69歳の直ちゃんです。
きのう、証券会社のホームページで半日、迷子になりました。
目当ての書類が、どこにあるのか分からない。メニューが上に二段あって、右上にも別のメニューがあって、赤い帯と白い帯がある。しかもページを移動すると、その帯の中身がまるごと入れ替わる。
一度たどり着いた場所に、二度目はたどり着けません。
でも半日で、ちゃんと目当ての書類までたどり着けました。
やったことは、たったひとつです。
画面のスクリーンショットを撮って、AIに送る。
これだけ。
きょうは、この方法の話をします。パソコンやスマホの画面で迷子になったことがある方に、たぶん役に立ちます。
「うまく説明しよう」とするから、行き詰まる
私がずっと苦手だったのは、質問することでした。
パソコンの用語を覚えていないんです。「タブ」なのか「ウィンドウ」なのか、「メニュー」なのか「タスクバー」なのか、いまだにあやしい。
だから人に聞くとき、
「あの、上の四角いところの、右のほうにある、なんか横棒が三本のやつ……」
みたいな説明になってしまう。相手も困りますよね。
そして、うまく説明できないから聞くのをやめる。分からないまま放っておく。私はこれを何年も繰り返してきました。
でもAIに聞くようになって、これが解決しました。
説明しなくていいんです。画面をそのまま見せればいい。
実際にやったこと
きのうの半日を、具体的に書いてみます。
私「証券会社にログインしようとしたら、パスキーを設定しろって言われた。これ進めて大丈夫?」
(画面のスクリーンショットを1枚送る)
AI「大丈夫です。今出ている右上の白い箱は、1Passwordが『これ、私が預かりましょうか』と聞いてきている画面です。箱の中の『既存のものをアップデート』を左クリックしてください」
……見えているんです。私が今どの画面にいるか、何が表示されているか、AIには全部見えている。
だから「上の四角いやつ」なんて説明はいりません。
つづきはこんな調子でした。
私「次はこんな画面になった」(スクショ)
AI「それは今日だけの使い捨ての数字なので、保存しなくて大丈夫です。赤い『セキュリティ設定へ』を左クリック」
私「この画面は、処置することないよね?」(スクショ)
AI「その通りです。もう完了しています。右上の×で閉じてください」
私「左側のフロッピーのアイコン、うすいよ?」(スクショ)
AI「薄いのは『もう保存済みなので押す必要がない』という意味です。かわりに左上の『メニュー』から『名前を付けて保存』を使ってください」
こんなやりとりを、20回ちょっと。
半日かかりましたが、ちゃんとゴールにたどり着きました。しかも一度も「うまく説明できなくて聞くのをやめる」ことがありませんでした。
この方法のコツ、3つ
やってみて分かったコツを、3つだけ。
コツ① 説明はへたくそでいい
「これ」「これなに?」「?」
私が実際に送った言葉です。文章になっていません。
でもスクショが付いていれば、それで通じます。むしろ下手に説明しようとして時間をかけるより、画面を1枚送るほうが早い。
「うまく質問できないから聞けない」という壁が、まるごと消えます。
コツ② 迷ったら、また撮って送る
一番の収穫はこれでした。
案内どおりに押してみたけど、思っていた画面と違う。そういうとき、以前の私は「間違えた、どうしよう」と固まっていました。
いまは、そのまま撮って送ります。
「変なところ触ったらこんな画面になっちゃった」
そう送ったら、返ってきたのは
「その画面は何も壊れていません。『メンテナンス中』と出ているので、集計をお休みしているだけです」
という答えでした。
壊したかもしれない、という心配ごと自体が、スクショ1枚で解決する。
これは大きかったです。
コツ③ 「今どこにいますか」に答えてもらう
証券会社のように画面が複雑なところだと、私が今どこにいるのか、自分でも分からなくなります。
そういうときも、撮って送ればいい。
「今は投資信託のページにいるので、まず一段上に戻ります」
こうやって現在地から教えてもらえるので、迷子になっても、そのつど立て直せます。
道順を全部覚える必要はありません。一手ずつ、そのつど聞けばいい。
スクリーンショットの撮り方
念のため、撮り方も書いておきます。
Windowsのパソコン
キーボードの「Windowsマーク」と「Shift」と「S」を同時に押します。画面が少し暗くなるので、撮りたい範囲をマウスの左ボタンでドラッグして囲む。これでコピーされるので、AIの入力欄で貼り付ければOKです。
iPhone
本体の右側のボタンと、左側の音量を上げるボタンを同時にカチッと押します。
Androidのスマホ
電源ボタンと、音量を下げるボタンを同時に押します。
慣れるまでは、この記事を印刷して手元に置いておくといいかもしれません。私も大事な手順は紙に印刷して机に置く派です。
ひとつだけ、気をつけること
便利なぶん、注意点もあります。
スクリーンショットに、見せたくないものが写り込んでいないか。
口座番号、住所、電話番号、暗証番号。証券会社や銀行の画面には、こういうものがふつうに表示されています。
私も以前、ブログに載せようとしたスクショに個人情報が写っていて、AIから「この1枚は使えません」と教えてもらったことがありました。
AIに聞くぶんには大きな問題にはなりにくいですが、暗証番号やクレジットカードの番号のような、絶対に人に見せないものが写っている画面は、送らないほうがいいです。
どうしても送りたいときは、その部分を指で隠して撮るか、写らない範囲だけを囲んで撮ればいいですよ。
おわりに
「パソコンが苦手」という人の多くは、実は操作が苦手なのではなくて、質問が苦手なんじゃないかと思っています。
私がそうでした。
用語を知らない。だからうまく説明できない。だから聞けない。だから分からないまま。
でも、画面を1枚見せるだけでいいなら、この鎖はほどけます。
きのうの私は、証券会社の見づらい画面に半日つきあって、ちゃんとゴールまでたどり着きました。用語はいまだにあやしいままです。それでも困りませんでした。
もし今、画面のどこかで固まっている方がいたら。
うまく説明しようとしなくて大丈夫です。
撮って、送る。
それだけで、たいていは前に進めますよ。
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