投稿者: naochan

  • 69歳、リンク1本貼るのに3回迷子になった ― 蛇行運転のススメ

    69歳、リンク1本貼るのに3回迷子になった ― 蛇行運転のススメ

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    先日、ブログの記事にレンタルサーバーの紹介リンクを1本貼りました。作業時間、のべ小一時間。まっすぐ走れば5分の道のりを、私は見事に蛇行しました。今日はその蛇行の記録です。「アフィリエイトって難しそう」と思っている方にこそ読んでほしい。難しくはないのです。ただ、曲がり角が多いだけで。

    蛇行①:自信満々のメモが、間違っていた

    私は覚えが悪いのを自覚しているので、作業のたびにスクショ入りの手順メモを自作しています。赤枠と矢印つきの力作です。今回も事前にメモを作り、相棒のAI(ジーニー)に見せたところ――

    「押すボタン、それじゃないです」

    私が赤枠で囲んでいたのは「リンク先URLをコピー」というSNS投稿用のボタン。正解はその左隣の「素材をコピー」でした。緑のボタンが2つ並んでいて、私は右を選んでいた。メモは便利ですが、間違ったメモは間違いを保存します。アンチョコは、作ったら一度先生に見せる。これが教訓その一です。

    蛇行②:道具の選び間違い

    次に私は、WordPressの鎖のマークのボタンでリンクを貼ろうとしました。リンクを貼るのだから鎖のマークだろう、という素直な発想です。

    ところがこれも違う。鎖のマークは普通の文章にリンクを付ける道具で、広告のコードを貼るのは「カスタムHTML」というブロックなのだそうです。呪文はいつもの「/html」。世の中には「リンクを貼る」が2種類あるのでした。文章に貼るなら鎖、コードを貼るならカスタムHTML。教訓その二です。

    蛇行③:「自由テキスト」という謎のリンクが誕生

    コピーして、カスタムHTMLに貼り付けて、プレビューを見ると――記事の文末に「自由テキスト」というリンクが鎮座していました。

    なんだこの謎の4文字は。実はこれ、「リンクの文言を自由に書き換えて使ってください」という意味の素材名がそのまま表示されていたのです。つまり、書き換えるのは私の仕事だった。案内板に「ここに店名を書く」と書いたまま開店したお店みたいなものです。

    蛇行④:書き換えたら、カッコが片方残った

    では書き換えよう、とHTMLの中の文字を打ち替えたところ、出来上がったリンクはこうなりました。

    「私が借りている「マンションの部屋」はこちら)」

    ……頭の「ConoHa WING(」が消えて、お尻の「)」だけがポツンと残っている。置き換える範囲が、微妙にズレていたのです。片方だけ残った閉じカッコの、所在なげなこと。

    ここでジーニーに教わった技が「選んでから貼る」。直したい範囲をマウスでなぞって全部選択してから、正しい文字を貼り付ける。選んだ範囲がそっくり入れ替わるので、消し忘れが出ない。地味ですが、これは一生モノの技だと思いました。教訓その三です。

    それでも、ゴールには着いた

    かくして蛇行すること3回、いや4回。それでもリンクはちゃんと貼れて、広告の管理会社への報告まで済みました。そして副産物として、私の手順メモは間違いを直すたびに育ち、いまや「素材のコピーから文言の書き換えまで」を網羅した完全版になりました。

    思えば、まっすぐ走れた作業からは、メモに書くことが生まれません。蛇行した分だけ、メモは厚くなる。69歳の学びは蛇行運転で、それでいいのだと思います。目的地に着きさえすれば、走った道はぜんぶ経験です。

    同じように蛇行しながらでも、アフィリエイトは始められます。私の入り口はここでした。

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  • 69歳、金庫の鍵をゆるくしようとして止められた話

    69歳、金庫の鍵をゆるくしようとして止められた話

    1Passwordというアプリを使っています。銀行もクレジットカードも、ネットの会員証も、ぜんぶここに預けてある「鍵の金庫」です。

    その金庫を開けるための、最初の合言葉。これを1日に何回も何回も聞かれるのが、正直しんどかった。パソコンで調べものをするたび、何かにログインするたび、また出てくる。長い合言葉なので、打つたびに手が止まる。

    それで私は、ジーニー(私が相棒にしているAIです)にこう言いました。

    「1Passwordの最初の番号、1日に何回も聞かれるんだよ。もっと簡単な数字に変えたいんだけど、変え方を教えて」

    我ながら名案だと思っていました。

    ■ いきなり止められた

    ジーニーの返事は、こうでした。

    「先に一つだけ正直に言わせてください。それは金庫のカギそのものです。簡単な数字にすると、中のカード情報やログイン情報が全部まとめて危なくなります」

    ……ですよね。

    言われてみれば当たり前なんです。玄関の鍵が開けにくいからといって、鍵穴を大きくしたら意味がない。

    でもジーニーは、そこで終わりませんでした。

    「直ちゃんの困りごとは『1日に何回も聞かれること』ですよね。それ、パスワードを弱くしなくても消せます」

    私の願いは「簡単な数字にすること」だと思っていたけれど、本当の願いは「何回も打ちたくない」だった。ジーニーは、そっちを見ていたわけです。

    ■ 保管庫は一つ、入口は四つ

    そこから、状況を調べてもらいました。

    私がいつも開いていたのは、インターネットの画面の中で動く「ブラウザ版」というものでした。パソコンにインストールして使う「アプリ版」とは別物です。

    このへんが、69歳にはややこしい。同じ1Passwordなのに、種類があるなんて思ってもみませんでした。

    ジーニーの説明はこうです。

    契約している1Passwordは一つ。パスワードのデータも、雲の上に一か所。そこに入るための入口が、何種類かある。

    ・パソコンのブラウザ版(私が使っていたもの)
    ・パソコンのアプリ版
    ・ブラウザの拡張機能
    ・iPhoneのアプリ

    どの入口から入っても、中身は同じ。

    そして、ブラウザ版は仕組み上、しばらく放っておくと必ず鍵がかかる。だから何回も聞かれていた。

    不便だったのは、私の腕前のせいでも、設定のせいでもなかった。ただ、遠いほうの入口から入っていただけでした。

    ちなみにiPhoneのほうは、顔を向けるだけでスッと開いていました。あれは、はじめからアプリ版だったんですね。楽なほうの入口を、スマホでは無意識に使っていたわけです。

    ■ アプリは、とっくにパソコンの中にいた

    「じゃあパソコンにもアプリ版を入れましょう」ということになり、公式サイトからダウンロードのボタンを押しました。

    そうしたら、こう出ました。

    「1Password は既にインストールされています」

    ……入ってた。

    ずっと前から、パソコンの中にいたんです。私が気づかずに、わざわざ遠いほうの入口を毎日たたいていただけでした。

    ここは笑うところです。

    ■ 会社のパソコンには、そもそも鍵が無かった

    もう一歩進めて、「顔や指紋、暗証番号だけで開くようにしましょう」という話になりました。

    私のパソコンは職場のものですが、一人部屋で他の人が使うことはまずありません。その話をしたら、ジーニーはこう言いました。

    「そのパソコン、立ち上げたとき何か聞かれますか」

    聞かれません。電源を入れたら、そのまま使えます。

    「では、その設定にすると、パソコンを開いた人は誰でも1Passwordの中身が全部見られることになります。金庫の扉を開けっぱなしにするのと同じです」

    これも、言われるまで考えたことがありませんでした。故障して修理に出すとき。返すとき。誰かが部屋に入ってきたとき。私が思っている「一人だけ」は、案外一人ではない。

    そこで、Windowsのほうに4桁の暗証番号を付けようとしました。ところが設定画面には赤い字で、

    「このサインイン オプションを使用するには、パスワードを追加する必要があります」

    つまり、このパソコンにはそもそも元の鍵が無いので、短い暗証番号も作れない、と。

    会社のパソコンを勝手にいじると後で面倒になることもあるので、ここは触らないことにしました。

    ■ 直したのは、設定ではなく「入口」

    結論はこうでした。

    私の1Passwordの設定は、すでに「1日1回だけ聞く」になっていた。それなのに何回も聞かれていたのは、ブラウザ版を開いていたから。

    だから、直すのは設定ではなく、開き方。

    アプリ版のアイコンを、画面の一番下の段(タスクバー)にピン留めする。これからはそこから開く。それだけ。

    1日に何回も、が、1日1回に。設定は何も変えていません。

    ■ ついでに、一番下の段が賑やかになった

    せっかくなので、よく使うものも並べてしまいました。

    iCloudは、デスクトップのアイコンから開いて、下の段に出てきたアイコンを右クリックして「タスクバーにピン留めする」。これで完了。

    Yahoo!メールは少し違いました。ショートカットをそのまま持っていくと、ブラウザのマークになってしまって見分けがつかない。それをジーニーに言ったら、「サイトをアプリとして入れる」という方法を教わりました。おかげで赤い専用アイコンで並んでくれています。

    パソコンの一番下の段が、今日いちばん賑やかになりました。ここから何でも呼び出せる。デスクトップのアイコンを目で探さなくていい。これが地味にありがたい。

    ■ 今日わかったこと

    一つめ。困ったとき、自分が思いついた「解決策」を言うより、「今こうなっていて、これが嫌だ」と言ったほうがいい。

    私は「番号を簡単にしたい」と言いました。でも本当に伝えるべきだったのは「1日に何回も打つのが嫌だ」でした。前者のまま進んでいたら、金庫の鍵をゆるくして満足していたはずです。

    二つめ。うまくいかないとき、原因が「自分の使い方が下手だから」とは限らない。今回は、ただ入口が違っただけでした。

    三つめ。安全と便利は、いつも反対側にあるとは限らない。今日の答えは、安全なまま便利になりました。そういう道が必ずどこかにある、と思っておくくらいで、ちょうどいいのかもしれません。

    69歳。まだまだ、遠いほうの扉をたたいている気がします。

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  • 69歳、パソコンの一番下の段を片づけた ― アイコンには「住人」と「お客さん」がいた・・・

    69歳、パソコンの一番下の段を片づけた ― アイコンには「住人」と「お客さん」がいた・・・

    パソコンの画面が、だんだん散らかってくる。

    アイコンが増えて、どれが何だか分からなくなる。分からなくなると、探すのに時間がかかる。探すのに時間がかかると、パソコンを開くのが億劫になる。

    だから私は、ときどき片づける。

    今回片づけたのは、画面の「一番下の段」。あの、いつも横一列にアイコンが並んでいる細長い帯のことだ。名前を知らなかったが、タスクバーというらしい。

    たった30分の片づけだったが、69年生きてきて初めて知ったことが、いくつもあった。

    ■ 第1章 「消したら、アプリごと消えるんじゃないか」

    きっかけは、AIのアプリだった。

    私はAIのClaude(クロード)というアプリを毎日使っている。これまではデスクトップ(机の上のような、あの広い画面)にアイコンを置いていたのだが、今回タスクバーのほうにも置くことができた。

    同じアイコンが二つある状態だ。

    「じゃあ、デスクトップのほうは消していいよね」

    そう思ったものの、指が止まった。消したら、アプリそのものがパソコンから消えてしまうんじゃないか。そうなったら、また一からやり直しである。

    AIに聞いてみた。答えはこうだった。

    デスクトップにあるのは「ショートカット」といって、いわば近道の案内看板。看板を外しても、建物そのものは残っている。

    アイコンの左下に、小さい矢印マークが付いていたら、それが「これは看板ですよ」という目印なのだそうだ。

    見てみたら、たしかに付いていた。二年以上毎日見ていた画面なのに、初めて気がついた。

    ■ 第2章 デスクトップと、下の段は「別物」

    もうひとつ心配だったのが、デスクトップのアイコンを消したら、下の段のアイコンまで道連れになるんじゃないか、ということ。

    これも大丈夫だった。

    下の段に置くことを「ピン留め」という。画鋲で留めるイメージだ。ピン留めは、デスクトップのショートカットとはまったく別に登録されている。だから片方を消しても、もう片方は平気で残る。

    安心して、デスクトップのアイコンを右クリック、「削除」。

    ちなみに削除といっても、いったんゴミ箱に入るだけ。もし間違えても取り出せる。この「取り返しがつく」という一言があるだけで、ずいぶん指が動きやすくなる。

    ■ 第3章 使っていないアプリに、出ていってもらう

    勢いがついたので、ついでに下の段も整理することにした。

    並んでいたのは八つほど。そのうち三つは、正直まったく使っていない。メールソフト、AIのアシスタント、それから他のパソコンを遠隔で操作するソフト。

    やり方は簡単だった。

    アイコンを右クリックして、出てきたメニューの下のほうにある「タスクバーからピン留めを外す」をクリックするだけ。

    これもアプリが消えるわけではない。使いたくなったら、左下のWindowsマーク(スタートボタン)から探して、また留め直せばいい。

    三つとも、すっと消えた。気持ちがいい。

    ■ 第4章 パワポだけ、追い出せない

    ところが、一つだけ言うことを聞かないやつがいた。

    PowerPoint(パワーポイント)である。

    右クリックしても、「タスクバーからピン留めを外す」が、どこにも出てこない。何度やっても出てこない。

    私はてっきり、自分のやり方が間違っているのだと思った。押す場所が違うのか、順番が違うのか。

    その画面をそのままAIに見せたら、返ってきた答えに、思わず声が出た。

    「パワポは、もともとピン留めされていません」

    どういうことか。

    パワポは、そのとき私が開いて使っていた。開いているアプリは、ピン留めしていなくても、その間だけ下の段に顔を出す。つまりパワポは「住人」ではなく、たまたま来ていた「お客さん」だったのだ。

    住んでいない人に「出ていってください」とは言えない。だからメニューにも出てこない。

    証拠は、私が撮ったスクリーンショットの中にちゃんと写っていた。右クリックで出たメニューに「タスクバーにピン留めする」と書いてあったのだ。それは「この人はまだ住んでいませんよ」という意味だった。

    パワポを閉じたら、アイコンは何もしないのに消えた。

    ■ 第5章 見分け方は、足元の細い線

    住人とお客さんは、どうやって見分けるのか。

    アイコンの下をよく見ると、細い線が引いてあるものがある。あれが「いま開いていますよ」の印なのだそうだ。

    線があれば、今動いている。線がなければ、留めてあるだけで待機中。

    言われてみればずっとそこにあった線なのに、意味を知らずに何年も眺めていた。パソコンというのは、こういうことばかりである。

    ■ まとめ ― 分からないのは、自分のせいとは限らない

    片づけが終わった画面を見て、しみじみ思ったことがある。

    パワポが外せなかったとき、私は「自分のやり方が悪い」と思い込んでいた。ITのことになると、うまくいかない理由をつい自分の腕前のせいにしてしまう。

    でも実際は、そもそも外す必要がなかっただけだった。

    分からないときは、消したり押したりする前に「これは何者なのか」を確かめる。それだけで、無駄な格闘がひとつ減る。AIに聞くときも「どうやるの?」ではなく「こういう画面になっているんだけど」と今の状況をそのまま見せたほうが、答えが早い。

    そして片づけの本当の効果は、画面がきれいになることではないと思っている。

    どこに何があるか自分で分かっている、という状態。あの安心感が、次にパソコンを開く一歩を軽くしてくれる。

    69歳。まだまだ、家の中の整理も、パソコンの中の整理も、途中である。

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  • 69歳、遠回りの達人だった ― QRコードとスクショ、二つの近道を教わった話

    69歳、遠回りの達人だった ― QRコードとスクショ、二つの近道を教わった話

    今日は、自分でも笑ってしまった一日でした。

    同じ日に二回、AIから「直ちゃん、それ、遠回りだよ」と言われたのです。

    しかも二回とも、自分では「これがふつうのやり方だ」と信じきっていました。遠回りをしている人は、遠回りをしていることに気づかないんですね。

    今日はその二つの話を書きます。

    ■ その一 ― 五日前のQRコードが、もう古かった

    友だちに「ブログ見せてよ」と言われることがあります。そのたびにURLを口で伝えるのは大変なので、私はQRコードを四つ並べた画像をスマホに入れて持ち歩いていました。

    ①私のLINE
    ②ホームページ
    ③記事の一覧
    ④書類整理室のLINE

    この四枚を一枚の紙にまとめた画像です。カメラを向けてもらえば、それで済む。我ながらいい思いつきだと思っていました。

    ところが画像が少し古くなってきたので、AIに「これを作り直して」とお願いしたら、こう返ってきたのです。

    「③がGoogleで検索するQRになってるよ。先週、記事いちらんのページができたから、そこに直接飛ばせるようになったよ」

    ……あっ。

    思い出しました。このQRを作ったのは五日前です。そのときはブログのトップページが別のページになっていて、記事の一覧を見せる場所がなかった。だから苦しまぎれに「Googleでブログ名を検索する」というQRにしていたのです。

    その後、記事いちらんのページを作りました。作ったことは自分でも覚えています。でも、五日前に作ったQRのほうを直すことは、まったく頭に浮かんでいませんでした。

    友だちにQRを見せる。カメラを向けてもらう。すると、いきなりGoogleの検索結果が出てくる。そこから「ここです」と指でさして、ようやく記事にたどりつく。

    そんな遠回りを、私は友だちにさせていたわけです。

    作り直してもらった新しいQRは、読み込んだ瞬間に記事の一覧がバッと並びます。同じ一回のカメラで、着く場所が違う。これが遠回りとの差なんだなあ、と思いました。

    ■ その二 ― iCloudをぐるっと一周していた私

    もう一つは、AIに画面のスクショを見せるときの話です。

    私はいつも、こういう手順を踏んでいました。

    1. iPhoneでスクショを撮る
    2. パソコンを立ち上げる
    3. iCloudを開く
    4. そこからスクショをパソコンにダウンロードする
    5. ようやくAIとの会話の欄に貼り付ける

    書き出してみると、我ながらすごい大回りです。でも私は本気で「これしかない」と思っていました。「スマホで撮った写真を、パソコンに持ってくる」以外の道が、頭の中に無かったのです。

    今日、その手間くささを愚痴まじりにAIに話してみました。すると、あっさりこう言われました。

    「そのやり方はもったいないよ。スマホのAIアプリから、直接送れるんだ」

    やり方はこれだけでした。

    ・スマホでAIのアプリを開く
    ・文字を入れる欄の左にある「+」をタップ
    ・「写真」を選ぶ
    ・スクショを選んで送る

    以上。パソコンもiCloudも出てきません。

    半信半疑でやってみたら、本当に一発で送れました。今この記事のもとになったやりとりも、全部スマホから送っています。

    私はいったい、何ヶ月このぐるぐる回りをやっていたんだろう。

    ■ おまけ ― 「写真に入ってない」と騒いだ話

    じつは、この日にもう一つ小さな騒動がありました。

    AIが「スクショを撮ったら自動で写真に保存されてるよ」と言うので、写真アプリを開いてみたのですが、どこにも見あたらない。

    「スクショを撮っただけでは、写真に保存されてないんだ」

    そう報告しました。半分、勝ち誇っていました。AIも間違えることがあるんだな、と。

    ところが、もう一度ちゃんと探したら、しっかり入っていました。

    私が見ていたのは「コレクション」という画面でした。撮ったばかりの写真を見るには「ライブラリ」のほうを開かないといけなかったのです。

    保存されていなかったのではなく、私が違う部屋のドアを開けていただけでした。

    ■ 今日わかったこと

    二つの遠回りには、共通点がありました。

    どちらも、はじめた時点では正しかったのです。

    QRをGoogle検索に飛ばしたのは、そのとき記事一覧のページが無かったから。iCloudをぐるっと回っていたのは、そのとき他の方法を知らなかったから。当時の私は、ちゃんと考えて、その道を選んでいます。

    問題は、状況が変わったあとも、同じ道を通りつづけたことです。

    道はできていた。でも私は、昔のけもの道を歩いていた。

    そして厄介なのは、遠回りしているあいだ、本人にはまったく自覚がないということです。不便だとも思っていない。むしろ「うまくやれている」とすら思っている。

    だから、今日いちばんの発見はこれでした。

    AIに「今、私はこうやっています」と話してみること。

    質問ではなくて、報告でいいのです。

    「こうやってるんだけど、めんどくさいんだよね」

    たったこれだけで、「それ、もっと近い道があるよ」と教えてもらえる。自分では気づけない遠回りを、外から見てもらう。これがいちばん効く使い方かもしれません。

    元自衛官のくせに、地図の読み方がなっていなかった。そんな一日でした。

    でも、遠回りに気づけた日は、いい日です。明日からは少し早く着けるのですから。

  • 69歳、無料で「見張り番」を雇った ― Googleアラートで大会のエントリーを逃さない

    69歳、無料で「見張り番」を雇った ― Googleアラートで大会のエントリーを逃さない

    私は、絶対に見逃したくないインターネットの情報がありました。

    今年初めてエントリーしようと決めたオープンウォーター大会『館山 OWS 2026』の情報です。

    この大会は、大会開催日は7/20(海の日)と決まってますが、申し込み開始がまだでした。

    人気の大会は、募集が始まって数日で定員に達してしまう。うっかり見落とせば、一年待ちです。だから私は毎日、大会の公式サイトを開いては閉じ、開いては閉じ、を繰り返していました。「まだかな、まだかな」の日々です。

    その私に、相棒のAI(ジーニー)が教えてくれたのが「Googleアラート」でした。一言でいうと、無料で雇える見張り番。設定は1分。以来、私は公式サイトを見に行くのをやめました。向こうから知らせに来てくれるようになったからです。

    第1章:Googleアラートは「私専用の見張り番」

    仕組みはとても単純です。「この言葉が新しくネットに出てきたら教えてね」と登録しておくと、Googleが世界中のサイトを見回って、見つけた瞬間にメールで知らせてくれる。それだけ。

    私はこれを「見張り番を雇う」と理解しました。しかも無料。しかも24時間、文句も言わずに見張り続けてくれる。こんな働き者を雇わずにいた自分が惜しくなりました。

    私が登録したのは、『館山 OWS 2026』(大会の名前)です。

    すると本当に、Gメールに、エントリー開始のお知らせが、メールで届いたのです。毎日サイトを覗きに行っていたあの労力が、たった1分の設定で消えました。

    第2章:設定は本当に1分だった

    やることは4つだけです。

    一、ブラウザで google.com/alerts を開く。このとき、いつも使っているGmailにログインした状態で開くのが大事。ログインしていないと保存できません。

    二、検索ボックスに、知りたい言葉を入れる。私の場合は大会名『館山 OWS 2026』です。

    三、「オプションを表示」を押して、少しだけ設定を整える(次章で説明します)。

    四、「アラートを作成」を押す。以上、完了。

    打ち込んでいる途中で、検索ボックスの下に「こういう記事が引っかかりますよ」というお試し表示が出るのが親切でした。網の目が粗すぎるか細すぎるか、その場で確かめられるのです。

    第3章:ひとつだけ、必ず変えたい設定

    オプションの中に「件数」という項目があります。ここが初期設定では「上位の結果のみ」になっていることがあって、これを「すべての結果」に変えるのがコツだと教わりました。

    理由を聞いて納得しました。「上位のみ」だと、Googleが「これは重要そう」と判断したものだけが届く。つまり、私にとって大事な小さな情報が、機械の判断で間引かれてしまうのです。見張り番に「大事そうな来客だけ取り次いで」と頼むか、「来た人は全員知らせて」と頼むか。私が知りたいのは、有名かどうかではなく「エントリーが始まったかどうか」。だから全員取り次いでもらう方がいい。

    ほかは、頻度は「その都度」(見つけた瞬間に知らせてほしいので)、言語は日本語、地域は日本。これで私の用は足りました。

    第4章:網は、何枚も張っていい

    もうひとつ、目からウロコだった助言。

    「アラートは複数登録していいんです」

    というのも、同じ大会でも、書き手によって表記が違うのです。正式名称で書く人、略称で書く人、年号を付ける人、付けない人。ひとつの言い方だけで見張っていると、別の言い方で書かれた記事をまるごと取りこぼします。

    だから私は、大会名の言い方を変えて3種類登録しました。全部無料です。同じ記事の通知が二重三重に来ることもありますが、ジーニー曰く「重複通知は、見落としよりマシ」。まったく同意です。網は、何枚張ってもタダなのです。

    不要になったアラートは、同じ画面からいつでも削除・編集できます。気軽に増やして、気軽に減らす。それでいい道具でした。

    第5章:大会以外にも、使い道はある

    慣れてくると、他にも見張らせたいものが出てきました。

    自分のブログ名。ネット上で誰かが取り上げてくれたときに気づけます(まだ通知は来ていませんが、待つ楽しみです)。それから、気になっているテーマのニュース。欲しい品物のセール情報。要するに「毎日検索してしまうもの」があれば、それは見張り番に任せられる仕事です。

    考えてみれば、毎日サイトを覗きに行くのは、郵便が来ていないかポストを何度も見に行くのと同じでした。ポストの方から「来ましたよ」と言ってくれるなら、こんなに楽なことはありません。

    むすび:待つ時間を、返してもらった

    Googleアラートを使い始めていちばん変わったのは、時間ではなく気分でした。「見落としたらどうしよう」とソワソワしなくなったのです。見張り番がいる、という安心感。

    69歳になって思うのは、便利な道具というのは、作業を早くしてくれるものだけではないということ。心配を減らしてくれる道具も、立派な便利な道具です。

    無料で、1分で、誰でも雇える見張り番。もし「毎日チェックしに行っている何か」がある方は、今日、雇ってみてはいかがでしょう。

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  • 69歳、ITの専門用語をぜんぶ「賃貸マンション」で例えてみた ― ドメイン?サーバー?DNS?

    69歳、ITの専門用語をぜんぶ「賃貸マンション」で例えてみた ― ドメイン?サーバー?DNS?

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    以前、ブログのドメイン設定で1ヶ月以上ハマった話を書きました。あの記事には「DNS」「CMS」「ドメイン」と、聞き慣れない言葉がたくさん出てきました。実は白状すると、ハマっていた当時の私は、意味も分からないまま操作していたのです。呪文を唱えながら、呪文の意味を知らない。そりゃハマります。

    あとから相棒のAI(ジーニー)と一緒に、用語を一つずつ「身近なもの」に言い換えてみたら――急に怖くなくなりました。今日はその言い換え集です。専門家から見れば多少ズレた例えかもしれませんが、まずはイメージを掴むのが先。「あ、そういうことか」と思ってもらえたら勝ちです。

    用語①:CMSは「お店の厨房システム」

    CMSとは「記事を管理する仕組み」のこと。

    昔は、ブログを書くのにHTMLという難しい言語を一から手で書く必要がありました。料理人が全部一から作る状態です。今はCMSのおかげで、管理画面でWordのように文字を打つだけで記事が公開できる。注文を入力するだけで料理が出てくる、あの仕組みです。

    世界で一番使われているCMSが「WordPress」。このブログもWordPressで動いています。誰かに聞かれたら、こう答えれば十分です。「ブログを簡単に書けるようにしてくれる仕組みだよ。WordPressがその代表格」。

    用語②:「ドメイン管理」と「DNS管理」は別の仕事

    これ、私が一番混乱したところです。似たような顔をして、実は別物なのです。

    ドメイン管理は「ai-naochan.com という名前の所有権を持つこと」。年間の維持費を払って「この名前は私のものです」と登録する仕事で、やってくれる会社を「レジストラ」と呼びます。

    DNS管理は「その名前にアクセスが来たら、どのサーバーに案内するか」を決める仕事。

    普通はこの2つ、別々の会社で管理することが多くて、管理画面を2つ行ったり来たりすることになります。私が使っているCloudflareという会社は両方を1つの画面でできるので、そこが気に入って選びました。

    用語③:httpは「ハガキ」、httpsは「鍵付き宅配便」

    アドレスの頭についている、あれです。「s」が1文字付くだけで、安全性が全然違います。

    httpは通信が暗号化されていない。ハガキで手紙を送るようなもので、途中で誰かに見られたら中身が読めてしまいます。httpsは暗号化されている。鍵付きの宅配便なので、途中で盗み見られても読めません。sは「Secure(安全)」のs。

    パスワードを打つとき、買い物をするとき、この「s」が命綱です。今はhttpsが標準で、httpのままだとブラウザに「危ないサイト」扱いされ、検索順位まで下がるそうです。ブラウザのアドレスバーに鍵マークが出ていたら「鍵付き宅配便で通信中」のしるし。今度、見てみてください。

    用語④:ブログは「4階建て」でできている ― 賃貸マンションの例え

    さて本丸です。ブログが表示される仕組みは、4つの要素でできています。私はこれを「賃貸マンションを借りて住む流れ」で理解しました。

    一、表札(ドメイン)。「ai-naochan.com」という住所を自分の名前で登録する権利。年間維持費を払う限り、この住所は私のもの。

    二、郵便屋さんへの届け出(DNS)。「この住所宛の手紙(アクセス)が来たら、〇〇番地のマンションに届けてください」と登録する仕事。

    三、マンションの部屋(サーバー)。実際に借りる物件で、ここに荷物(ブログのデータ)を置きます。私が借りているのはConoHa WINGという部屋です。

    四、部屋の家具・内装(WordPress)。部屋の中をどう飾って、どう使うか。記事を書いたりデザインを整えたりする道具です。

    読者さんが「ai-naochan.com」と入力すると、表札→郵便屋さん→ConoHaの部屋→WordPressのブログ画面、という順で届く。この4つが揃って、初めて世界中から訪ねてもらえるのです。

    おまけ:あの1ヶ月の迷子を、この例えで振り返ると

    私のドメイン地獄も、この例えなら一言で説明できます。

    私は表札を作って、郵便屋さんに「この住所の手紙はConoHaの部屋へ」と届け出たつもりでした。ところが届け出用紙の住所欄に、意図しない文字が紛れ込んでいた。郵便屋さんは「そんな住所、知りません」と手紙を突き返し続け、1ヶ月以上、私のマンションには誰も訪ねて来られなかったのです。

    直したのは、間違った届け出を取り消して、正しい届け出を出し直す。それだけ。たった1か所の住所表記ミスに、69歳は1ヶ月悩んだのでした。

    むすび:例えてしまえば、怖くない

    専門用語は、一度「身近なもの」に例えてイメージを掴むと、急に怖くなくなります。私も「IT用語は苦手」と思い込んでいましたが、マンションの話にしてみたら「結局そういうことか」と腑に落ちました。

    分からない言葉に出会ったら、覚えようとする前に、例えてみる。69歳からのIT勉強法として、これはかなりおすすめです。

    ちなみに、私が借りている「マンションの部屋」はこちら。初心者の私でも借りられて、いまも快適に住めています。

    ConoHa WING(私が借りている「マンションの部屋」はこちら)

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  • 「このQRコード、何だっけ?」問題を、スマホ1台で解決する方法

    「このQRコード、何だっけ?」問題を、スマホ1台で解決する方法

    みなさん、こんにちは。元自衛官の直ちゃんです。

    先日、こんなことがありました。

    友だちに見せようと思って、スマホの「お気に入り」にQRコードを何枚も保存しておいたんです。自分のブログ、LINE、いろいろ。準備は万端のつもりでした。

    ところが、いざ見返してみたら――

    「あれ? このQRコード、何のやつだっけ?」

    保存した本人が、さっぱり分からない。我ながら笑ってしまいました。

    QRコードって、白黒の四角い模様でしょう。見ただけでは中身がまったく分からないんですね。

    かといって、もう1台べつのスマホで読み取れば分かるけれど、そんな都合よく2台目なんて、そうそう持っていない。

    ……と思っていたら、なんと。スマホ1台だけで中身を確かめる方法があったんです。しかも、とても簡単。今日はそれをご紹介します。

    ■ やり方は「長押し」するだけ

    写真の中のQRコードを、指でぐっと押さえるだけです。

    1. 「写真」アプリを開いて、確かめたいQRコードの写真を画面いっぱいに表示します
    2. QRコードの黒い模様の上を、指で1〜2秒ぐっと長押しします
    3. すると小さなメニューが出てきて、「Safariで開く」などのリンクが表示されます
    4. それを押せば、そのQRがどこへ飛ぶのか、その場で分かります

    たったこれだけ。カメラを構える必要も、2台目のスマホもいりません。拍子抜けするほど簡単でした。

    ■ ところが、ここでちょっとした事件が

    さっそく、自分のQRを確かめてみたんです。そうしたら――

    自分のLINEのQRを開いた瞬間、こう出ました。

    「自分自身を追加することはできません」

    ……いや、追加しようとしてないんだけどな(笑)。

    別のQR(私の「AI書類整理室」のLINE)を開いたら、今度は友だち追加の画面ではなく、いきなり過去のやり取りの画面にスーッと飛んでいく。

    「これ、壊れてるんじゃないか?」と、一瞬あわてました。

    ■ でも、理由は単純だった

    よくよく考えたら、種明かしはこうです。

    どちらも「私自身」が「私のQR」を読んでいるから、こうなるんですね。

    ・自分を友だち追加することはできないので「追加できません」と出る
    ・すでに友だちになっている相手のQRだと、追加画面ではなく、そのままトーク画面に入る

    つまり、自分で確かめると「自分だから」ちょっと違う画面になるだけ。相手――つまり友だちから見れば、どちらもちゃんと正しく動くんです。

    というわけで、結論。

    私のQRコード、心配ご無用。全部、友だちに渡してOKでした。

    慌てて損した、69歳の昼下がりでありました。

  • 69歳、「パスワードが間違ってます」地獄から生還した ― 1Passwordは鍵の金庫だった

    69歳、「パスワードが間違ってます」地獄から生還した ― 1Passwordは鍵の金庫だった

    「パスワードが間違ってます」。

    この一行に、どれだけ苦しめられたことか。ちゃんとパスワード管理アプリから入力したのに、間違ってますと言われる。私は正しいことをしているはずなのに、画面は赤い文字で私を責める。69年生きてきて、機械に濡れ衣を着せられる日が来るとは思いませんでした。

    今日は、この「間違ってます」地獄から生還した話です。相棒のAI(ジーニー)に教わって、原因も直し方も分かりました。同じ地獄にいる方、この記事は救命ボートです。

    第1章:1Passwordは「鍵の金庫」

    私はパスワード管理に「1Password(ワンパスワード)」というアプリを使っています。毎朝のブログ作業も「まず1Passwordを開く」から始まるくらい、生活の一部です。

    仕組みを一言でいうと、鍵の金庫。サイトごとに引き出しがあって、それぞれにIDとパスワードが入っている。ログインのたびに、金庫番が「はい、楽天銀行の鍵です」と差し出してくれる。私は執事に鍵を預けている主人、というわけです。

    便利です。便利なのですが――この執事と私の間に、深刻なすれ違いがあったのです。

    第2章:犯人は、あのポップアップだった

    ログインのあとに、四角い小窓がひょいと出てきます。「この鍵、金庫に保存しますか?」というお伺いです。ボタンは3つ。「新しいアイテムとして保存」「既存のアイテムを更新」「保存しない」。

    正直に白状します。私はこれを、雰囲気で押していました。なんとなく「保存」と付くほうが安心な気がして、ポチ。

    これが地獄の入り口でした。

    たとえばログインに失敗した直後に「既存のアイテムを更新」を押すと、どうなるか。金庫の中の正しい鍵が、いま間違えたばかりの鍵に上書きされるのです。執事は忠実ですから、主人が「これが新しい鍵だ」と言えば、正しい鍵を捨てて間違った鍵を大事にしまいます。次のログインで「間違ってます」。そりゃそうです。間違った鍵を渡されているのですから。

    さらに「新しいアイテムとして保存」を何度も押していると、同じサイトの引き出しが2つも3つもできる。執事はどの鍵を渡すべきか分からず、日によって違う鍵を差し出す。開いたり開かなかったりの怪奇現象は、これが正体でした。

    第3章:覚えるのは「3つの自問」だけ

    ジーニーに教わった解決法は、拍子抜けするほど簡単でした。小窓が出たら、頭の中で3つ自問するのです。

    一、「このサイト、初めて?」――初めてなら「新しいアイテムとして保存」。
    二、「さっきパスワード変えた?」――変えたなら「既存のアイテムを更新」。
    三、「どっちでもない?」――なら「保存しない」。

    そして最重要の鉄則がこれ。迷ったら「保存しない」。保存しなくても、金庫の中身は何も消えません。いつものログインなら、そもそも保存し直す必要がないのです。「保存しない」は冷たいボタンではなく、安全な逃げ道でした。

    特に、ログインに失敗した直後・パスワード再設定メールから飛んだ画面・2段階認証のコード入力画面。この3つの場面では「保存しない」一択だそうです。

    第4章:壊れてしまった鍵の直し方

    すでに「間違ってます」になってしまった鍵は、どうするか。一番確実なのは、サイト側でパスワードを再設定してしまうことでした。

    「パスワードを忘れた方」のリンクから再設定画面へ進み、新しいパスワードは1Passwordの「強力なパスワード生成」機能で作る。自分で考えた「ペットの名前+誕生日」より、はるかに頑丈な鍵を一瞬で作ってくれます。設定したら、今度こそ小窓で「既存のアイテムを更新」。最後に、増殖していた重複の引き出しを削除して、金庫の中を一件一鍵に整理する。

    これで執事との関係は完全に修復されました。

    第5章:全部いっぺんに直そうとしない

    もう一つ、ジーニーの助言で膝を打ったのがこれ。「直す順番を決めましょう」。

    最優先は銀行・証券・クレジットカードなど、お金が絡むサイト。次がメール。メールは全サイトのパスワード再設定の起点なので、ここを乗っ取られると連鎖被害になるのだそうです。SNSやその他は、時間のあるときで構わない。

    全部いっぺんにやろうとすると、途中で嫌になって全部やらない。69年の人生経験と完全に一致する助言でした。掃除も片付けも、そしてパスワードも、大事なところから一つずつ、です。

    むすび:金庫番と仲直りして

    いま、私と1Passwordの関係は良好です。毎朝すっと開いて、すっとログインできる。あの赤い文字を見ない朝が、こんなに気持ちいいとは。

    悪かったのは執事ではなく、雰囲気でボタンを押していた主人のほうでした。道具は、使い方を分かってはじめて道具になる。「迷ったら保存しない」――同じ小窓に悩まされている方は、まずこれだけ持ち帰ってください。

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  • 69歳、AIに「キャバクラで心を持っていかれた理由」と命名されていた話

    69歳、AIに「キャバクラで心を持っていかれた理由」と命名されていた話

    こんにちは、直ちゃんです。

    私は毎日、AIのジーニー(Claudeというんですが、私はこう呼んでいます)とおしゃべりしています。ブログのこと、税金のこと、水泳大会のこと、なんでもです。

    そうすると当然、チャット(会話の部屋)がどんどん増えていきます。

    先日ふと思って、ジーニーに聞いてみました。

    「今は、ブログ関係だけピン留めして、あとは聞きたくなったことをその都度、新しいチャットで話してるけど、もっといい方法ある?」

    ジーニーは、いつものように丁寧に教えてくれました。

    「直ちゃん、今のやり方はもうかなり良いよ。その上でおすすめなのが、チャットの名前を自分でつけ直すこと。たとえばスクショの『キャバクラで心を持っていかれた理由』みたいに、Claudeが自動でつけた名前だと、後から探しにくいよね」

    ……ずきーん。

    ちょっと待って、ジーニー。さらっと言ったね、今。

    そうなんです。私のチャット一覧には、AIが自動でつけた「キャバクラで心を持っていかれた理由」という題名が、堂々と鎮座していたのです。

    言い訳をさせてください。これは友人との食事会のあと、その日のお店の話をジーニーに報告した、ただそれだけのチャットです。中身は健全そのもの……のはずです。たぶん。

    でも、AIがつけた題名だけを見ると、69歳の男が夜な夜なAIに人生相談をしているようにしか見えません。しかも「心を持っていかれた理由」って。理由を分析までされている。

    このフレーズがあんまり見事だったので、消える前にあわててスクショを撮り、こうしてブログのネタにした次第です。AIというのは、こちらが思っている以上に、会話の本質をつかんでいるのかもしれません。恐ろしい子です。

    さて、せっかくなので、このときジーニーに教わった「チャット整理術」を、同じくAIとおしゃべりを楽しんでいるみなさんにもおすそ分けします。私と同じシニア世代でも、すぐできる3つです。

    1つ目。チャットの名前は自分で変えられます。

    パソコンなら、左側の一覧でチャット名にマウスを乗せると、右端に「…」(点が3つ)が出ます。そこを押して「名前を変更」。これだけです。私はこれを知りませんでした。ずっと、AIがつけた名前は変えられないものだと思っていたのです。

    2つ目。名前の頭に【 】で分類をつけると、あとで探しやすい。

    たとえば【青色申告】【ブログ】【単発】のように、頭に目印をつけておくのです。一覧を見たとき、パッと仕分けができます。紙のファイルの背表紙にラベルを貼るのと同じ理屈ですね。この方式なら、私たち世代にもなじみがあります。

    3つ目。左上の「検索」窓で、昔のチャットを探せます。

    キーワードをひとつ入れるだけで、関係するチャットがずらっと出てきます。だから実は、整理が多少ゆるくても大丈夫。ピン留めは「今よく使う数個だけ」にして、あとは検索で呼び出す。これでチャット一覧はスッキリです。

    ジーニーいわく、「整理は、直ちゃん自身が見つけやすくするためのもの。ジーニーは過去の会話を検索して思い出せるから、『前に話したあれだけど』で通じるよ」とのこと。

    なるほど。AIは全部覚えている。

    ……ということは、私が「キャバクラ」の題名を変更しても、ジーニーの記憶からは消えないということですね。

    例の題名は、記念にそのまま残しておくことにしました。

    それでは、また。

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  • 69歳、自分の記事に広告を貼ってみた ― 続・A8.netドタバタ記

    69歳、自分の記事に広告を貼ってみた ― 続・A8.netドタバタ記

    ※本記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。

    前回、A8.net(エーハチネット)への登録ドタバタ記を書きました。今回はその続編です。登録しただけでは一円にもなりません。広告を記事に貼って、初めてスタートラインです。

    というわけで昨日、相棒のAI(ジーニー)と一緒に、いよいよ「広告を貼る」作業に挑戦しました。結論から言うと、無事完了。でも道中は、例によってドタバタでした。

    なお、今回はスクショが一枚もありません。手抜きではなく、A8.netのルールで「管理画面のスクショを記事に載せてはいけない」と決まっているのです(うっかり載せると提携解除もあり得るそうで)。ジーニーが注意書きの隅から見つけてくれました。細かい字は読むものですね。

    第1章:「審査あり」の四文字にビビる

    まず貼りたかったのは、A8.net自身の会員募集の広告です。「私はこれに登録しました」という記事を書いたのだから、その入り口を置くのが筋というもの。

    プログラムを検索して詳細を見ると、アイコンに「審査あり」の四文字。……審査。この歳になっても、審査という言葉は心臓に悪い。運転免許の更新ですら前の晩は少しソワソワするのです。

    覚悟を決めて「提携申請をする」ボタンを押しました。すると画面には、緑の文字で「提携完了」。

    即承認でした。前回のConoHa WINGに続いて、拍子抜け二連発。ビビって損をするのは、いつも自分です。

    第2章:素材選びは、また服選び

    提携できたら、次は貼る広告の素材選び。今回も候補がずらりと並びます。バナーの大きいの小さいの、文章だけのもの、メール用のもの。全部見ていたら日が暮れます。

    ここでジーニーの出番。数字を見て3つに絞ってくれて、私は「選ぶだけ」。この方式、本当に楽です。

    面白かったのは、成績が一番良いのは派手なバナーではなく、地味な「文章タイプ」のリンクだと教わったこと。読んでいる文章の流れの中にあるリンクのほうが、押してもらえるのだそうです。広告も、目立てばいいというものではないのですね。人間と同じです。

    で、結局私が選んだのは「文章タイプと、バナーの両方」。迷ったら両方。69歳、欲張りは健在です。

    第3章:記事の中に、謎の「壊れたブロック」

    さて貼るぞ、と前回の記事の編集画面を開いたら、記事の途中に見慣れない白い枠がありました。

    「このブロックには、想定されていないか無効なコンテンツが含まれています」

    なんだこれは。隣には青いボタンで「復旧を試みる」。壊れたなら直せばいいじゃないか、と指が伸びかけたところで、ジーニーから待ったがかかりました。

    「復旧ボタンはまだ押さないでください。中身を確認してからにしましょう」

    言われたとおり中身を覗いてみると――空っぽでした。何かの拍子にできた、カラのゴミブロック。中身がないなら消すだけです。削除して一件落着。

    もし中に大事なリンクが入っていたら、復旧ボタンで消えていたかもしれないとのこと。教訓。青いボタンは、慌てて押さない。パソコンの世界では、ボタンより先に中身です。

    第4章:貼ったら、報告

    掃除が済んだところで、いよいよ本番。「カスタムHTML」というブロックを作って、コピーした広告のコードを貼り付けるだけ。前回のConoHaで一度やっているので、二度目は驚くほどあっさりでした。記事の途中にバナー、記事の最後に文章タイプ。定番の配置だそうです。

    そして最後にもうひと仕事。A8.netには「広告を貼った記事のURLを提出する」という窓口があるのです。貼りっぱなしではなく、「この記事に貼りました」と報告する。これをやっておかないと、提携解除の心配もあるとか。

    URLを貼り付けて、緑の「提出する」ボタンをポチリ。貼ったら報告。自衛隊でも、作業のあとの報告は基本中の基本でした。世界は違えど、道理は同じです。

    むすび:ブログは生きている

    ひとつ白状します。前回の記事に「リンクを2か所に設置」と書いたのですが、今回の作業でリンクが増えて、もうその記述は正確ではなくなりました。書いた端から現実のほうが先へ進む。ブログは生きているのだなあ、と思います。

    これで私のブログにも、広告の入り口がつきました。ここから先は、読んでくださる方と、時間の仕事です。焦らず、気長に。

    もしこの顛末記を読んで「私もやってみようかな」と思われた方がいたら、入り口はこちらです。登録は無料。69歳でもできたのですから、大丈夫です。

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