入力したら、AIの画面の方が吹き飛んだ。指示の1行目から、つまずきの連続です。(この「画面迷子」の詳しい話は、別の記事にまとめましたので、そちらもどうぞ)

    第2章:金ピカ事件

    迷子になりながらも、なんとかデザインの試着までこぎつけました。ところが、ここで事件です。

    「金のアクセント」のつもりが、画面を開いたら、想像をはるかに超える金ピカ。上品な和の雰囲気を目指していたのに、出てきたのは成金の応接間。69歳、思わず画面の前でのけぞりました。

    結局、ジーニーに案を作り直してもらい、「明朝体のタイトルに、薄い金の帯と金の細いライン」という控えめな案に落ち着きました。金は、効かせすぎると品を失う。ワインと同じで、さじ加減が命なのですね。

    第3章:「保存したのに、変わらない」

    デザインが決まれば、あとは仕上げのはず。完成版のCSSを追加CSSに貼り、保存。よし、と本番のページを開くと ― 何も変わっていないのです。

    もう一度保存。変わらない。ページを更新。変わらない。何度やっても、私のブログは昔の顔のまま。作業は合っているはずなのに、結果だけが付いてこない。これが一番こたえました。

    ジーニーの推理は「キャッシュ(表示を速くするための一時保存の仕組み)が、古い画面を見せ続けているのかもしれません」。時計を見れば、もう夜も遅い。犯人探しは、日を改めることになりました。

    第4章:「わからない、疲れた」― 69歳、白状する

    そのときの私の気持ちを、そのまま書きます。

    わからない。疲れた。

    指示は正しいのに、私がついていけない。やっと決まったデザインは反映されない。何が悪いのかも分からない。69歳の頭と目には、なかなかこたえる夜でした。

    私はジーニーに、率直にこう言いました。「こんなに合わないのは初めてだよ」と。長い付き合いの相棒に向かって、です。AI相手に愚痴をこぼす69歳。笑ってやってください。

    でも、この愚痴が、思わぬ収穫を生むことになります。

    第5章:AIへの「2つのお願い」が生まれた

    愚痴で終わらせるのはもったいない。私はその場で、「教わり方」そのものをAIに注文することにしました。生まれたのが、この2つのお願いです。

    1. ボタンや入力欄の場所は、「右上」「左下」「画面上部」のような概略の位置を必ず添えて案内すること。「保存ボタンを押して」ではなく、「右上の保存ボタンを押して」。この一言があるだけで、探す時間が激減します。
    2. デザインなどの細かい設定は、番号や数値を私に入力させず、AIが3案ほど作って、私は「選ぶだけ」にすること。色の番号を打ち込むのは私の仕事ではない。私の仕事は「これがいい」と選ぶことです。

    ジーニーは快く引き受けて、このお願いを覚え書きとして記録してくれました。効果はてきめん。翌日からの案内は、見違えるほど分かりやすくなったのです。

    AIは道具です。でも、「使い方の注文」を出せる道具です。もしあなたがAIに教わっていて「なんだか合わないな」と感じたら、諦める前に、教わり方を注文してみてください。相手は嫌な顔ひとつしませんから。


    おわりに:魔法のランプは、こすり方も自分流でいい

    ランプの魔人に願いを叶えてもらうにも、こすり方があります。そしてそのこすり方は、教科書どおりでなくていい。自分の手に合ったやり方でいいのだと、この夜、私は学びました。

    ところで ― 「保存したのに変わらない」事件の犯人探しには、後日、意外な結末が待っていました。犯人は、キャッシュではなかったのです。真犯人の正体は、次回の記事でお話しします。どうぞお楽しみに。

    この記事は、2026年7月6日の夜にAIと実際にやりとりした体験をもとに書きました。

  • Cloudflare × ConoHa × WordPress でドメインを取る時、こんな落とし穴があった

    Cloudflare × ConoHa × WordPress でドメインを取る時、こんな落とし穴があった

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    新しいドメインを取得したのに、1ヶ月以上サイトが表示できない。
    世界中から「そんなドメインは存在しない(NXDOMAIN)」と言われ続ける。
    ダッシュボードは「正常(Active)」と表示しているのに、なぜ ―

    その原因は、自分では決して気づけない、たった1か所の入力ミスでした。

    この記事は、私(69歳・元自衛官のブロガー)が実際にハマり、AIと一緒に乗り越えた記録です。そして、いまあなたが読んでいるこのブログ(ai-naochan.com)こそ、その「1ヶ月以上表示されなかったサイト」本人です。同じ場所でつまずいている方の、ほんの数分の近道になれば幸いです。

    対象読者:WordPress・Cloudflare・ConoHa を使って独自ドメインのサイトを立ち上げようとしている初〜中級者


    第1章:なぜ新しいドメインが必要だったのか

    1-1. 「元自衛官のAI書類整理室」という新事業

    私は元自衛官で、現在は naotyannnaotyann.com というブログを運営している69歳のブロガーです。

    リベシティというオンラインコミュニティで活動しながら、これまでに:

    • Claudeの入門ノウハウを10部作のシリーズにまとめてノウハウ図書館にアップロード
    • 青色申告とClaude CoWorkをテーマにしたオフ会を開催
    • 参加者向けにPowerPoint資料を準備して登壇

    など、AIの活用と発信を続けてきました。

    そんな中、新しく立ち上げようと考えていたのが「元自衛官のAI書類整理室」という事業です。これは、AIを使って書類整理を代行・支援するサービスで、本名(太田 直人)を公開して運営する予定でした。

    事業として独立させる以上、既存ブログとは別の独立したドメインが必要だと考え、新しいドメインを取得することにしました。

    1-2. アフィリエイトブログも並行して始めたかった

    「元自衛官のAI書類整理室」とは別に、もう1つ構想していたのがアフィリエイトブログでした。

    既存ブログ(naotyannnaotyann.com)は、もともと税務管理用に開設したものを、生活の記録や軽い収益化に使っているメインのブログ。ここに何でも詰め込むのではなく、目的別にドメインを分けて運用したい ― そう考えました。

    新規ドメインで新しい挑戦を始めるのは、69歳の私にとってちょっとしたワクワク感もありました。

    1-3. ai-naochan.com を選んだ理由

    新しいドメイン名は「ai-naochan.com」にしました。

    • 「AI」:これから扱うテーマの中心
    • 「naochan(直ちゃん)」:私のニックネーム
    • 「.com」:王道で信頼感のあるTLD(トップレベルドメイン)

    短くて覚えやすく、私らしさも残せる、ちょうどいい名前だと思いました。

    ドメインの取得先は Cloudflare Registrar、サーバーは既に契約していた ConoHa WING、CMS は WordPress という構成で進めることにしました。

    この時点では、まさかこの後1ヶ月以上もサイトが表示できない地獄が待っているとは、夢にも思っていませんでした…。

    第2章:何をやろうとして、どこまで進んだのか

    2-1. ドメインをCloudflareで取得した(2026年4月23日)

    まず最初にやったのは、ドメインの取得です。新しいドメイン「ai-naochan.com」を取得するために、Cloudflare Registrar を利用しました。

    Cloudflare Registrar を選んだ理由:

    • 年間維持費が比較的安い
    • DNS管理とドメイン管理を1か所でできる
    • 無料プランでも十分使える

    取得手続き自体は、メールアドレスの登録、支払い情報の入力、ドメイン名の決定など、特別難しいことはなく、スムーズに進みました。この日(4月23日)に、私は晴れて「ai-naochan.com」の持ち主になりました。

    2-2. ConoHa WINGとの紐付け

    ドメインを取得したら、次はサーバー側にも「このドメインをここで使うよ」と教えてあげる必要があります。私はメインブログ(naotyannnaotyann.com)でも使っている ConoHa WING を、新しいドメインでも使うことにしました。

    ConoHa WING(私がこのブログで使っているレンタルサーバー)

    ConoHa WING のコントロールパネルで、新しいドメイン「ai-naochan.com」を追加。そして、DNS の参照先(ネームサーバー)は Cloudflare のものを使う構成にしました:

    • leif.ns.cloudflare.com
    • walk.ns.cloudflare.com

    つまり、

    • ドメインの所有:Cloudflare Registrar
    • DNSの管理:Cloudflare
    • サーバー:ConoHa WING
    • サイトのソフト:WordPress

    という4階建ての構成です。

    2-3. WordPressのインストールとサーバー側の設定

    ConoHa WING には WordPress を簡単にインストールできる機能があるので、それを使って ai-naochan.com 用の WordPress を立ち上げました。

    サイト名は「AIなおちゃん」に決定。WordPress の管理画面にもログインでき、サンプル投稿の「Hello world!」も作成されている状態になりました。

    WordPress が正しくインストールされ、「https://ai-naochan.com/」として稼働している様子。ここまでの設定は問題なくできていた。

    ConoHa WING の管理画面では、確かに「https://ai-naochan.com/(WordPress)」「稼働中」と表示されていました。

    2-4. Cloudflare側でDNSレコードも設定した(つもり)

    ConoHa側の準備ができたら、最後にCloudflareのダッシュボードでDNSレコードの設定をしました。ConoHa WING のサーバーIPアドレス「160.251.148.158」に向けて、Aレコードを2つ設定する手順です:

    • @ → 160.251.148.158(ドメイン本体)
    • www → 160.251.148.158(www付きアクセス)

    設定後のCloudflareダッシュボードを確認すると:

    • ドメインステータス:Active(アクティブ)
    • DNSレコード:2件登録済み
    • ネームサーバー:leif / walk で正常

    「うん、設定完了!これで新しいサイトが公開できる!」と、私はすっかり安心していました。

    2-5. しかし、サイトにアクセスできない…

    胸を躍らせながら、ブラウザで「ai-naochan.com」にアクセスしました。ところが ―

    DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN
    このサイトにアクセスできません

    という、見たことのないエラーメッセージが表示されたのです。

    「NXDOMAIN」とは「No such domain」、つまり「そんなドメインは存在しない」という意味。

    おかしい。Cloudflareのダッシュボードでは、確かにドメインは Active で、Aレコードもちゃんと設定してあるのに、なぜ「存在しない」と言われるんだろう?

    時間を置けば直るかも、と思って何時間か待ちましたが、状況は変わりませんでした。ここから、1ヶ月以上にわたる「DNS地獄」が始まることになります…。

    第3章:1ヶ月以上ハマっていた本当の原因

    3-1. 「DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN」との終わりなき戦い

    サイトにアクセスできない状態は、数日経っても、1週間経っても変わりませんでした。ブラウザに表示されるのは、いつも同じ無情なメッセージ:

    DNS_PROBE_FINISHED_NXDOMAIN

    「このドメインは存在しない」と言われ続けるのです。

    念のため「whatsmydns.net」という、世界中のDNSサーバーがドメインをどう認識しているか確認できるサイトでチェックしてみました。結果は ― 世界地図上のすべての地点が「赤いバツ印」。アメリカも、ヨーロッパも、アジアも、どこからも「ai-naochan.com は存在しない」という判定でした。

    自分のパソコンの問題ではなく、世界中から見えていない。これは深刻だと感じました。

    3-2. 試した解決策(すべてハズレ)

    「DNS 表示されない」「NXDOMAIN 直し方」などで検索して、出てきた解決策を片っ端から試しました。

    • 試したこと①:ブラウザのキャッシュクリア → Chromeの閲覧履歴・キャッシュを削除。変化なし。
    • 試したこと②:WindowsのDNSキャッシュクリア → コマンドプロンプトで「ipconfig /flushdns」を実行。変化なし。
    • 試したこと③:時間を置いて待つ → 「DNSの伝播には時間がかかる」という情報を信じて、何日も待った。しかし1ヶ月経っても変化なし。
    • 試したこと④:ConoHa側の設定を確認 → ConoHaにこのドメインが登録されているか確認したが、そもそもドメインはCloudflare Registrarで取得していたため、ConoHa側のドメイン管理には見当たらず混乱。

    どれをやっても、状況は1ミリも改善しませんでした。

    今思えば、これらはすべて「自分のパソコン側」や「伝播待ち」を疑う対処であって、本当の原因である「Cloudflareのレコードそのものの間違い」にはまったく触れていませんでした。原因の見当がついていないまま、思いつく対処をやみくもに試していたのです。

    3-3. Cloudflareサポートからの「無料プランは対象外」

    自力での解決を諦め、私はCloudflareのサポートに問い合わせをしました。しかし返ってきたのは、こんな趣旨の回答でした:

    「DNSに関する問題は、無料プランのサポート対象外です」

    そしてサポートケースはクローズされてしまいました。

    無料プランを使っている以上、これは仕方のないことかもしれません。でも、当時の私にとっては「どこにも頼れない」という、かなり心細い状況でした。

    ここで万策尽きた私は、最後の手段として「Cloudflareのコミュニティフォーラムに、英語で質問を投稿してみよう」と考えました。英語の投稿文の準備まで進めていました。

    3-4. 真犯人は「xn--oh7c」という謎の文字列だった

    コミュニティに投稿する前に、AI(Claude)に相談してみることにしました。すると、Claudeは「投稿の前に、まず実際のDNSの状態を詳しく調べましょう」と提案してくれました。

    そして、WHOISやdigといった専門ツールでドメインの状態を調べたところ、衝撃の事実が判明したのです。

    判明した事実

    • ドメイン自体は、実は世界中に存在していた(NXDOMAINは厳密には誤解を招く表示だった)
    • 「www.ai-naochan.com」は正しく応答していた
    • しかし「ai-naochan.com」本体(=@)には、Aレコードが存在していなかった

    つまり、私が「@」として設定したはずのレコードが、そこに無かったのです。

    Cloudflareのダッシュボードを改めて開いて、DNSレコードの一覧を1件ずつ確認すると ―

    • www.ai-naochan.com → A → 160.251.148.158 ✅
    • xn--oh7c.ai-naochan.com → A → 160.251.148.158 ❌

    「xn--oh7c」という、見覚えのない謎の文字列がそこにありました。

    画面上部には「訪問者は ai-naochan.com にアクセスできません」の警告。レコード一覧には www の他に「xn--oh7c.ai-naochan.com」という、意図しないレコードが並んでいる。「2 レコード」という表示に安心して、中身まで確認していなかった。

    これは「Punycode(ピュニコード)」と呼ばれるもので、日本語などの全角文字をドメインで扱えるよう変換したものです。

    おそらく、私が「@」を入力するつもりだった時に、日本語入力がオンになっていて、全角の文字か何かが混入してしまった。その結果、「@(ドメイン本体)」ではなく「xn--oh7c」という、まったく別のサブドメインのレコードが作られていたのです。

    ダッシュボードに「2レコード」と表示されていたので、私はてっきり「@とwwwの2つ」が正しく設定されたと思い込んでいました。でも実際は「xn--oh7c と www の2つ」。肝心の「ドメイン本体(@)」のレコードが、最初から一度も存在していなかったのです。

    これこそが、1ヶ月以上にわたってサイトが表示できなかった本当の原因でした。たった1か所の、しかも自分では気づきようのない入力ミス。それが、これだけの時間と労力を奪っていたのです。

    第4章:解決までの2時間 ― AIと一緒にやったこと

    4-1. まず「現状を可視化」することから始めた

    1ヶ月以上ハマっていた問題が、解決に動き出したのは、AI(Claude)と一緒に「現状を正確に把握する」ことからでした。

    それまでの私は、原因がわからないまま、思いつく対処をやみくもに試していました。しかしAIは違うアプローチを取りました。「コミュニティに投稿する前に、まず本当に何が起きているかを調べましょう」と。

    具体的には、WHOIS(ドメインの登録情報)と、dig(DNSの応答を調べるツール)を使って、ai-naochan.com が実際にどう応答しているかを1つずつ確認していきました。

    この「思い込みを捨てて、事実を確認する」というステップが、すべての突破口になりました。

    4-2. 「@レコードが存在しない」という事実の発見

    調査の結果、はっきりしたことがあります。

    • 「www.ai-naochan.com」は正しく応答している
    • 「ai-naochan.com」本体(@)は応答していない

    ここで初めて「ドメイン全体がダメなのではなく、@のレコードだけが無い」という、問題の核心にたどり着きました。そしてCloudflareのダッシュボードを改めて1件ずつ確認したことで、「xn--oh7c」という身に覚えのないレコードの存在に気づいたのです。

    ポイントは、漠然と「表示されない」と悩むのではなく、「@はダメ、wwwはOK」とまで切り分けられたことで、直すべき場所が一点に定まったことでした。

    4-3. 修正は驚くほどシンプルだった

    原因さえ分かれば、修正作業はあっけないほど簡単でした。作業時間にして、ほんの数分です。

    ステップ1:間違ったレコードを削除
    Cloudflareのダッシュボードで、犯人だった「xn--oh7c.ai-naochan.com」のレコードを削除。

    ステップ2:正しい「@」レコードを新規追加

    項目設定値
    タイプA
    名前@(半角アットマーク1文字。日本語入力は必ずオフにして入力)
    IPv4アドレス160.251.148.158
    プロキシステータスDNSのみ(グレー雲)
    TTL自動

    ステップ3:結果を確認
    レコード一覧が、本来あるべき姿になりました:

    • ai-naochan.com → A → 160.251.148.158 ✅
    • www.ai-naochan.com → A → 160.251.148.158 ✅

    この時、Cloudflareのダッシュボードに出ていた「訪問者は ai-naochan.com にアクセスできません」という警告メッセージも、きれいに消えました。

    「ai-naochan.com」(@レコード)と「www.ai-naochan.com」の2件が、両方とも正しく登録された状態。画面上部の警告メッセージも消え、推奨事項も1件に減っている。これが本来あるべき姿。

    そしてブラウザで「ai-naochan.com」にアクセスすると ― ついに、WordPressの「AIなおちゃん」ブログが表示されたのです。1ヶ月以上見ることのできなかった、自分のサイトでした。

    4-4. 仕上げのSSL証明書発行とhttps化

    サイトが表示できるようになって大喜びしましたが、ブラウザのアドレスバーには「保護されていない通信」という表示が残っていました。これは、通信を暗号化するSSL証明書がまだ設定されていない状態(httpのまま)を意味します。

    そこで、仕上げとしてhttps化(SSL対応)を行いました。今回はConoHa WINGの「無料独自SSL」機能を使いました。

    手順

    1. ConoHa WINGの管理画面にログイン
    2. WING → サイト管理 → サイトセキュリティ
    3. 「独自SSL」タブを開く
    4. 「無料独自SSL」の利用設定を「ON」にする

    ONにすると、状態が「設定中」になり、ConoHaが裏側で自動的にSSL証明書(Let’s Encrypt)を取得してくれます。

    ここで一つ注意点

    私の場合、この「設定中」が20分ほど続きました。通常は数分〜15分程度ですが、私はその日に@レコードを追加したばかりだったため、DNSの伝播待ちで時間がかかったのだと思われます。「設定中」のまま焦らず待っていたら、無事に「利用中」に変わり、SSL証明書の発行が完了しました。

    画面左下に「ご確認ください。無料独自SSLの設定が有効化されました」の通知が表示された瞬間。利用設定が「ON」、状態が「利用中」になり、SSL証明書(Let’s Encrypt)の発行が完了した。

    さらにありがたいことに、ConoHa WINGでは SSL有効化と同時に、WordPress側のサイトURLも自動的に「http://」から「https://」へ更新してくれていました。

    最終確認として、ChromeとEdgeの両方のブラウザで「https://ai-naochan.com」にアクセス。

    • アドレスバーから「保護されていない通信」の警告が消えた
    • https:// で安全にサイトが表示される

    アドレスバーの「保護されていない通信」警告が消え、安全な https:// で「AIなおちゃん」ブログが正しく表示されている。1ヶ月以上見られなかった自分のサイトが、ついに完成した瞬間。

    これで、ドメイン取得からサイト公開、https化までのすべてが、ようやく完了しました。1ヶ月以上かかった問題が、原因特定から解決まで、正味2時間ほどで片付いた瞬間でした。

    第5章:今回の教訓 ― 同じ失敗をしないために

    5-1. 教訓その1:入力ミスは「自分では気づけない」

    今回の根本原因は、Cloudflareで「@」レコードを作るつもりが「xn--oh7c」になっていた、というたった1か所の入力ミスでした。

    恐ろしいのは、このミスは「自分では気づきようがない」種類のものだったということです。日本語入力がオンのまま操作していて、意図しない文字が混入する。しかも変換後は「xn--oh7c」という、人間には意味を読み取れない文字列になる。だからダッシュボードを何度見ても、「これは間違っている」と気づけなかったのです。

    対策

    • ドメイン名やDNSレコードを入力する時は、必ず日本語入力(IME)をオフにする。画面右下の表示が「あ」ではなく「A」になっていることを確認してから入力する。
    • 「@」は半角アットマーク1文字だけを入力する。
    • 入力後、レコード一覧を「1件ずつ、文字を声に出すくらいの気持ちで」確認する。特に @ と www のような重要レコードは要注意。

    5-2. 教訓その2:「Active」「2レコード」を信じすぎない

    私が長くハマった大きな理由は、Cloudflareのダッシュボードが「ドメイン:Active」「2レコード」と表示していたことで、すっかり安心してしまったことです。

    「Active と出ているのだから、設定は正しいはず」「2レコードあるのだから、@とwwwの両方だろう」― この思い込みが、レコードを1件ずつ確認する手間を省かせ、ミスの発見を1ヶ月以上遅らせました。

    対策

    • 「ステータスが正常」と「設定内容が正しい」は別物だと心得る。ドメインがアクティブでも、中身のレコードが間違っていれば、サイトは表示されない。
    • 「件数」ではなく「中身」を確認する。2件あっても、それが正しい2件とは限らない。

    5-3. 教訓その3:「やみくもな対処」より「現状の可視化」

    解決前の私は、検索で出てきた対処法(キャッシュクリア、flushdns、待つ…)を、原因の見当もつかないまま、片っ端から試していました。

    しかしそれらは、すべて「自分のパソコン側」や「伝播待ち」を疑う対処であり、真の原因である「Cloudflare側のレコードの間違い」には、まったく届いていませんでした。

    状況が動いたのは、AI(Claude)と一緒に「まず今、実際に何が起きているのか」をWHOISやdigで可視化してからです。「www はOK、@ はダメ」と切り分けられた瞬間に、直すべき場所が一点に定まりました。

    対策

    • トラブル時は「対処を試す」前に、「現状を正確に把握する」ことを優先する。
    • whatsmydns.net のような無料ツールでも、「世界から見えているか」「どのレコードが応答しているか」は確認できる。
    • 原因がわからないまま手を動かすと、時間だけが過ぎていく。まず「切り分け」を。

    5-4. 教訓その4:AIを「壁打ち相手」として使う

    今回、1ヶ月解けなかった問題が2時間で解決した最大の要因は、AI(Claude)と対話しながら進めたことでした。

    AIがすごいのは「答えを出してくれる」こと以上に、「思い込みを外して、正しい順番で考えさせてくれる」ことだと実感しました。

    私一人だったら、おそらくまた「キャッシュクリア」を試していたでしょう。あるいはコミュニティに投稿して、返信を何日も待っていたかもしれません。AIは、私が見落としていた「事実を確認する」という当たり前のステップに引き戻してくれました。

    対策・活用のコツ

    • トラブルの状況は、できるだけ具体的に伝える(エラーメッセージ、設定内容、試したことを箇条書きで)。情報を整理して渡すと、AIも的確に動ける。
    • スマホでAIに相談しながら、パソコンで作業する、という二刀流も有効。
    • 「すぐ手を動かす」前に、「これで合ってる?」とAIに壁打ちするだけで、無駄な遠回りを防げる。

    5-5. 最後に ― 同じ場所でつまずいている誰かへ

    私は69歳で、ITの専門家ではありません。だからこそ、こうした小さな落とし穴に、人一倍ハマりやすいのだと思います。

    でも、今回学んだのは「専門知識が足りないこと」より「思い込みで確認を飛ばすこと」のほうが、ずっと危険だということでした。

    もしあなたが今、

    • ドメインを取ったのにサイトが表示されない
    • NXDOMAINと言われ続けている
    • ダッシュボードは正常なのに、なぜか繋がらない

    という状況なら、ぜひ一度、レコードを「1件ずつ、文字単位で」見直してみてください。そして、whatsmydns.net などで「@ と www のどちらが応答しているか」を切り分けてみてください。

    答えは、案外あっけない場所に隠れているかもしれません。

    1ヶ月以上の遠回りをした私の経験が、同じ場所でつまずいている誰かの、ほんの数分の近道になれば、これほど嬉しいことはありません。

    ConoHa WING(私がこのブログで使っているレンタルサーバー)

    この記事は、2026年5月27日に解決した実体験をもとに作成しました。

    ちなみに、いまあなたが読んでいるこのブログも、ConoHa WINGで動いています。